猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

母の思い出の椿

2007-12-26 21:31:06 | 身辺雑記
       

12月26日  水曜日 晴
■ 今年はいつもの年より正月の準備がおくれてしまった。

■ 客が尋ねてくる予定。玄関だけでもと思い立ち掃除をはじめる。

■ 凹凸のあるガラス戸はおもいのほか汚れているのでびっくり。天井の煤払い、ガラスを磨く。玄関の空気まで澄んで清々しい。

■ 下駄箱の上に一輪椿の花をさす。

■ 椿は冬がきてもつややかな濃緑色の葉をもちつづけている。花は色あせないうちにふいに花ごとおちてしまう。

■ 花びらがひらひら散るようなことがない。そんないさぎよさが好きなのかな。

■ 生前、母が生家の椿を挿し木してくれた。裏庭に二本、表に一本すっかりわたしの背丈よりおおきくなった。

■ 椿の花の季節になると母をおもいだす。穏やかな、忍耐強いひとだった。