猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

リルケの薔薇の赤/彼岸花の赤

2008-09-30 18:51:33 | Weblog
9月30日 火曜日
■歯科へいった帰り、夫と河川敷を散歩。
人の通った跡、草が踏みつけられ細い道ができていた。

       

「アンドリュー・ワイエス」が描く絵のようだ。

    アンドリー・ワイエスの大水のあと

      
    「こちらに向かって伸びてくる自動車のタイヤの跡にわたしは興味を覚えた」と
    書いている。

    ワイエスの情熱的で綿密な自然観察がわたしをひきつける。

■土手にはコスモスの道。

       

       

■緑の草の中に彼岸花が、つんと空に向かって背伸びしているように立っていた。
緑と赤のコントラストがすばらしい。赤の群落が綺麗。花はそろそろおわり。

       

       

■白さぎが川辺で羽をやすめていた。
一眼レフだったらもっとよく撮れるだろうが、デジカメでズームではちょつと無理?
腕がわるいのかも。

       

   飛びたった白さぎ
       

■リルケの薔薇が花弁をひらききり、紫をおびた赤い花弁のなかで黄色いしべが顔をのぞかせた。
わたしは薔薇の香りに身をゆだねる。

       

       

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ローカル線烏山/竜門の滝

2008-09-29 21:02:44 | Weblog
■2年前に乗ったときはジーゼルカーだった。今回は2輌編成の電車になっていた。それでもローカル線の旅情は満喫できた。

    ワンマンカーで運転席の後ろに運賃箱がある。
       

    小塙トンネルをぬけると「たき駅」だった。
       

       
 
■この前はアノログカメラだった。いまはカシオのデジタルカメラだ。

■「一眼レフが欲しい」と夫にねだった。

■三脚を担いだオジサンたち。
一眼レフを構えてシャッターを切る彼らに圧倒されてしまった。

■そこで「一眼レフが欲しい」という、セリフとなった。

    高さ20メートル幅65メートル。夏の間雨が多かったので水量も多くドウドウと音高く流れおちていた。
       

       

       

    虹がはっていた。
       

       

    滝の落ち口
       

■秋の小さな旅を満喫し家に戻ると、リルケの薔薇の芳香とブラッキが出迎えてくれた。

       

       

       

    ひっそり咲いている野の花。
       

    ブラッキー
      
       
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薔薇の香りに酔う

2008-09-28 23:23:49 | Weblog
9月28日 日曜日
■27日
窓をあける。
なにかに見つめられているような感じ。
庭をみるとリルケの薔薇の蕾がふっくらと膨らみ凛とたっていた。

       

■庭にでて写真を撮る。
あまりの高さでなかなかうまく撮れない。
切花にする。
薔薇の木の高さを低くするため長めに茎を切る。

■キッチンの荒い桶で薔薇の水切りをする。
この香り。強い薔薇の芳香というほかいいようのない香り。
目を閉じしばし香りに酔いしれる。

       
       上の写真がリルケの薔薇に一番ちかい色です。
       
       下の写真は赤すぎるようです。
       なかなか赤い薔薇は写真に撮るのは難しいです。

       

■28日
翌朝一晩で花瓶の薔薇は開いていた。
薔薇の花弁の重なりぐあいの微妙な美しさ。
重厚な花弁。
開くにつれて色合いが少しずつかわっていくのもまた美しい。
あまりの美しさにはかない命を惜しむ。

       

       

       

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バラとコーヒーの朝

2008-09-24 12:37:21 | Weblog
       

9月24日 水曜日
■朝めざめ、カーテンと窓をあける。
朝の柔らかな陽光、涼やかな空気がいっせいに流れ込む。
とても満ち足りた幸せな気持ちになる。
うちから力がみなぎってくる。
今日も精一杯生きよう。
秋。

■朝の一杯のコーヒー。
コスタリカの豆を挽く。
コーヒーの香りがひろがる。
秋は音、香りをいっそう際立たせてくれる。
夫とふたりゆったりと朝のコーヒーをたのしむ。
「この週末には美術館に行こうか」
話題がいかにも秋らしい。
至福のときを味わう。

■庭の薔薇たちは小さな蕾。
マジョリカはいちばん綺麗なとき。
忙しく写真を撮るのをわすれてしまった。
いまはテーブルの上で静かに、もの思いにふけっているように咲いている。
すこし首をかしげてわたしは、花瓶の薔薇を眺めている。
秋の感傷にふけっているわたしの姿と薔薇…‥。
涼しくなったので花瓶にさしても長いあいだ咲いている。
毎朝、話しかけて、たのしむことができる。
本来はかわいい桃色だが白い花を咲かせている。
この季節、白い薔薇は寂しそう。

       

       

■庭のヤブランとホトトギス。

    紫の小さな花が可愛い
       

       

    野趣があって好きな花のひとつ
       

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猫は???

