猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

しとやかなクリスマスローズ

2015-01-31 17:49:16 | クリスマスローズ
クリスマスローズが5日前に咲きだしました。
寒さが厳しい年だったのに早い開花でした。
純白の花弁。
花の中心部は黄緑色。
花弁は澄んだ白色。
その対比が美しい。
やさしいおももちでうつむいています。
どしてうつむいて咲くのでしょう……花茎が長いから……
花首を持ち上げてあげないと、写真が撮れません。
楚々として可愛いお花なのに、こごんで見ないとよく見えません。
クリスマスローズがブームになる前から、育てていました。
そのころはあまり種類もなく、タグは名前すらクリスマスローズとだけ。
華麗な花々のなかで、つつましくひっそりと咲くクリスマスローズに魅かれています。


  

  

  

  

  

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雪の朝

2015-01-30 17:20:06 | 身辺雑記
リリが枕元で騒いでいる。
朝はいつもリリに起こされる。
戸外はひっそりとして音一つしない。
カーテンから柔らかい明かりが透けて見える。
雪あかり……
カーテンを開けると、庭も木も白一色に染まっていた。
いつもと違った風景をみてすがすがしい気分になった。
寒い中、庭にでて何枚か雪景色を撮った。
「風邪をひいているのだから――」夫はそれ以上なにも言わなかった。
わたしにはまだ、雪景色を撮るために外に飛び出す情熱はある。

このところバラやそのたの花々にたいする想いが薄らいでいる。
歳のせいだろうか。
長いあいだ咳に悩まされ体力を消耗しているからかしら。
だんじてそのようなことはない。
花にたいする情熱が劣化したわけではない。
2月末には神代植物園にクリスマスローズの展覧会があるはずだ。
はやく風邪を治していきたいなと雪の庭で思いました。

  黄モッコウバラ、侘助(椿)に積もった雪
  

  裏山
  

  空き地
  

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庭によばれて

2015-01-29 20:28:28 | 身辺雑記
暖かい日をみはからって少しずつ、つるバラの剪定をした。
寒さのため、かたく閉じたままの蕾を切って花瓶に挿した。
鉢植えのバラの植え替えはこの調子では無理かもしれない。
それでも久しぶりに庭仕事ができて嬉しかった。
こんなにこんなにも、庭にでて、バラに触れることが癒しとなっていたのか。
わくわく、どきどき、興奮した。
ときめきながらバラの世話をしていたら――。
「春が来たような、いい顔しているな」と夫の声がわたしをつつみこんだ。

 

   

  
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リリとわたしのさらなる愛

2015-01-28 21:50:08 | ねこちゃんのお話
3ヶ月も咳に悩まされ、やっとよくなった。
とおもいきや先々週、夜中に吐き気をもよおした。
新しくウイルス性の風邪をひいてしまった。
また、咳がでるようになってしまった。
寝ているわたしの傍らで、リリが1日添い寝をしてくれた。
わたしがぐったりしているのが解るのだろうか……
リリの失踪からわたしとリリはさらに愛をふかめた。

  

  

  

  

  

  


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リリちゃん怖かったことは忘れようね

2015-01-21 14:45:26 | ねこちゃんのお話
リリはPTSDなのでしょうか。
3日間眠り続けたあと、ぼんやりしていた。
リリから離れようとすると不安そうな目で、わたしを追いかけてくる。
今朝からリリは紙を丸めたボールを追いかけて走るようになった。
リリがPTSDにかかるのは、事故で死と直面した彼女だからあたりまえ。
その事故をあやうく目撃するようなはめに陥ったわたしもPTSD
あのとき、ほんとうにリリが車にひかれていたら……と思うとぞっとする。
人間であるわたしは、このストレスを解消しようと、キャリーケースを買ってきた。
しばらく日をおいて再び避妊手術にいくときは、このケースで運ぼう。
そう思うと少し気が安らいだ。
でも、すぐ不安になる。
ボストンバック風のキャリーケースで大丈夫だろうか。
もっと頑丈なものでなければ……またリリが驚いて逃げたら……
あの悪夢の2日間が脳裏によみがえる。
リリの恐怖……絶え間なく響く自動車の騒音、空腹、凍てつく寒さ。
2日目の雪交じりの雨、風。
廃墟となった家の埃にむせ返るような所での2日間。
わが家からたった50メートル位の所に居て怖さで動けないでいたリリ。
何度も何度もこの辺とめぼしをつけて「リリ。リリ」と呼びかけていた。
わたしのリリを呼ぶ声が聞こえていたはず。
でもそこを動くことができなかったリリ。

