猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

雷雨/アイスバーグ、ナエマ

2010-08-25 22:12:43 | Weblog
    昨夜は10時すぎてから雷鳴がとどろき豪雨になりました。
    わが町は西と北に岩山がそびえているので反響するのでしょうか。
    雷鳴のとどろきはただ事ではありません。
    ソファに座っていて驚きのあまり飛び上がるほど大きな音。
    パソコンもクーラーもテレビも電源を切って雷様が通り過ぎるのを、恐れおののき待つしかありません。
    でも自然の驚異を身近に感じることは、人間がいかに小さな存在であるか思い知らされます。
    この雷雨がこの夏最後であればいいなあと思いながらしばらく夫と会談しました。

    アイスバーグ 
         

       あいかわらず愛らしいお顔で
         

    ナエマ
         

       後姿も楚々として
         

         

        

         
    
    
  
    
    

バラ色の光の波/イントゥリグ、グリーンスリーブス、ブルームーン

2010-08-24 20:41:15 | Weblog
    長い長い盆休み。
    猛暑、日常の細々とした仕事をこなすだけでいっぱいっぱいでした。
    そろそろ始動しないと、と思い……ブログを開くと!!なんとお盆前の日付!!

    庭では怠惰なわたしを励ますようにバラが次から次えと咲いています。
    この猛暑、燃え立つような日をあびて、その光をはねかえすほどはげしく咲いているバラ。
    バラの情熱――花を咲かせようとする情熱には頭が下がります。

    バラの花を見ているとこのごろその花の周辺の空気が光っているように感じます。
    バラの周りを取り巻く空気の粒子が発光している。
    空気が光っている。
    嗅覚をうしなっていた時期に鼻を近寄せても匂いが感じられなかった。
    でも……光を吸い込んでリフレッシュしていました。
    気分が爽やかになったものでした。

    夏の庭園にバラが咲き乱れています。
    バラ色の光の波が庭にきらめきを添えてくれています。

    イントゥリーグ
         

         

         

         

    グリーンスリーブス 花弁にピンクをにじませています、咲きすすむとグリーンの花弁に。
         

         

         

         

    ブルームーン 暑い夕暮れ涼やかな気分に。
         

         

      

         

お線香を買いに日光へ/カフエラテ

2010-08-09 22:55:05 | Weblog
    急におもいたって日光へ。
    お線香が少なくなった、お盆も間近になったので避暑気分ででかけた。
    体調を崩してしまったので今年初めての日光。
    今年はバラ園にも出かけられず、久しぶりの小さな旅。
    車窓からみる緑の田畑が目に沁みる。

    JRの日光駅に降り立つとすぐ目の前に素敵な建物が、ちょっとこない間に様変わりしていた。
    どこか異国の地に来たような感じだ。
    瀟洒なホテルが開業していた。
    夫とわたしは大喜び。
    たくさん歩いた後に、くつろいでコーヒーをいただける静かな場所がほしかったから。

         

         

         

    余り暑くないので二社一寺まで歩いた。
    輪王寺のお護摩堂で「紫雲」を購入。
    白檀・桂皮・丁字の香りを中心に調製してある。
    とてもよい香り、この香りをかぐと心が休まる。

    宝物殿から二荒山神社の静かな裏道を散策。
    アジサイがまだ咲いていた。
    アジサイの種類なのか、蕾のようなものが割れてガクアジサイに似た花が咲いていた。

         

    ↑石垣に咲いている花?
         

     ?
         

         

            

    帰りも駅まで歩いた。
    電車の時間まで一時間ほどあったのでさっそくホテルで一休み。
    夫はコーヒー、わたしはカプチーノをいただく。
    窓際のテーブルに腰をかけ道行く人を眺めながら会話を楽しんだ。
 
    空はすっかり秋の気配

         

    庭のバラ

      カフエラテ
         

         

         

         

                  

立秋/シャルル・ドゥ・ゴール、鉄線 ...