2008-09-22 23:02:53 | Weblog
9月22日 月曜日
■玄関の方で猫の鳴き声がした。
わが家のブラッキーでもなく、毎日餌を食べにくるクロ猫でもない。
かすれた声のちょっと怒っているような鳴き声。

■覗いてみると半年ぶりに外猫のチビがそこにいた。
生きていたのね。
嬉しくて夢中で抱きかかえてみるとすっかり痩せて軽くなっていた。
餌をあげてもガッガツ食べるでもなく、少し食べると淡々とした顔でたちさってしまった。

       

       

■以前のチビ猫だったらごろりとひっくり返ってわたしを喜ばせてくれたのに……
何か人?猫が変わってしまったみたい……
病気でもしているのかしら……

■またチビは現れるだろうか。

■いつも? マークを残していくチビの後姿に「またおいで。病気しているの?」とわたしも? マークで、疑問をなげかけた。

■何匹かっても、何十年も猫と暮らしても、猫の気持ちはなかなかわからない。
猫は神秘的だ。

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彼岸花

2008-09-19 23:59:20 | Weblog
9月19日 金曜日
■17日水曜日。夫のブログの写真を撮りに近くの公園へ。
小高いところにある公園。
そこから街が一望できる。
キバナコスモス。コスモスが初秋の涼やかな風にゆらいでいた。

       

       

■思わず深呼吸。
美味しい空気をいっぱい吸い込んで、さあ撮影開始。
夫に踊らされいっぱしのカメラマン気取り。
「風が気持ちいいですね」と通りすがりの方に声をかけられる。

■公園の斜面や、あちこちに彼岸花が紅く群生して咲いていた。
青い葉がなくて茎のうえに紅い特有の花をつけている。
それがなんとも愛らしい。
この花は、死人花、地獄花ともいわれ嫌われているがわたしは好きな花である。
曼珠沙華ともいう。

       

       

■この曼珠沙華の咲き出す季節はわたしの美意識を刺激してくれる。
暑い夏も終わりを告げ秋風が吹き出す。
まずは美術館に急ぐ。
古今の名画がまっている。
今年は、フェルメールから。
などとそわそわしているわたし。

■心の中心で真っ赤な花が開く。
これってやはりDNA、彼岸の季節にこの花が好きだった、絵がすきだった、大正ロマンの時代に東京で青春をおくった父をおもったりしている。
秋は感傷、彼岸花が咲き、やがてこの小さな田舎町にも冬が来る。

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卓上に散った薔薇

2008-09-17 22:48:53 | Weblog
9月17日 水曜日
■今朝はいつもより早く目覚めた。
キッチンの朝の輝きはいつもとちがう……。

■キッチンには朝の光が満ちあふれていた。
天窓から朝の光がさしこんでいる。
光がますます透明になってきた。

■卓上に目をやると薔薇は散っていた。
薔薇は散った花弁をすこし首をかしげて見つめていた。
散ってなお、かぐわしい香りをのこして……。

       

       

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雨に打たれた薔薇

2008-09-16 22:04:54 | Weblog
9月16日 火曜日
■夕べはよっぴて雨。
それもひどい雨だった。
何回か強い雨音に起こされた。
そのつど薔薇のことをおもった。
この雨で昨日咲いた薔薇は大丈夫かしら……と思いをめぐらしてはすぐ寝入ってしまった。

■朝、庭にでてみるとあんのじょう薔薇は首を垂れていた。
可愛そうに。
切花にしてテーブルにかざった。
リルケの薔薇の濃厚な香りと、イングリッシュ・ミスの甘い香りが食卓を賑わした。

       

    庭のシュウカイドウ
       

   
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秋の感傷

2008-09-14 11:02:59 | Weblog
9月14日 日曜日

■秋。朝から大気が澄んでいてとても気持ちがいい。

■薔薇が美しくキラメキだした。花びらの、ひとひらひとひら、が光っている。

■疲れた心を、いつもいやしてくれるのは、ささやかな庭で育てている薔薇だ。

■薔薇の花や葉をそよがせて爽やかな風が吹きわたる。

■ブラッキーが朝の散歩からのっそりと帰ってきた。

■部屋からはボビー・ティモンズの「枯葉」がかすかに流れてくる。

■秋の光の中にわたしは独りたたずんでいた。

    ミニバラ
       

    イエローシンプリティ
       

    マジョリカ いつもとは違ったお顔。幻想的。 
       

    お散歩からか帰ってこれからのびのびお昼ねです
       

       
       

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イングリッシュ・ミス

2008-09-12 21:55:20 | Weblog
9月12日 金曜日
■夜の帳が落ちるころ買い物にでた。
涼やかな風を体に受けながら空を仰ぐ。
綺麗な月がでていた。
月を愛でる季節になった。

       

■イングリッシュ・ミス
淡いピンクの花。やさしい香りがします。
夏のあいだは一、二輪、花を咲かせるぐらいでしたが。
涼しくなったのでたくさん花を咲かせてくれました。

       

       

       

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秋空/フォーエバーローズ

2008-09-12 00:53:52 | Weblog
9月11日 木曜日
■朝から快晴。
空は昨日の夏の入道雲から秋の空にかわっていた。

       

       

■庭の薔薇たちもあまりにも透明な秋の空気に元気をとりもどした。
花の色が深みを帯びてきた。

   フォーエバーローズ
       

       

       
 
       

       
       
   マジョリカ
       

       

