蛇行するせせらぎ

ゼラニュウムの植え替えを数年していなかった。
土が固まり水の吸い込みが悪い。
気になっていたので午前中植え替えをした。
夕方買い物に。
いつものせせらぎ公園を通る。
木々はほとんど落葉。
道の端の吹き溜まりに枯れ葉が積もっている。
先日まで枯れ葉がびしりと敷き詰められていた川床。
今日は水が浅く流れていた。
流れは厚く積もっていた枯れ葉を避けていた。
流れ易いほうへ流れたために、おのずから蛇行することになった。
その蛇行している曲線がごく自然にできたものなので、とてもおもしろかった。
落ち葉の中に水の流れが蛇行して小川ができている。
自然の造形が情緒を醸し出していた。
いつものことだが、カメラを持参しなかった。
明日、撮りに行こう。
写真は明日入れます。

　　　

　　　

　　　

　　　　　　

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そろそろおせちを考える季節

そろそろお正月。
といってもまだひと月ある。
ひと月しかないと考えたほうがいいのかしら。
あせらずに、楽しみながら、正月料理を思う季節になった。
十二月中ごろまでには窓掃除。
屋内外の煤払い。仕事はありすぎて、主婦の仕事はきりがない。
クリスマスローズの植え替えを済ませたい。
去年の暮は体調が悪かった。正月の準備ができなかった。
今年も医者通いが続いている。でも、まあまあの小康状態を保っている。
焦らないこと。
暮れも押し詰まるまでに――おせち料理の献立をきめよう。
ゆっくりと楽しみながら――そうなのだ、多忙な中でも楽しむことを覚えた今年。
おいしい、家庭的なおせちを作れるようにしたいものだ。


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大人になったリリ

最近のリリはボールを追いかけるが、咥えてこなくなってしまった。
大人になったのだろう。
よろこぶべき成長なのだろうが、少し寂しい。
かくれんぼは大好き。
イスの陰や、カーテンのかげに頭を隠して尻尾がはみ出している。
思わず笑いが込み上げる。
わたしが襖の陰に隠れる。
カーテンの隙間からうかがってそぅっと忍び寄ってくる。
何とも仕草が可愛い。
わが家に迷い込んできてからかれこれ一年三ヶ月になる。
幼子が増えたように笑えが絶えない。
今までは、夫とブララッキーとわたしの静かな日常だった。
ブラッキーは静かな知性さえ感じさせる猫。
いつも夫のパソコンの傍らで静かに鎮座している。
猫といっても、それぞれの行動パターンがちがうのでおもしろい。

　　　リリ
　　　

　　　

　　　

　　　

　　　

　　　

　　　ブラッキー17～18歳になります。
　　　

　　　

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落葉の道を歩く

カーテンの隙間から光が射しこんでいる。
心地よい目覚め。
久しぶりに朝から快晴。日の光を見ると元気がでる。
爽快な気分で寝床から飛び出す。
リリも後から起きだしてアーチをつくりのびのびをしている。
天気予報ではまた午後から曇るらしい。
朝のうちに洗濯をすませ、買い物に。
初冬の澄みきった大気。ピンと空気が張りつめて心地いい。
街路樹のハナミズキがすっかり葉を落とした。赤い実だけ残している。
「鳥たちがこの赤い実をついばみにくるのかしら」
いつもの散歩道は枯れ葉が、地面が見えないほどおおっている。
子供のように、枯れ葉とたわむれる。夫と枯れ葉を踏みしめながら歩く。
乾いた音を聞いていると深い森の中を散策する風情がある。
日光で森の中を歩いた感覚がよみがえった。
枯れ葉の道が終わる歩道の端に一本のモミジがあった。
緑、黄色、オレンジ、赤と多彩な色でモミジの葉が樹木全体を染めあげていた。
モミジの葉が透きとおって陽のひかりが抜けていくようだ。
見上げる天空は青い初冬。白い月がでていた。

カメラを持参しなかったのでバラの写真を載せました。
　　　バラを室内で楽しむ
　　　ブルームーン・リルケの薔薇・フレンチレース

　　　　

　　　　

　　
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見知らぬ町に迷い込んだよう

はっきりしない天気が続くとお日様が恋しい。
庭ではホトトギスがひと茎花を咲かせている。
夫と散歩にでる。
門を出ると雨が降ったのか道がかすかに濡れていた。
いつもの散歩道とは反対方角にでた。
しばらく歩かないうちにそのあたりはすっかり様変わりしていた。
広い道が新たにでき、家がとり壊され空き地になっていた。
新しいアパートが何棟もたっていた。
「大きな欅の木がのこっていなかったら何処かわからないな」
「ここは冬になると氷がはってね」
「子供のころスケートを楽しんだ」と夫。
ところどころに空き家が目立つ。
埃をかぶって今にも倒れそうな家。
いつの間にか日が射していた。
遠くに眼をやると山々が陽に映えて紅葉がきれいだった。

　　ホトトギス
　　　

　　　

　　　

　　　

　　　


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雨上がりの庭・ドミニクロワゾー…

朝から快晴。
雨のあとの庭はバラの花弁や落ち葉が散乱している。
バラの葉にこびり付いている花弁をとり花柄を摘む。
道にはみ出している藤の枝を剪定。
久しぶりにいい汗をかいた。

　　　ブルームン　　雨のためこのあと花びらが傷んでしまいました。
　　　　

　　　　

　　　　

　　　シャリファ・アスマ　軒下に取り込んであったので健在。いい香りを放っています。
　　　　

　　　　

　　　　

　　　　

　　　　

　　　ドミニクロワゾー　セミダブルの白バラ、ブーケのように咲く。蕾はピンクをおびて。
　　　　

　　　　

　　　　　

