遠足 ☆
私の母は 「 おレンさん おレンさん 」 と呼ばれていました。
母の実家は お寺さん。
蓮 ( はす ) から 「 レン 」 と名付けたのでしょうね。
母が里帰りしたときの私の遊び場は
いつも ・・・ 広い寺の境内でした。
ということで れんこん(蓮根)のうんちくを ・・・
「 先が見通せる 」 ということから
れんこんは ・・・ 縁起のよい食べ物です。
中国では 「 不老長寿 」 の食べ物とされ
根だけでなく 葉や花も食用 ・ 薬用になります。
生命力が強いのも特徴で ・・・
2000年前のはすの実からも 芽が出たそうですから。
はすの収穫期は ・・・ 盛夏
長期保存に耐え 冬に向かって ・・・ むしろ味がよくなります。
漢方では はすの汁には 貧血を予防する効果があるといわれ
産後には 生の汁や煎じたものを飲んだり
はすを料理したものがすすめられます。
また 鼻血 歯ぐきからの出血などを止めるのにも 有効です。
高い止血・増血効果のために ・・・ 昔は 結核の治療にも使われていたほど。
はすを切ったとき、糸をひくネバネバ成分ムチンは
胃腸に活力を与え 脂肪の吸収力をよくし
肝臓の解毒効果を高めます。
食物繊維のほか ビタミンCが多く
「 酢ばす 」 や 「 煮しめ 」 が正月のおせち料理の定番。
縁起かつぎだけでなく
胃腸の調子を整え 風邪を防ぐ効果があったためだと思われます。
* 気功の功法のひとつに
「 香功(シャンゴン) : (「中国芳香智悟気功」)がありますが、その初級功第6節は 「 風擺荷葉 」 といわれています。
つまり 池の面で はす ( 荷 ) の葉が風にゆらいでいる様 ・・・ を表現しています。