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Tさんのブログ復帰を喜ぶ

2008-09-09 11:03:56 | Weblog
9月9日 火曜日
■体調をくずしてプログから遠ざかっていたTさんがカムバックした。
うれしいことだ。
ずつと気がかりだったので、失礼とは思ったがメールしたばかりだった。
お元気のようすがブログから伝わってきてうれしかった。

■ブログは住む場所と年齢に関係なく趣味とか感性が似かよった人とすぐ友だちになれる。すばらしいことだ。
田舎住まいが長く、ものぐさなこともあるが、ずっと友達ができないまま老いてきた。

■メルトモはバーチャルの世界のお付き合いだが、友情は現実。
ブログや、寄せていただいたコメントを読んでいると心にしみる。

■昔であったら、周囲に住む人とか、同級生あるいは職場の友との付き合いがほとんどだったが。
世の変遷、流転は極まりない。
こんな小さな町に住んでいるのに房総のほうに、長野のほうにお友達がいる。
楽しくも嬉しいことだ。

■お祝に薔薇を送らせていただきます。

       

       

       

       

       

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秋きぬと

2008-09-09 10:31:39 | Weblog
9月9日 火曜日

■蒸し暑い残暑がつづいた。
ゲリラ豪雨でわたしの住む北関東の静かな町にもいろいろと被害が出た。

■それでも秋がひそやかにやってきた。
身辺起居にしのびよる秋の気配をとらえるのが好きだ。
なによりも風。
けさ起きたら蒸し暑かった大気にさわやかな涼風が吹きこんでいた。
部屋の外のほうが目にはさやかに見えない秋の風を感じられる。

■秋だ。
こうなると散歩好きの夫は子どものようにおおはしゃぎ。

■「小さな秋を探しに行こう。
里山の周囲を一回りしてこよう」ともう手に負えない。
洗濯。炊事。夏ものの整理。主婦にはやることがたくさんあるのに。

■庭のばらもこころなしかほっと去りゆく夏を見送っているようだ。
そのうちまたつぎつぎと咲きだすだろう。
それにしてもわが庭のリルケの薔薇の元気なこと。
老木のはずなのだが夏にもめげず、ずっと花を咲かせてきた。
ありがとう。

■CDでジャズを聴く。曲は「枯れ葉」。
空気が澄んできたので音まで爽やかに聴こえる。
秋の感傷にひたる。

       

       

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ときめきの日光植物園

2008-09-07 23:54:36 | Weblog
           

9月7日 日曜日
■日光植物園。

■春ミズバショウとザゼンソウを観賞に訪れて以来だった。

■花の季節を過ぎているためか静かだった。

■この季節には、花をつける植物が少ないためか、ほとんど来園者に会わなかった。
この広大な森を夫と独り占め。
大谷川の流れが園の奥から響いてきた。
連日の豪雨で水かさがましている。
いつもより勇壮に響いていた。

■黄昏てきた、向こう岸にはお化け地蔵が寂しく並んでいた。
日光の自然はそのときどきで変わった風貌をみせてくれる。
なんど同じ場所を訪れても飽きない。

■木。花。昆虫。自然の微かな気配。
わたし達の足音。
いつになくうわずったわたし達の話し声。

       

       

       

       

■「恋人どうしのとききたかったわ」
「どうして」
「もつと……ときめいたかも」
「おれはいまでもトキメイテイルよ」

■ですって。

■日常の騒音から離れた二人だけの休日を楽しんだ。

    オトコエシ (オミナエシ科)
       

    フシグロセンノウ (ナデシコ科)
       

    ユウガギク (キク科)
       

    ミズヒキ
       

    サラシナショウマ (キンポウゲ科)       
       

    ミゾソバ (タデ科)
       

    女郎花
       

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明治の館/わたしの心に薔薇の花

2008-09-06 22:02:00 | Weblog
          

9月6日 金曜日
■5日。夫と食事をするためにだけ外出した。
電車に乗って小さな旅にでた。
たどり着いたのは東照宮山内にあるレストラン「明治の館」。

■この洋館は日本コロムビアの全身をつくり、日本の「蓄音機の父」と呼ばれたアメリカ人、F・W・ホーンの別荘として明治後期に建てられた。
稲荷川の日光石を用い壁面全面を[乱れ石積み]の純石造建築とし、十八世紀に流行したジョージアン様式が用いられている。

■由緒ある洋館で明治五十二年、当時の姿そのままで西洋料理「明治の館」が誕生した。

■室内の写真を撮らせてもらった。
そんなわたしを見ながら夫は虹鱒のムニエルを食べていた。
日ごろあまり感じないのだが、レストランでの夫の食事のマナーには感心する。
若いとき外人さんと会食をしているので、ホークとナイフになれている。
それでいてウェーターにお箸をたのむのだからおもしろい。

■食後のコーヒーもグーだった。
帰り道大きな猿が五メートルぐらい前を横切った。
カメラに収めようとおもったが間に合わなかった。

■当時の面影を偲びながら夫と二人食事をした。
わたしの心に薔薇の花が咲いた。

    明治の館
       

       

       

       

    赤トンボ 
       

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