震災前に
「 感謝 」などというと
古くさい道徳を持ち出すように思われるかもしれませんね。
しかし これが古くさく見えるというなら
そのように見させる世のなかこそ まちがっているのではないでしょうか。
人間の「 強さ・弱さ 」についていろいろと観察し 考えてみた結果
「 不平の多い人ほど 弱い 」(弱い人ほど 不平が多い) ・・・ と思うようになってきました。
自分の成長過程にかえりみてもそうで ・・・
不平・不満が減ってきたことが とりもなおさず
精神的に強くなってきたことにほかならない ようです。
「 不平のない人 少ない人が強い人 」とは ・・・ じつに簡明で 深遠な法則です。
不平の反対は 「 感謝 」です。
であるならば 感謝という徳をもちだすことは 古くさいどころか
不平ゆえに心の弱い人が かくも多い いまの世においては
ひとつの急務とさえいうべきではないでしょうか?
自由 個人主義 権利の主張 ・・・ などの はきちがえが
感謝とか 「 恩 」とかの思想を忘却させ
その結果 不平 不満のたくましく人心にはびこり
そのまた結果 精神的な拠りどころをもたぬ 心弱きものたちがふえて
ノイローゼ社会(古い用語で申しわけなし)ともいうべき世相をつくりだしてしまった
・・・ と考えるのが正しい判断なのかもしれません。
周辺にいる精神的にたくましい人たちを よく見てください。
かならずかれらは 不平をもつことが少ない人たちであるはずです。
( ではありませんか? )
もしあなたが 自分をいちじるしく弱いと自覚されるなら
あなたはまちがいなく 他人一般よりも不平が多いで人であるはずです。
( でしょう? )
不平の少ない人が 強い人 幸福な人 人生をおもしろく生きることができる人。
不平の多い人は その逆 です。
たしかに たしかに その通りであるにちがいありません。