負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

頭にきた 2

2017-03-31 17:20:15 | 原発震災避難者




推測するに ・・・ 昔の人は

精神のよりどころを

かなり「腹」「肚(はら)に感じていました


したがって

「太ッ腹」は

「太鼓腹」の意味ではなかったし


「腹のできた」 「腹の据(す)わった」人が

精神的に ・・・ 尊敬されました


怒りも 不信も

「腹に据えかねる」などと ・・・ 表現してきました


「腹の探りあい」でも ・・・ 同じです



ところが 近代ほど ・・・ 心や精神を

どうしても まずはハートへ

そして 頭脳へと結んで思う傾向が

・・・ 露わになってきました


大食や 美食や 飽食で

いつも腹ぐあいがわるく ・・・

腹と精神といった連想が

・・・ 負担になっているのかもしれません



ところで 頭に「何」が来るのか


野球フアンなら

ピーンボールのような何かを思うのでしょうね


とにかく許せない何かであり

これが ・・・ 昨今多すぎますなぁ







頭にきた 1

2017-03-31 10:00:30 | 原発震災避難者




もともとは

頭脳の働きに ・・・ 転調だか 変調だか

頭が 気が あいつ変になったみたいだぜ

・・・ と言った物言いだったが

転じて

かっと来た

怒りを覚える

腹が立つ ・・・

といった用い方に傾いてきました



「腹が立つ」も 昔からの言葉で

「立腹」の 「腹立(ふくりゅう)」のと音読みしたし

「あら腹立ちや」などとも言ってきましたが ・・・


微妙に「腹」の語感で物足りなくなったか

若い人ほど

「頭に来るぜ」

「頭に来たナ もぅ」

・・・ なんて言っていますなぁ


                             (2につづく)







口車 2

2017-03-31 05:39:50 | 原発震災避難者




詐欺師といわず

上方では 詐話(さわ)師 ・・・ というとか



欺く者は ・・・ よろしくないが

欺かれる者も ・・・ 抜けています


そこで 両成敗でもあるまいが

「話」上手の「口車」にも

いささかの遠慮だか 敬意だかをはらったのが

・・・ この「詐話師」なのかもしれません



しかし 詐話師の話をして

いきなりは恐れ多いが ・・・


渡る世間で

「口車」をあやつる上手といえば

幸か 不幸か

それは ・・・ 大臣・代議士・お役人ですかなぁ


なかには 不精に

「口車」のサービスも

「リップサービス」もしない人がいます



難儀なことには

ほんとに信頼できる人ほど 愛想がなく

・・・ 敬遠されます



思えば

「口車」の「お上手」に

じつは 乗りたいお人の方が

多い多い ・・・ 世の中なのかも知れませんね







口車 1

2017-03-30 18:51:59 | 原発震災避難者




「口車」 ・・・ なんと絶妙な言葉でしょうか


けれども

まんまと乗せられてみれば

被害軽少の「軽口」ていどなら

ま よしとしても ・・・

巧みにたくらんだ「利口」な「口車に乗せ」られて

多大の損害をうけては

・・・ 笑っていられないですなぁ



悪いことに ・・・

しかし 達者にはしる「口車」ほど

しまったと思うのは ・・・ 千里を行き

とうに車から下りての後悔に

・・・ 地団駄を踏ませるのです


その当座は

心地よろしく欲に誘われて

その「口車」を御しているヤツが

さも 千人の味方かに思われるものですよ


                                (2につづく)







腕前 4

2017-03-30 16:00:36 | 原発震災避難者




茶の湯の作法も ・・・ 「手前」といいます


点前とも書きますが

「手前」が 古い表記のようです


強いていえば

主と客とが互いに手と手で囲いあって創る場

そこで ・・・ 茶の一会が成り立ちます



「腕前」の前は

いわば ・・・ 晴れて名誉の「手並み」を競う場のようです







腕前 3

2017-03-30 13:00:46 | 原発震災避難者




「手前」という言葉もあります


「てまえ」といえば ・・・ 自分で

「てめえ」とすごむと ・・・ 相手のこと



日本語では 一人称と二人称が癒着・融合しているのが

時にミソになって便利もしますが


まさに「手前味噌」で

この味噌がまた ・・・ どんな味噌なのだか

使い道だけは知れていて

・・・ 説明はつけにくいですなぁ


(4につづく)







腕前 2

2017-03-30 10:00:14 | 原発震災避難者




よく 江戸前の前が

分かりにくいといいます


それなら 一人前の前だって

分かりにくいですね


出前や 自前の前なんて

もっとわかりません



もともと日本語の「前」には

時間的な語感と

場所の語感が

・・・ 重複しています


江戸の前の海でとれた魚で料理するから

江戸前だと聞いたこともありますが

・・・ 妙に苦しいですなぁ



「前」には

晴々しい ・・・ ある種の値打ちが

添うているらしいですよ


                           (3につづく)







腕前 1

2017-03-30 06:41:16 | 原発震災避難者




腕前 ・・・ 難儀な言葉です



例によって

用い方を間違えることはないのに


何故にその「意味」を

つまり

達者とか

上手とか

熟練とか

至芸とか

・・・ の意味を

腕と前の二字で示せるのかが

・・・ うまくつかめませんなぁ


                           (2につづく)







