やさしさにあふれて/ソフィズ・ローズ

■関東地方に台風が接近するという情報がテレビから流れている。
雨を伴って時おり強い風が吹きだす。
鉢植えのバラを軒下に取り込む。

■昨日は1㎝に満たない小さなつぼみだったのに。
ソフィーズ・ローズ(ER)がすっかり開花していた。
こんなに小さい蕾が一夜にしてどうしてこんなに大きくなるの……。
ヒャクニチソウを思わせるような可愛らしい花弁の重なり。

　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　

■バラの顔はやさしさにあふれている。
わたしはバラにそっと口づけをする。
微かなティー・ローズの香り。
かぐわしい香りの迷路の中をさまよいわたしはわたしでなくなる。

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

■花瓶に挿したリルケのバラ。
開花がすすむと深紅が紫を帯びた赤に変わっていく。
この色合いが好き。

　　　　　　　

■ブラッキーは雨模様のため朝からおやすみ。
黒いドーナツ状になって。

　　　　　　　
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一輪の薔薇 それはすべての薔薇

■朝バラに水をあげるため庭にでると。
一輪。
ザ・ジェネラス・ガーデナーがすっかり開ききっていた。
あの俯きがちにほころびはじめる初々しい姿を見られず悲しい。

　　　　　8/29撮影
　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　8/30撮影
　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　5/24撮影
　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

■一方ではリルケのバラが高い空間で咲いていた。
一輪。
背伸びをして何枚か写真を撮る。切花にする。

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

■「一輪の薔薇　それはすべての薔薇」
リルケが詠いあげているように確かに薔薇には、一輪でも完璧な美しさがある。
テーブルに飾る。
周囲に香りが流れる。
人を惑わすような芳香。
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初秋の庭/ディンティベス

■空気が変わった。
湿度がからっとして庭の空気も透明感がただよっている。
澄んだ空気の中で見る庭の風景が透きとおった感じで、秋がきたことを感じる。
木漏れ日のやわらかく落ち込んでくる庭ではバラが咲いている。
木々の緑が光っている。
新緑のころの柔らかな緑ではないが、独特の光を帯びていてこれも秋らしい。

■朝方寒くて目覚めた。
温度計をみると20℃。
涼しくて助かるが…複雑な気持ちだ。作物への影響はどうなのかしら……。
残暑はあるのだろうか。

■庭ではディンティベスが涼しい顔で咲いていた。
いくつか摘蕾したので大輪で咲いている。
楚々とした一重のバラにも強く惹かれる。

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　 　　　　　　
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胃痛/リルケのバラは天国のバラ？

■このところ胃の調子がよくなかった。
日曜日の夜最悪のじたいになった。
胃が痛み出し冷や汗が出てきた。
タオルで拭いても拭いても冷や汗が出る。
体は冷たくなり一人で苦しみに耐えるのは無理。
ふらふらしながら、やっと歩いて夫の書斎に向かった。
声を絞り出して助けを求めた。
ものに動じない夫がうろたえていた。
そばにいて胃に手を当ててもらった。
大きな手の暖かさが気持ちよかった。
一人苦しんでいるよりも心強かった。

■ブログに載せようと撮ったバラの写真がたくさんたまってしまった。
数日前に撮ったものだがまとめてみた。

■リルケのバラ
花瓶に飾ったリルケのバラの蕾が咲いた。

この空間にわたしがいなくなっていたとしたら、このバラは誰が飾ったの？なんて痛みが治まってから思ったものでした。


　　　　　　　

　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　
葉を食べる虫さん。

　　　　　　　

■イエローシンプリティ
蕾がユニーク。

　　　　　　　

　　　　　　　

いつもと違った顔。花弁の枚数が多いいような気がする。

　　　　　　　

　　　　　　　

イエローシンプリティの照葉
　　　　　　　

■アルブレヒト　デューラーローズ
　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

■涼風の入る窓辺でブラッキー。

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　 　　　　　　
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初秋の風にゆらぐリルケのバラ

■体を吹き抜ける風が涼しくここちよい。
残暑があるのだろうか。
このまま秋になりそうな気配だ。
今年は賑やかな蝉の鳴き声をあまりきかなかった。
日中はときおり蝉が鳴いているかと思うと夜は早、虫の鳴き声がしてすっかり秋。