2010-08-08 00:28:33 | Weblog
    8月7日 土曜日
    「あら雨かしら」
    昨夜のことだった。
    庭でザザっと雨のような音がした。
    夫が廊下の引き戸を開けて裏庭を眺める。
    「風らしいな、風のササずれの音だろう」
    確かに涼しい風が廊下まで吹き込んできた。
    庭の端に黒竹が数本植えてある。
    風が竹の葉をサワサワ揺らしたのか、その音のようだった。
    「秋が待ち遠しいわ」
    「お盆が過ぎると、朝夕涼しくなるだろう」

    今日は所用があって隣町までいくため、JRの駅までバスでいった。
    プラットホームの裏側は広い竹林になっている。
    風が騒いでいた。
    時おり涼しい風が体を吹き抜ける。
    一時間に一本の電車を待つ。
    思えば今日は暦の上では立秋である。

    「秋きぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」
                              藤原 敏行

    シャルル・ドゥ・ゴール 気づいたら蕾
         
         

    開花寸前 同じ蕾なのに色がまったく変わってミステリアスな雰囲気で
         

         

    紫陽花 二番花? 切り戻したらまた蕾をつけ開花
         

    紫雲 気づいたときは開花して
         

    テッセン 椿の木に絡んで
         

         

         

         

雨の中で/アプリコット、マチルダ・・・

2010-08-02 23:21:54 | Weblog
    朝から雨。
    こんな日が一日でもあると暑さから開放されて助かる。
    雨は時おり強く降りだす。
    静かな雨音が急に激しい音に変わる。
    屋根をたたく雨音にまざって、裏庭の黒竹がざわざわとなり、白もくれんの葉がぱらぱらと散ってくる。

    小止みになった合間をみて庭のバラの様子をみにでた。
    軒下のアプリコットがひっそりとさいていた。
    花びらが虫に食われて穴があいている。
    丹念に葉裏を探したが虫のいる気配はない。
    虫も短い命を懸命に生きていくためだ大目に見てあげよう。

         

         

    マチルダがいつの間にか咲いていた。
    この蕾をみると自然とわたしの顔がほころぶ。
    なんて可愛い表情をしているの。
    いとしい愛娘にあったような気持ちになる。
    葉のうえの雨粒が銀色に輝いている。

         

         

         

         

    アルブレヒト・デュラーローズ蕾がぎゅっと固く閉じている。
    こんな小さな蕾が開花すると、どうしてあんなに大きな花になるのか。
    開花の段階で少しずつ花びらが大きく成長していくのだろうが。
    それにしても自然の営みには驚かされる。

         

         

    ザ・ジェネラス・ガーデナーはいつも綺麗な状態を見過ごしてしまう。
    雨に濡れてさらに俯いて咲いている。

         

         

空蝉/イエローシンプリティ、イングリッシュミス

2010-08-01 16:33:49 | Weblog
    蝉の殻がバラの葉裏についていた。
    よく見るとアジサイにもハコネウツキにも。
    透けた抜け殻が葉にすがりついていた。
    すがりついた葉から離れまいと爪の力は生きているようだ。
    穴からでて樹までたどりつけなかったのか地面にも殻が。
    よく見ると抜け殻らしい。
    「無事生まれたのね、よかった」

         

    「空蝉の爪のなかなか縋るなる」 富安風生

       アジサイの木に
         

       バラの木に         
         

       バラの葉裏に
         

       ハコネウツキ葉裏に
         

       ハコネウツキの葉に3つも
         

       1.5cmぐらいの穴 暑さでからからに乾いた地面
         

    
    庭には蝉の穴がたくさんある。
    少女の昔の日が懐かしく蘇ってきた。
    東京から田舎に越してきたとき。
    小学校がすぐ裏手にあった。
    学校の裏庭には大きな樹がたくさん植えられていた。
    庭には花畑もあって、夏休みには弟とトンボや蝉をとりによくいった。
    捕まえた記憶はないが。

    あるとき地面に1.5cmぐらいの無数の穴を見つけた。
    何の穴だろうと不思議に思って父の手を引っ張っていった。
    穴を見て父が蝉の這い出した穴だと教えてくれた。

    数年も地中にいてやっとこの世に生まれても一週間ぐらいで死んでしまう。
    今日もその短い命の限りを精一杯鳴いていている。

    庭のバラ イエローシンプリティ

         

         イングリッシュミス