リリが驚いて失踪したときは、ああすれば、こうすればよかった、時間が戻ってくれないか……などと思った。
見つかった日は、「必ずみつけだす」という気持ちで夫と家をでた。
リリを発見したときは色々な良いことが幾重にも重なって、見つけることができた。
人々の温かい気持ちに触れうれしかった。

  

  


  
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おかえり「りり」 

2015-01-16 15:53:24 | ねこちゃんのお話
2015-01-15 06:47:14 | ブログ
だれか子猫のりりを知らないか(リリの失踪) 麻屋与志夫

1月15日(昨日14日の出来事)

あわただしく朝食をすませた。
「いまいけば、朝一番に診てもらえるわ」
カミサンが、手提げ袋を持ってきた。
「リリに、餌はやらないほうがいいのかな」
「不妊手術だから、食べさせないでいきましょう」
リリは恨めしそうにわたしの手もとをみている。
跳び上がる。
わたしはリリの餌皿をタンスのうえに置いた。
「袋にいれたのでは可哀そうだわ。抱っこしていきましょう」
「コマ紐でつないでいこうか」
「だいじょぶよ。ミユもブラッキもかかえていったじゃない」
「わたしが抱っこしていく」
門のところで交代した。
かみさんは毛布を用意してきていた。
リリは不安そうに、でも「ンン」とカミサンのかおを見上げて鳴いた。
リリはなぜかニャオと猫の鳴き声が出ない。
生後三月ぐらいで、わが家の玄関に迷いこんで来たのだった。
「こんなにおおきくなって、もう赤ちゃんうめるものね」
「ごめんな。パパに働きがあれば何匹でも赤ちゃん産んでいいのに」
そのかわり、リリとはずっと一緒だからな。
あと、20年は長生きしないとな。
カミサンはリリにほほを寄せて歩きだした。
わが家の前の袋小路から――。
青空駐車場を横切って通りにでた。
大通りの方ですごい音響が高鳴る。
道路工事をしていた。
騒音がひどかった。
カミサンが悲鳴をあげた。
リリが車道にとびだしていた。
車が来た。
リリがすばやくこちらに引き返してきた。
わたしは一瞬リリがひかれたと思った。
そのイメージが脳裏に煌めいた。
でもそれはなかった。
リリはそのまま家と家のあいだの狭い隙間にとびこんでいった。
それっきりリはわたしたちの視野から消えてしまった。
カミサンは「リリリリ」と泣き声であたりを探して歩いた。
「リリリリ」いくら呼んでも――。
リリは姿をあらわさない。
もどってこない。
どこにいったのかわからない。

家に帰ってみると昼近くなっていた。
家に帰って来ると。
カミサンは涙をポロポトこぼして泣きだした。
「キャリーケースを買えばよかったのよ」
そう言うと、また、声を上げて泣きつづける。
それから、なんども付近をさがしに出た。
近所を探し歩き、なかなかもどってこなかった。
黄昏どきになってももどってこない。
壁にそって置いてあるタンスの上でリリの餌皿がひかっていた。
斜陽が窓ガラスごしに射しこんでいた。
わたしは固形餌の小さな山をくずさないように、そっとかかえこむ。
水飲み皿のよこに置いた。
餌と水飲み皿をみて「まるで影膳のようだ」と思ってしまった。
あわてて、その不吉な考えを捨てた。      
裏庭のデッキでカミサンがよわよわしく「リリ」と呼ぶ声がしていた。
声は涸れていた。
涙も涸れているだろう。
「今夜は、眠れないわ」
かみさんがしわがれたこえで嘆いた。


