猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

青空にささげた首飾り/アイスバーグ

2010-11-27 23:00:18 | Weblog
     裏庭で野鳥が騒がしい。
     杏の木に一羽。
     白モクレンに一羽。
     どうか干し柿に気がつきませんように。
     祈るような気持ちで鳥をみあげる。

     夫もわたしも大好きな柿が干してある。
     昨年は干し柿を見つけられて野鳥についばまれてしまった。
     鳥たちも喜んでくれているのだからと、全部ささげてしまった。

     さて、今年は晴天に恵まれている。
     軒下に吊るした鎖のように連なる柿。
     初冬の青空にすばらしい点景となっている。
     干し柿はわたしが青空に捧げた首飾り。

         

         

     アイスバーグ 

        寒さに薄っすらと紅を染めて
         

         

黄葉に遊ぶ/ディンティベス

2010-11-21 21:15:45 | Weblog
     向こう側のプラットホームを落ち葉が流れていく。
     かさこそと寂しい音だ。
     いかにも冬の情感をかきたてる音を聞きながら、夫と電車を待った。

     所用をすませてイチョウ並木のある公園まで足をのばした。
     今散り始めたばかりのイチョウの黄葉。
     どんぐり、はとの羽。
     今年はほのあかい感じのするイチョウの葉。
     ギンナンの臭い。
     いつもより早くこの公園を訪れたらしい。

         

             

     はとが二人の前をよぎって舞い降り、イチョウの葉の上に着地した。
     小道がつきて日差しの中に入った。

     カエデの巨木が天をつき、黄葉はいま真っ盛り。
     川沿いの道は工事中。
     その音を嫌ってかいつもいる鴨がみあたらないのが寂しかった。

         

     ディンティベス
     気温が低くなるにつれて花色が鮮やかに。
     ワイン色のしべ、ウエーブがかったローズピンクの花びらとの対比が素敵。
     

         

         

         

         

         




川もに遊ぶ白鷺/カフエラテ

2010-11-20 10:45:17 | Weblog
   11月19日 
                                                                                 
     「白鷺の姿をまだあまりみないね」
     川面を眺めていた夫がふとつぶやいた。
     昨日のことだった。

     今日、白鷺が川面に遊んでいた。     
     隣町まで所用があって出かけた。
     肌寒くなる夕刻、帰路F橋にさしかかっていた。
     ふと見た川の流れ。
     渇水期にはいったので川床が見える。白鷺が点在していた。
     流れの中で餌をあさっていた。
     毎年今ごろ見る風景。
     優雅な白鷺の生態。
     冬の風物詩。

         

        珍しいアオサギ?        
         

        空には白い月
         

     今日のバラ カフエラテ オレンジ色がかった茶色の花色を長く楽しめるのも秋ならでは。

        

         

         

     日が低くさし込む朝日や夕日が奥深い表情を見せてくれます。

         

         

         

いつもの散歩道に新しい感動/アイスバーグ

2010-11-15 23:57:15 | 身辺雑記
     
     紅葉の美観を広い視界の中でとらえようとするから、深山幽谷にいく。
     わたしも今までそうしてきた。
     でも、身近な小さな視野のなかに閉じこめて撮った風景はどうだろうか。
     わたしはひどく感動している。

         

         桜紅葉

         

         アイスバーグ ぴんと張り詰めた初冬の大気。清楚に咲く。

         

         

         

         
 

         

落ち葉の浮いた小川/ゴールドバニー、フジバカマ、ホトトギス

2010-11-12 00:13:36 | Weblog
     買い物帰りのいつもの散歩道。
     川面に枯れ葉がよどんでいた。
     水はゆっくり枯れ葉の下を流れている。
     積み重なっていた落ち葉がとぎれる。
     ふいにせせらぎが現れる。
     細々と川下へ流れて行く。
     この辺りはどんぐりの実がたくさん落ちている。
     たぶん枯れ葉はクヌギの葉。
     万葉のころ庶民の着る衣服はどんぐりを煎じた汁で染めたというから、
     こんな枯れ葉色だったのだろう。

         

         

     ゴールドバニー 
     春から夏にうどん粉病や、虫に花をたべられ散々な目にあった。
     秋になって綺麗に咲いてくれた。

         

         

         

         

         

     フジバカマ

         

     ホトトギス

         

     日向ぼっこのブラッキー

         

         

紅葉を探す/シャリファアスマ、シャルル・ドゴール

2010-11-05 21:46:42 | Weblog
   夫が風邪の後遺症でまだ咳きが残っている。
   日光までの遠出はできません。
   そこで、いつもの散歩道の紅葉を楽しもうということになった。
   体に降り注ぐ陽射しがぽかぽかとここちよい季節。
   街中を抜けて川の堤を歩く。
   一本の大きな木が目にはいった。
   一木に全山を見る。という言葉を思い出した。
   カメラをかまえる。パチリ。

        

   イメージを喚起する力に、わたしは今まさに日光の紅葉を見ている思いでした。
   だが、目の前にあるのはたった一本の木です。
   その先には赤、緑、黄色の葉が柔らかい陽の光に輝いていた。

        

   河原に下りて遊歩道を散策。
   水の音がいつもより高く水かさも多い。
   向こう岸で一羽の白鷺が波打つ川面を眺めています。

   家に帰ってお芋のようかんを食べました。
   先日、弟夫婦からいただいたサツマイモで作りました。
   自分で言うのもおこがましいですがすごく美味しく出来ました。

        

       今日の庭の薔薇
       シャリファアスマ 
      
       

       

       シャルル・ドゴール

        

        

        

        炬燵でくつろぐブラッキーです。
        炬燵が恋しい季節になりましたね。