猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

晩秋の雨

2010-10-28 15:21:14 | Weblog
秋の雨。
さびしい。
幽かな雨音。
草木を芽吹かせるわけではない。
季節のおわりを告げるさびしい雨が降る。
幽かな、忍ぶような雨音。
  
庭ではカラスウリが皺だらけ。

   

   10-9 撮影
     

小さく縮んでしまった。
中味はすつかり小鳥の餌となった。

バラたちは、健気。
まだ咲きつづけている。
でもそろそろお別れ。
移ろい易い日本の季節。
明日は紅葉狩りとシャレこもうかしら。
出不精の夫を誘って……。

   10-27 撮影 高い所で咲いているので切花にして撮る。
   リルケの薔薇 秋も深まり花も大きく黒味を帯びた深紅の花弁が素敵、香りにもうっとり。

   

   

ありがとう/イングリッシュ・ミス、リルケの薔薇……

2010-10-19 17:17:27 | Weblog
    10月16日 土曜日  
    電話の呼び出し音が赤ちゃんの鳴き声に聞こえた。
    受話器をとった。
    ドンピシャ。
    息子の声がはずんでいた。
    男の子の誕生の知らせだった。
    I ちゃんよく頑張ったね。
    頑張ったね、といっているうちに目頭が熱くなった。
    息子の父親となった喜びの声がまだはずんでいる。
    わたしはだまって受話器を夫に渡した。
    涙をみられまいと廊下にでた。
    庭には秋のバラが咲き乱れていた。

       イングリッシュ・ミス

         

         

       リルケの薔薇

         

         

       マダム・フィガロ

         

         

       マザーズディ

         

       フレンチレース

         

         

         

       

期待/マチルダ、ドミニク・ロワゾー、マダム・フイガロ、ザ・ジエネラス・ガーディナー

2010-10-12 23:55:10 | Weblog
待ちに待ったうち孫、嫡子の誕生。
まだです。
お腹の中にいるうちに男の子だとエコーでわかるなんて、いまの医学はすごいですね。
ママのお腹の中はいごこちがいいので、ゆつくりと生まれてくるのでしょう。
でも、待つほうはたいへんです。
電話が鳴ると、それつとかけごえかけて走りよります。
でもまだ数日はかかりそうです。

朝から雨模様の天候でした。
昼頃になつて秋の雨が静かに降り出しました。
バラに薬を散布したので、いま少し降らないでくれればいいと願っていたのに残念です。
でも昨晩の散布でしたから、効果が薄れるということはないでしょう。
雨が多いためかうどん粉病にかかったバラがでて大変苦労しています。
写真をとりに庭に出ても病気のでているバラがないかと毎日が不安です。
病気のバラも早く元気になって、赤ちゃんもうまれて、ここ数日は期待の日々というところです。

       マチルダ フロリバンダ・ローズ 
       花はクリームがかった白い花びらにピンクの暈しが入る可愛いバラです。

        

        

        
       
        

       ドミニク・ロワゾー デルバールローズ フルーティ香
       白い透けるような繊細な花弁が素敵です。
       秋の花は薄いピンクが滲んでいます。


        

        

        

        


       マダム・フィガロ ディルバーローズ シトロン、アニス、ローズのミックス
       

        

       ザ・ジェネラス・ガーディナー イングリッシュ・ムスク
       デリケートな薄いピンクのカラーリングです。
       
        

        

               

窓辺のバラ

2010-10-09 18:33:05 | Weblog
あさから秋雨。
夫がmimaの部屋と名づけてくれた広がり。
わたしだけの小宇宙。
わたしは……その部屋の格子のある窓からバラを眺めています。
みごとに咲いた、バラの花々が秋雨にうたれています。

枝垂れて石塀すれすれに咲いているアンジェラのとなりのイングリッシミス。
花は気高くチョッとおすましして咲いています。
でも下葉は黒星病にやられてしまいました。
花だけが無垢の白い光を雨の中で周囲に放っています。
気高く、澄まして、無垢の、白い光、そんな風に感じるのはミスという音声によるものでしょうか。

       イングリッシミス & イエローシンプリティ

        

        

        

        

       リルケの薔薇
 
        

       昨日窓の外から

        

        
       
        

初の内孫(息子の長男)の出産予定日は11日です。
嫁の家は長野は上田。
結婚式は軽井沢の石の教会であげました。
そして――わたしたちを碓氷峠、金精峠を越えておくってくれました。
上田は日本ロマンチック街道の出発の町。
わが町はその街道のたどりついた終点。
バラの花の向こうをその街道がとうっています。

今日は秋祭り。
町自慢の屋台がそろそろ通過するはずです。
でも朝から聞こえていた囃子の音も途絶えてしまいました。
雨が強くなってきました。
祭りは中止になったのでしょうか。

わたしは紅茶を入れました。
トーストの芳しい匂いの中「お茶ですよ」と夫を呼びました。
ジャズをかけました。
曲はディア・オールド・ストックホルム。
さて、ティタイムはどんな会話がはずむでしょう。

息子の着ていた産着を洗濯しました。
初孫にきせることのできる喜びをわたしは話題にしたいと思います。