鼻つまみ 2

2017-03-29 20:53:44 | 原発震災避難者




しかし しかし ・・・

「鼻つまみ」は

とても そんな愛らしい哀れな話では

・・・ 済まないですね



さしづめ贈賄を「鉄面皮」に強要しつづけ

「ゆすりたかり」と

贈賄側をさえ呆れさせる ・・・ 

元閣僚・元代議士(現とも書きたいところですが)

といった手合いこそ

・・・ 「鼻つまみ」というしかありません


つまり 鼻を抓んであげるのでなく

あまりの臭気に こっちの鼻をつまんで眉をひそめる

・・・ そういうスカンク野郎が「鼻つまみ」なのです


いますねぇ ・・・ ちょくちょくと身のまわりにも



つままれないよう ・・・ 気をつけなくちゃ ・・・







鼻つまみ 1

2017-03-29 16:37:40 | 原発震災避難者




たらちねの抓(つま)までありや雛のはな


蕪村の この句が好きで

・・・ なんとなく覚えています


ちょっとお鼻低めの

しかし 可愛いお嬢さんを見ると

・・・ すぐ思い出します



母親が 愛情こめて

子どもの鼻を

ときどき軽く抓(つま)んであげると

ひくめの鼻も ・・・ すこし高くなるといいます


そんな民俗があるのでしょうか



この可愛いお雛さんのような娘

ちいさいときに

母親に 鼻を抓んでもらわなかったなぁ ・・・


少女好きな蕪村らしい

ほほえましい句ではないですか



かわいそうに

少女は 母に ・・・ はやく死に別れている

とも読めますね


すると ・・・

蕪村前半生の空白部分が

のぞき込めるような気がします


この句は もう少していねいに

深く ・・・ 読まれていいのでしょうね


                               (2につづく)







心ならずも 3

2017-03-28 19:22:08 | 原発震災避難者




「心」ってヤツは

かわいそうに

人間さまの好き放題に

駆使・酷使されています


まるで ・・・ 便利屋です


まだしも「からだ」と人との方が

よほど真剣に

まじめに付き合っています


命あっての物種という気があります

「こころ」の方は

「本心」であれ 「得心」であれ

はたまた 「心ならずも」であれ

しょせん 命に別状ないというナメた価値観に

・・・ なっています



「心」の時代だ 時代だと

たたく太鼓は 軽薄に勇ましいが

笛吹けど ・・・ 人間さまは踊りません







心ならずも 2

2017-03-28 16:26:10 | 原発震災避難者




なにより困るのは

じつは「心ならずも」やっちまった事に

・・・ 「本心」があるのか

それとも

「心ならずも」と

背かれ裏切られた顔の その心の方が

やっぱり ・・・ 「本心」なのか

が 当の本人にも

しかと分かっていません


それどころが

分からないというアイマイさをいいことに

またしても

「心ならずも」を ・・・ 平気で繰り返すのです



世渡りに

こんなに便利な“弁解語”は無いのです


同じ便利な言葉に

「ホンの出来心」 ・・・ と言うのもありますよ


                           (3につづく)







心ならずも 1

2017-03-28 12:00:55 | 原発震災避難者




なんだか 「気が進ま」ない

いやンなつちまう


「こころならずも」 ・・・ と

あとから言い訳しなくちゃならない事を

どれッくらい

ひっきりなく

性懲りもなく

・・・ やっちまっていることか


心ジクジどころか

・・・ ジクジクですなぁ


                         (2につづく)







下心 2

2017-03-28 09:00:48 | 原発震災避難者




ふつうの「 こころ 」が ふつうにあり

その下に まだべつの「 こころ 」が

・・・ 隠れているのでしょうか


いや そういう下意識とかいった「 心理 」ではなく

「 下心 」には 意図的に狙い澄まして

ツメをといでいる「 悪心 」の「 気味 」がありますなぁ



そんな「 下心 」を よく承知して

協力しているのが

「 腹心 」の部下や子分なのであり


わかりやすくいえば

大臣と秘書とが腹をあわせて

何かを狙う気持ちなどに

いちばん「 下心 」が働いているでしょう



狙いどおりに

せっせと危ない金や臭い金を運び込む悪企業の側にも

「 下心 」は見え見えで ・・・

たがいに見え見えのまま ・・・

見ざる 言わざる 聞かざる ・・・ を決め込む


それが

「 魚心あれば水心 」と「 心得て 」の

なれあい ・・・ です



・・・ 憎い !


国家の犯罪こそ ・・・ 許すまい !







下心 1

2017-03-28 06:00:03 | 原発震災避難者




これを 本音と翻訳するのは

・・・ 「 気がすすまない 」です


本音にはなんとなく

やむにやまれない切ないところがあります

しかも

人は それを隠そうと頑張ります


よくよくでないと

・・・ 本音は出しません


人間の強みと弱みが同居していて

鳴りたいが

むやみに鳴らさない音が ・・・ 本音です



「 下心 」には

見え見えのいやらしさがあります


隠しているようで

どうして

なんとか見られたい 見られたいという

露出度のたかい ・・・ 「 心根 」です


                            (2につづく)