　　　　　　　
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落ち葉の流れの中を

日ごろの通いなれた散歩道。せせらぎ公園。
川沿いに遊歩道がある。
わたしと夫のお気に入りの道。
ついこの間まではどんぐりを拾っていた道。
今はクヌギ、楓、モミジ、欅の落葉が秋の風情を醸し出している。
乾いた音をたてる落ち葉の流れの中を二人で歩く。
四季折々の移ろいが路面を見つめるだけで感じられる。

　　　水が流れていなかったので川に降りて撮る
　　　　　

　　　　　

　　　　　

　　　　　

　　　　　

　　　

　　　川岸から望遠レンズで
　　　

　　　

　　　

　　　

　　　わたし達の足音で飛び立つ
　　　

　　　　
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秋の風情に寄り添って/ブルームーン・リルケの薔薇・シャリファ・アスマ

今日もあまりはっきりしない天気。
陽が射してきたと喜ぶと、たちまち黒い雲に覆われてしまう。
庭におりる。
ここ数日雨の日がおおかった。
雨水をたくさん吸い庭の土は真っ黒に濡れて大地の匂いがする。
バラが秋の風情に寄り添うように咲いている。
優しい香りをあたりに放って。
バラの香りは言葉で表現するのは難しい。
香りはバラのおおきな魅力です。
秋バラは少しずつ花びらを開花させ長く楽しませてくれる。
リリが来てからバラの手入れが怠り気味。
昨年、体調をくずしてバラの鉢の土替えができなかった。
鉢土が硬くなって今年は土を入れ替えなくては……心が重い。


　　ブルームーン
　　　かたい蕾　色が鮮やかです。
　　　
　　　陽が射すと色合いが薄くなって素敵な貴婦人のように花開くことで
　　　しょう。
　　　

　　　

　　　

　　リルケの薔薇
　　　名前は不明です。バラを愛した詩人にちなんで。　
　　　秋に素晴らしい大輪の花を咲かせます。香りがまた素晴らしい。
　　　わたしの力量ではバラ本来の色を撮ることができません。
　　　

　　　

　　シャリファ・アスマ
　　　フルーツの香り　優しいピンクの花弁が可愛いです。
　　　

　　　

　　　

　　　

　　　

　　　


　
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初冬の庭を眺めるリリ

朝からどんよりした空。
鈍色の空からは、いまにも冷たい雨が落ちてきそう。
庭の木々は落葉が始まっている。
もの寂しい冬の雰囲気になってきた。
淋しさを漂わせた庭にバラが咲いている。
　紫雲
　　

しばらく脱走に成功しないリリ。
外にでたくて窓越しに庭を眺めている。
可哀想になり外に出してあげたいが、そこは心を鬼にしてジッとこらえる。
諦めたのか食器戸棚の上でわたしの仕事を見つめていたがいつのまにかお休み。

　　

　　

　　

　　

　　

　　
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楽しいひと時

「スゥーツぴったりでした」とメールが入っていた。
写真が添付されていた。息子からだった。
孫が５歳。
今日は5歳の七五三。
朝からあいにくの空模様。
雨が強くならなければよいが……

このスゥーツは息子が5歳のお祝に着たものだった。
あれから40年近く茶箱の中に眠っていた。
ときどき子供たちの着た服を整理しながら5歳の息子と会話をしていた。
若々しい自分を楽しいイメージのなかで眺めていた。
思い出の中ではわたしは歳をとらない。
幸いかどうか？　家が広いので、収納場所には困らない。娘の洋服などもとってある。
時折片づけながら少しずつ減らしているが……なかなか捨てられないでいる。
洋服一枚一枚にそのときのいろいろな思い出がつまっている。
在りし日の幼い娘や息子にあえる。楽しいひと時だ。


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知らないほうがいいこともある

雨の日曜日。遅い朝の目覚め。
「夕べ、地震があった。知っていた」
夫に聞かれた。
そういえば、うとうとし始まったとき、ゆれたようだった。
疲れたのでいつもより早く床に就いた。
眠り鼻だったので、記憶に定かではない。
「かなりおおきかったよ」
知らないほうが、いいこともある。

先日、同級生にあった。
リックを背負ってゆっくり一足一足踏みしめるように歩いていた。
病気をしているとのことで、腰がまがってしまっていた。
「運動したほうがいいので歩いているの」
そう話していた。りっぱだな。と感心した。
励ましてあげた。
別れるとき、あまり足早に歩くのは気がひけた。
夫も同じ気持ちらしくゆっくりと歩調をあわせてくれた。
「いつまでも、げんきでいてくれるといい……」
学生時代の輝いていた彼女の顔が頭をよぎった。
ほのぼのと懐かしい気持ちと、わたしは良くここまで元気で来たものだという感傷にひたった。
知らないほうがいいこともある。
友達が病におかされるのはあまり知らないほうがいいのかもしれない。
可哀いそうだ。
でも、あまり同情をあからさまにするのも、失礼とおもう。
ひととひととのつきあいの難しさを痛感した。

　　庭の柿
　　

　　

　　藤袴
　　

　　

　　まん丸になって寝ているリリ　寒くなりましたからね
　　　　



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寒い一日だった

寒い一日だった。テレビでは12月の寒さと報じていた。
この冬はじめて暖房をつけた。
リリも寒いのがわかるのか、あまり外に出たがらなかった。
PCに向かっているわたしのうしろに棚がある。
天井につくほど高い。
そこに置いてある籠の中でジッとしている。
いつの間にジャンプしたのだろう。

「干し柿食べられるよ」
まだ少し早いのに。
夫が二階からもってきた。
なるほど、どうにか甘味がでてきた。
半分こしてたべた。
雨の一日だったので家のなかで過ごした。

　　

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