枯れ葉とどんぐり

2015/10/28　水曜日
今日はインディアンサァマー。
二階は３０度。
夫はポロシャツ、二人で買い物に。
いつもの散歩道。
カラカラに乾燥した樫の葉の落ち葉。
風が吹くと落ち葉は路肩に吹き寄せられる。
吹き溜まりとなっている。
どんぐりの実だけが路面に残っている。
実は踏みつぶされ砕けている。
川面に落ち葉が積もってその下を水が流れている。
そろそろ渇水期にはいったのかしら。
玄関に飾っておいたどんぐりがなくなっていた。
リリがひとつ残らず下に落として転がして遊んでいた。
どんぐりの実が乾燥してころころ音がするのが面白いのだろう。
転がしたどんぐりを追いかけて遊んでいる。


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秋バラ アプリコット

秋もこのころになると、虫の音も淋しさを感じさせる。
好きな季節なのに、この時期はいつも持病の喉を腫らしてしまう。
睡魔と体のけだるさに襲われる。
こんな状態でも庭にでると少し精気が身体にみなぎる。
水やりをしたり、枯れ葉を取りのぞいたり、庭が整然となると気持ちが落ち着く。
わたしが庭の手入れをしていると、リリが窓辺に来て外にでたいと窓越しに鳴いている。
あまり世話のできなかったバラもぽつりぽつりと咲いている。
――写真に撮るのも忘れがち。
アプリコットが春の花より魅力的に咲いている。
幾重にも重なった繊細な花びら。
花芯に向かって濃淡が素晴らしい。
自然の造形の素晴らしさに感心する。
酸味のあるフルーツ香が身体を優しく解きほぐしてくれる。

　　アプリコット
　　

　　

　　　　　　

　　

　　

　　

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初冬の装い

昨日所用で東京へ。
天気予報では東京は雨。
１１月上旬の気温と報じていた。
日中はともかく帰途は夜になるのでかなり寒いだろう。
「汗かくくらいで丁度いいから暖かくしていくように」と夫。
ストールをバックに入れ、コートをきて出かける。
車窓からみる風景はすっかり様変わりしていた。
つい先ごろまでは一面黄金色に輝いていた田畑。
今は刈り取った株あとに白鷺が餌を探していた。
ところどころに蕎麦の花がさきみだれている。
真っ白な蕎麦の花が淋しさを感じさせる。
山々は薄っすらとかすんで見える。
そのうち、うとうとしてしまったらしい。
北千住についた。日比谷線のホームへ。
ホームに降り立つとかなり寒かった。
暖かくして来てよかった。
周りをみるとほとんどの方がコートを着ている。
女性はストールまいている。
すっかり初冬の装い。


　　色づいた烏瓜
　　

　　　　　　


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黄ばんだ葉が散りまよう秋/バラ紫雲

気が付くと隣にリリが寝ていた。
明け方寒かったのかリリがわたしの布団に潜り込んでいた。
気持ちのいい暖かい肌触りを感じながら、すっかり寝坊をしてしまった。
９時をとうにすぎていた。
今日も引き続き快晴。
布団を干す。
これで客用の布団をすべて干し終えた。
子供たち家族が来ても心地よく眠れるだろう。
花の終わったシュウカイドウを刈り取った。
一仕事終えたので庭で遊ぶリリを眺めながら暖かいカルピスをいただく。
甘酸っぱいカルピスが喉を潤す。
まぶしい陽の光が庭にも、紫雲にも、リリにも降り注いでいる。
風が吹くとバラの枝が風になびいて黄ばんだ葉が散りまよう。

　　紫雲　秋になってますます鮮やかさをます紫雲
　　　　　切り花にしても長く咲いてくれる端正な花姿のバラ
　　

　　

　　

　　


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初嵐

今日は初嵐。

水がめに一葉浮かす初嵐　　鈴木真砂女

隣町まで所用があって出かけようかとおもっていた。
朝から時折強い風が吹いている。
秋風よりも肌の荒い感じである。
布団、洗濯物も良く乾くだろう。
布団を干したまま、出かけるわけにもいかない。
夫に頼むのは無理だろう。
１０日１１日は秋祭り。
毎年このころになると夫は掘り炬燵で書き物をしている。
炬燵布団を干した。
そろそろ炬燵をかける季節になった。
ブラッキーとリリは、わらたしが布団を抱えて外にでたすきに脱走。
明るい爽やかな日ざしがさんさんとさしている庭を、リリが飛び回っている。
楽しくてしょうがないといった様子。
数羽の烏が煩く鳴いている。
繁殖期なのだろうか。
風が簾やガラス戸を叩くほかはシンーと静まり返った午後。

　　ホトトギス　今、下の写真のホトトギスが満開にさいています。
　　　　　　　　　上と下の写真のホトトギスは種類が違うのでしょうか……

　　

　　

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秋深く

夕暮になって急に気温が下がった。
少しはやいかと思ったが、ニットのジャケットを羽織って買い物に出かけた。
外にでるとけっこう寒い。
ハナミズキの街路樹がすっかり紅葉していた。
桜の葉も赤く色づいてきた。
いつもの散歩道には、どんぐりの実がたくさん落ちていた。
つい「どんぐりころころどんぐりこ……」の歌を口ずさんでいた。
綺麗などんぐりを拾ってポケットに入れて持ち帰った。

昨年の１０月は体調をくずしてしまった。
いまだに副鼻腔炎で医者にかかっている。
今年は気を付けなければと思う。
樹木は季節を忘れずに紅葉している。
わたしも、去年の今頃の病気を思い出しては――。
ありがたくない。身体を労わり、働すぎには特に注意しなければ。

　　下駄箱の上にどんぐりを飾って秋を楽しむ

　　

　　


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