バラ ファンタン・ラトゥールに惹かれる

バラ　ファンタン・ラトゥールは、
夫が画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥールと勘違いしてわが庭にお迎えしたバラ。
今まで画家ファンタン・ラトゥールの名前を知らなかった。

ファンタン・ラトゥールは薄いビンクにシルバーがかった優しい色。
この色のためか、花全体からくる風情からか、静けさと深い精神性を感じる。
このバラを見ていると心が優しさに満ち溢れる。

　　

　　

　　部屋の中から　　
　　
　
　　


いかなる匠が絵や写真で表現しようとしても、
今、わたしの目前に咲き誇る５月のバラの美しさには
かなわないだろう。
このバラは季節が過ぎれば凋落するから美しい。
自然はたえず滅び再生していくからこそ美しさを秘めている。

　　アイスバーグ
　　　　

　　シャリフアアスマ
　　

　　

　　マチルダ
　　

　　ナエマ
　　

　　

　　

　　
　　
朝から雨。
関東地方も例年より早い梅入り。
たわわにつけたバラの花が雨でうなだれている。
今年はあっという間にバラが開花。
この雨でバラの季節も終わるだろう。
うっとうしい雨。
だが大地や植物には恵みの雨。
わたしも鉢バラの水遣りが少し軽減。
朝食をジャズピアノを聞きながら堪能した。

　　ザ・ジェネラス・ガーデナー
　　

　　

　　シティオブヨークとザ・ジェネラ・ガーデナー　
　　　　　

　　

夫と共に庭のバラを愛でる/スノーグースー・シャポードゥナポレオン……

日中気温が高い日がつづいている。
５月の陽光と薫風に育まれた、
わが狭小庭園の色とりどりのバラが……。
一気に蕾みがふくらみ、花がつぎつぎに開花。
水遣り、花柄きり、数時間バラにかしずく。
夫は「バラにmimaをとられた」とぼやく。
そういいつつも朝、庭に出てバラを眺めて幸せそう。
この庭を愛でつつ、一緒に年をとっていこう。と心憎いことを言う夫。

　スノーグースー　
　
　　

　　

　リルケの薔薇・シャポー・ドゥ・ナポレオン　

　　

　　

　アンジェラ　

　　

　　
　　
　シティオブヨーク・ザ・ジェネラス・ガーディナー

　　

　　

　グラミスキャッスル・アプリコット

　　
　　
　コーネリア・スパニッシュビューティ

　　

　　

　つるアイスバーグ

　　

　　

　ディンティベス・紫雲

　　　　

ナニワノイバラ・スパニッシュビュティ

　　白い素朴な一重のバラがほしくて、８年前にナニワノイバラを鉢植えにした。
　　ところが大きくなりすぎて、おまけに棘が多く植え替えが困難になってしまった。
　　土替えもせず、日照時間が少ないためか８年間眠り姫のように一度も花をつけることがなかった。

　　鉢を裏庭に移動してみた。
　　ほかのバラが花芽をつけてもいっこうに変化がない。
　　今年は夫に手伝ってもらって地植えにしてみよう。
　　ところが太陽の恵みに目覚めたのか、純白の花びらのなかに黄金のシベを輝かせて開花した。

　　想像したとおりの清楚なバラ。
　　うれしくて夫を呼びに家へ駆け込む。

　　　

　　　

　　　

　　そのすぐ脇で咲きだしたスパニッシュビュティ。
　　ナニワノイバラとなんと対照的なのだろう。
　　大輪の鮮やかな花を楽しませてくれた。

　　　

　　　
　
　　　

　　　

　　　

　　　

　　レンゲローズ
　　今年は可愛い蕾みをたくさんつけて…楽しみ。

　　　

　　　

　　　

わが家の一番花/ルイ十四世・グラミス キャッスル・カーディナル ヒューム

　　桜は葉桜。
　　樹木は緑。
　　バラの花がいっせいに開花。

　　３月、４月と雑用に追われている間に、次々と藤の花、黄モッコウバラ、白モッコウバラが開花。
　　藤の花房を摘み取る。

　　　

　　　

　　黄モッコウバラ
　　　

　　　

　　　

　　　

　　白モッコウバラ
　　　

　　と、まもなく一番花のルイ十四世が開花。
　　ビロード状の黒赤色の花びらの中に、なにかしら秘密がかくされているような神秘な美しさ。

　　ルイ１４世　
　　　

　　　

　　　

　　　

　　グラミスキャッスル　
　　　白のイングリッシュローズ、風にのってミラルの香りが優しくわたしをつつむ。

　　　

　　　

　　　

　　　

　　カーディナル　ヒューム
　　　れびっとさん
　　　シックなボルドー色のドレスをまとった立派なレディーに成長しましたよ。

　　　

　　　今朝、庭に出ると花びらにラメを吹きかけたように、こぬか雨がふっていました。