子猫のリリを失った悲しみ。 
2015-01-16 05:21:35 | ブログ


1月16日 金曜日
カーテンを、
階下の東の隅の寝室で寝ているカミサンを起こさないように、
気をくばりながら静かに開く。
それでも噛みしめた歯のあいだから、
猫が漏らす威嚇のような「シャ―」という音がした。
わたしの書斎は二階の角部屋に在る。
北はずっと以前に火事で7軒あった長屋が火事で全焼した。
そのまま空き地になっている。
東も空き地。
その向こうが青空駐車場になっている。
朝の太陽をあびて冬枯れた草が茫々と大地をおおっている。
リリが道路工事の騒音と車のエンジン音に驚いて、
カミサンの腕の中からにげだしてから2昼夜がすぎてしまった。
昨日は午後から冷たい雨が降りだした。
眼下の東側の駐車場の端に側溝がある。
水は流れていない。
リリはその辺り、
わが家から50メートルくらいしか離れていない場所で姿を消した。
死の恐怖におそわれ、
まるで弾丸のような速さで家と家の間の隙間に跳び込み消えていった。
「この雨で濡れないかしら」
「猫だから身を寄せる場所を探しあてているよ」
「寒いわ」
「毛皮をきているのだから……」
「凍え死んじゃうわ」
「心配ないって」
「死んじゃうわよ」
「恐い体験をすると一週間くらい縁の下にもぐりこんで、でてこない猫もいる。とインターネットで調べた」
「調べてくれたの」
「その猫の好きな食べ物をもって名前を連呼して歩くといいらしい」
「そんなことまで書いてあるの」
「あす晴れたら、削り節をもってもう一度、あの空家の周辺を探してみよう」
「ねえ、わたしがつくったサッカ―ボールがこんなにあるの」
カミサンの手のひらには、
紙を丸めてリリが咥えられるくらいにテープで丸めたボールがあった。
それを床に置いてはじくと、前足ではじきかしてくる。
喜々としてカミサンは子どものように遊んでいた。
ついぞ聞かれない笑い声が家のなかにしていた。
リリのふわふわした布製のベッド。
リリの破いた障子。
きちょうめんなカミサンはすぐに桜の花の切り張りをした。
障子の桟をつたって天辺まで登りつめたリリのヤンチャの爪痕。
いままで、
元気に飛び跳ねていたリリがいない家の中はさびしくなってしまった。
「泣くのはいいが、いつまでも嘆いているとまた風邪が悪くなる」
カミサンは三カ月もかぜで咳が止まらない。
「だって、悲しいんだもの」
少女のようにわたしの胸に顔をふせて泣きじゃくっている。
物は焼却しない限り、
直にはなくならない。
生きモノはそれを「失った」ときの寂しさは耐えられないものだ。
いままでいたリリが不意に消えた。
まだ生きていると信じているから、
ケガをした訳ではないので――死んではいない。
必ずまだ生きている。
ひょっこりと、迷いこんで来たときのように玄関先にあらわれる。
「もどってくるよ」
「気軽にいわないで。探しに行きましょう」
「あした晴れたらもちろん行くさ」
「キットヨ」



「リリ、ミーツケタ。オウチに帰ろうよ」

2015-01-16 11:36:09 | ブログ


1月16日 金曜日
「リリ、ミーツケタ。オウチに帰ろうよ」
書いてみると、……なんてことない。だが、簡単なことではなかった。
わたしはあばれるリリにひっかかれ、ほほに爪痕、血をながした。
切られ与三郎。血は顎の方までしたたった。
必死でリリを抱き締めていたので、痛みはかんじなかった。
「帰ろうな。家に帰ろうな」
カミサンが安心したのか泣き声をあげている。

