猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

バラと過ごした一年

2011-12-30 21:06:54 | わが家で咲くバラたち
 まるで、この一年。バラの園での日々だった。
 豪奢な、そして美しいバラの妖精にかこまれた。

 いよいよ年末。リアル世界にもどったわたしは――。
 キッチンでお節料理づくり。
 お母さんのお料理は美味しいと娘たちにほめられる。
 ことしは残念ながらその娘たちの帰省をことわった。
 かわいい孫たちとも会いたいのに。……悲しい。

 やはり疲れる。
 昨日も、喉をはらしてしまった。
 無理のきかない年なのだなぁとシミジミおもった。
 でもまだまだバラの鉢をもって、二階への階段を登れるのだからスゴイヨ。と夫に慰められる。
 老いをすなおにみとめるか、みとめないか。
 むずかしい年にさしかかっている。
 もちろん断固として認めたくない。

 芋ようかん。キンピラ。松前づけ。キントン。なます……キッチンはにわか料亭のようだ。
 料理をしながら、この一年をかえりみているわたしがいる。
 春には震災があった。
 放射能がふった。まるで別世界に住んでいるようだった。
 でもバラの世話をつづけた。
 いや、こういう時だからこそ、花に遊ぶことが癒しとなるのだ。
 そんなことを弁解がましくかんがえながら過ごしてきた。

 ことしもみなさん、ご厚情ありがとうございました。
 いろいろ楽しかったです。
 来年も、狭小バラ園からのブログを楽しんでいただけるよう頑張ります。
 よいお年を、祈っています。


            フレンチレース マチルダ 

     

           

冬の小景/さいごのシャルルドゴール

2011-12-26 00:17:57 | わが家で咲くバラたち
いつものように、ふたりつれだって買い物に出た。
「おい、クジラそっくりの雲だ」
冬の澄みきった紺青の空を白雲がゆったりと流れています。
なるほど、これこそまさに『白鯨』―――カメラもってくればよかった。
そばに子クジラまで泳いでいます。
絶好の被写体だったのに。
カメラをもってこないときにかぎって、いい被写体とであうものだ。

すっかり葉を落ちつくした樹木はおおきな箒となって空にそそりたっている。
もうすぐすすはらいをしなければ。

「鴨がまだきていないな」
台風の爪あとの残る河川敷。
形状が変わったので、鴨はよりつかないのかしら。
ほかに移動したのかしら。

いつのまにか白雲は消えていた。
ピーンと張りつめた青空のもと、対岸ではクレーンが鉄骨を吊り上げていた。
そのワイヤーの直線が巨大な弦におもえた。
はじくとどんな音をかなでるのかしら。


   葉陰でひっそり咲いていたマチルダ

    

       


   開花をあきらめていたシャルルドゴールの蕾が開花

    

    

    

   ラベンダーピノキオの蕾も

    

   
      





バラもそろそろフィナーレ/クリスマスローズ H・フェチダス

2011-12-14 17:21:09 | わが家で咲くバラたち
二週間ぶりにPCの前に座った。
ここから裏庭の杏の木、白モクレンの木が見渡せる。
今はすっかり落葉した枝が、空に向かってのびのびと枝を伸ばしている。
よくみると杏の小豆色の花芽がしっかり育っている。
白モクレンの銀色の可愛いふかふかの蕾が輝いて見える。
白モクレンの茶色くなった硬い葉が庭いっぱいにひきつめられていた。
ごみ収集日に大きな袋に三つも出したのに、あとは土に返るのをまとうか。

バラもなごりおしいがそろそろフィナーレ。
たくさんたくさん癒された。
ありがとう。

  フレンチレース 12月9日撮影 朝は小雪が舞っていた、出がけに急いで撮る

    

         

  アプリコット 幻想的に開花 12月13日撮影

    

    

    

    

  ラベンダーピノキオ ずっと咲き続けてお疲れさま カフェラテのような色合いで

    

         

  マザーズディ うどん粉病にいじめられてかわいそうだったね

          

            

  シャルルドゴール 赤い大きな蕾 開花は無理かしら     

         

  クリスマスローズ H・フェチダス ベルのようなグリーンの花が可愛い 今年は3年目で花数が少ない
                  フェチダスは短命らしい