■何気なく窓の外をみる。
真っ赤なリルケのバラが風に揺れている。
余りに伸びたリルケのバラ、３メートルを超す勢い。

■切花にしてテーブルに飾る。

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

リルケの詩を思い出す。

　　　おまえを語るまい。おまえは
　　　生れつき　えもいわれぬもの。
　　　ほかの花はテーブルを飾るが
　　　おまえはテーブルの顔を変えるのだ。

　　　おまえは素朴な花瓶に刺されるーー
　　　すると　すべてが変わる。
　　　たぶん同じ旋律なのだが
　　　天使によって歌われるのだ。

同じ詩を読んでもそのときどきのこちらの心境でそのつど新たな感銘を受ける。

■フレンチレース

　　　　　　　

■爪とぎをベットと勘違いしているブラッキー。

　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　 　　　　　　
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秋の気配/フレンチレース

朝、夕は秋の気配を感じさせる風が心地よい。
シュウカイドウ、ホトトギスが咲き出した。
　　　　　
　　　　　シュウカイドウ
　　　　　　　

　　　　　ホトトギス
　　　　　　　

バラたちも朝、夕はほっと一息ついていることだろう。
朝のバラはみずみみずしく咲いている。

　　　　　フレンチレース
　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　アンジュラ
　　　　　　　

　　　　　空はすっかり秋色
　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　 　　　　　　 　　　　　　
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シャリファ アスマ/イントゥリーグ……etc。

８月１１日　火曜日
どう考えても異常気象。
一昨日は雷が暴れ閃光と轟音におびえたあと地震。
今日は静岡で震度6弱の地震。
例年は旧盆が過ぎると涼しくなるのを楽しみにしているのに…。
今年は夏らしい日が何日あっただろうか。

８月１２日　水曜日
台風一過、朝の庭は秋を思わせるような清々しいたたずまい。
ときおり涼風がバラのうなじを揺らしてとおりすぎる。
バラは風とどんな会話をしているのかしら。
笑顔がこぼれるように咲いている。

　　　　　イエローシンプリティ
　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　アルブレヒト　デューラーローズ
　　　　　　　

　　　　　ソフィーズローズ
　　　　　　　

　　　　　シャリファ　アスマ
　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　イントゥリーグ
　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　　　　　

　　　　　　 　　　　　　 　　　　　　
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冷夏のバラ/ゴールドバニー

■雨の気配でめざめる。
やっと夏の空とギラギラした太陽が戻ったと喜んでいたのに…。
またしとしとと今日も雨が降ったり止んだり。

■バラたちはいつもの夏と違った、この異常気象をどんな風に感じているのだろうか……今日もバラは美しく咲いている。
何時もの夏より涼しいのでバラは綺麗に咲いているのだろうか。

　　　　　ゴールドバニー
　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　アルブレヒト　デューラーローズ
　　　　　　　　

　　　　　　　　　
　　　　　　 　　　　　　 　　　　　　
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ニューフェース/ナエマ

■最近、わが家のバラにくわわったニューフェースのナエマ。

■一番花も終わり小さなポットに植えられた苗は、ひょろひょろ背が高くなりいまにも倒れそうな様子をしていた。
わたしはその心細そうな風情をみているうちに、可愛そうになってしまった。

■いくたびホームセンターのバラ売り場を訪れたことだろう。
いつしか季節外れになったためか値段も半額になっていた。
値に釣られたわけではないが、通っているうちにナエマへの愛が芽ばえてしまったというところかな。
家につれかえり八号鉢に植え替えた。

■今朝庭にでるとさわやかな朝の空気のなかに、
ナエマがひっそりとしなやかな姿で一輪咲いていた。
昨日はまだほんの小さな蕾だったのに。
「わあ! ! なんて美しい! ! 」
大きな声で主人に声をかけた。
「ナエマ姫が咲いたわよ! ! 」

　　ナエマ　クライミングローズ
　　名前の由来はゲランの香水から。
　　そのゲランの香水も、アラビアンナイトに登場する双子の姫君の一人の名から　　とったそうです。

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　昨日撮影　しばらくぶりに美しい月がでた。
　　　　　　　

　　　　　　 　　　　　　 　　　　　　
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笑顔がこぼれるようなシャリファ・アスマ

まだ、雨が降りつづいている。
髪の濡れるのもいとわず、カメラを手に庭に出る。
わたしのフォーカスがみなさんの視線となっていると思うと、シャッターをきる手にも力がはいるようだ。
まだバラが咲きつづけている。
「ありがとう。綺麗ね」

　　　　　シャリファ・アスマ(ER)
　　　　　昨日
　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　今日　笑顔がこぼれるよう
　　　　　　　

　　　　　まるで小さな宇宙
　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　イングリッシュ・ミス(HT)
　　　　　開いたばかりの初々しさ
　　　　　　　

　　　　　クリスチャン・ディオール(HT)
　　　　　気品を漂わせて
　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　


　 　　　　　　 　　　　　　
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