リリを捕まえる手助けしてくれたお隣のYさん。
Kさん。
心配して声をかけてくださったご近所のみなさん、ありがとう。
けさ、食事をすませてから、削り節の袋をカミサンが手に、リリをさがしに出発した。
リリが逃げてから三日目になる。
工事現場の轟音とトラックのエンジン音を初めて耳にしたリリは恐怖のあまりカミサンの腕から跳びだした。
危うく車道の中央でトラックに轢かれるところだった。
よく踏みとどまり、こちら側に逃げ戻ったと思う。
あのとつさの判断が生死の分かれ目だった。
F印刷屋さんと空家になっている、元、越後屋さんのあいだの狭い空間に跳びこんだ。
猫なら通れる。
犬ではむり。
ほそく狭い。
この辺から、移動する訳がない。
猫は怯えると、その場から動かないで、一週間も居た。
そんな習性があるとインターネットで調べた。
まちがいなく、越後屋さんの空家に居座っている。
そう判断して二人で家をでた。
Yさんが隣とのヘンスにある扉わ開けてくれた。
「リリ、ママだよ。リリ、ママよ」
カミサンが削り節をヘンスのうえや、地面に置いた。
「リリ。リリ」
鳴き声がした。
あまり幽かなので小鳥の鳴き声にきけた。
ニャアと猫の鳴き声ができないリリだ。
「リリだ」
「リリだわ、いた、あそこにいる。どうする。どうする」
カミサンは泣き声で感極まっていた。
カミサンがブロック塀をこえて、リリを捕獲した。
わたしが、受け取った。スゴイ暴れよう。
おかげてGGは切られ与三郎。
皺だらけのオイボレの頬に血がしたたった。

この三日間……
大変なことがあった。
「おかえり。りり」というまでは……わたしは、毎日泣いてばかりいた。
まだ心の整理がつかないので、この間のわたしの様子を夫のブログから掲載しました。

  

  

  

  

  

  

  

  
 



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ブラッキーの秘められた野生

2015-01-10 19:25:25 | ねこちゃんのお話
わが家の青空駐車場のはずれに、溝川が流れている。
上流でせき止められたのか、水が今のところ流れていない。
ブラッキーがそこを楽しそうに走っているのをみた。
カメラを持っていなかったので撮れなかった。
家にいるときのお利口さんとまったく違っていた。
野生のたくましさで乾いた溝を走っていた。
人と共生しているのに、まったく野性味を失っていない。
猫ちゃんは、なんて美しくたくましい小動物なのかしら。

  


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癒しの天使

2015-01-07 14:31:48 | ねこちゃんのお話
迷い猫、リリがわが家の一員になってから、早いもので5ヶ月が過ぎた。
もう、まさにわが家が彼女のグランド、あたり狭しとかけめぐっている。
来た当時の写真を見て驚いた。
痩せ細った哀れな顔をしている。
あの時「汝の性を恨め……」と突き放していたら……
でもわたし達にはできなかった。
今ではすっかりこの家の娘になって、なんて幸せそうなお顔だこと。
小さい娘が突然現れ、わたしの日常も変わった。
寝ているときを見計らってPCに向かったり……
キッチンに向かい主婦としての仕事をするのに大わらわ。
でもその見返りにもらう、たくさんの笑いのなんと楽しいことか。
癒しの天使といいたいほどだ。
そして「リリ」の命がおわるまで元気でいなくては……

 テレビの中の猫に興味をしめして
  

  

  

  

  

  


  

  

  

  




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仄かな香木の香りにつつまれて

2015-01-06 16:18:00 | 身辺雑記
2015/01/03
昨年からの風邪を今年まで引きずってきてしまった。
子供たちの来訪は断った。
二人だけの静かなお正月。
このままでは、気がめいってしまう。
和服を箪笥から出す。
微かな香木の香りがする着物に袖を通す。
なれ親しんだ日常から、異次元に飛ばされたようなめまいをおぼえた。
この感覚何とも言えず好ましい。
帯を締め胸をポンとたたく。
背筋がシャキッとした。
若い人々で賑わう街を散策してお正月気分を味わった。

  スノーグースのローズヒップ
  

  スノーグース
  


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まっさらな1ページ

2015-01-02 13:40:26 | 身辺雑記
あけましておめでとうございます。
今年もよろしく。

まっさらな一ページが始まりました。
これからどんな物事がこのページをうめていくのだろう……

まずは昨年から引きずってきてしまった風邪を治すこと。
昨夜も咳でねむれなかった。
夜中に咳止めを飲んでいると、夫が心配して起きてきてくれた。
今年は形ばかりのお正月を二人で祝った。

鉢バラの植え替え、つるばらの誘引と仕事が山積み……
年末に思ったように流れに掉さすことなくゆっくり過ごそう。
「ケッセラセラなるようになるさ」の歌のように。
  ヒッチコック監督の映画「知りすぎていた男」の主題歌。
  主演女優で歌手のドリス・デイが歌った。

 昨年アップできなかったバラ 
 フレンチレース
 

 

 

 

 

 

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