猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

めぐってきたバラの季節

2014-03-30 22:34:15 | 身辺雑記
大声がした。
今までなんども呼びかけられていたらしい。
蛇口から奔流する水音で聞こえなかった。
冬物の毛糸のセーターを手洗いしていた。
「カンセキさんで赤玉土を配達してくれたよ」夫がめずらしく大声で呼びかけていた。
すっかり忘れていた。
四日ほど前に配達日指定で頼んでおいた。玄関さきに積み上げられたビニール袋にはいった土。
いよいよ春。
今日は朝から雨が降っている。
でも、この春を呼ぶ雨が止めば、この町の桜も満開をむかえるだろう。
バラの季節がまためぐってきた。
今年はどんなバラとの出会いがあるだろうか。
今年はどこのオープンガーデンを訪ねてみようかしら。
わたしのトキメキのバラ巡礼の旅はまだまだつづきそうだ。

  クリスマスローズ
   

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春の宵のひととき

2014-03-25 23:25:36 | 身辺雑記
夜の闇のなかに沈丁花の芳しい微香がとけこんでいる。
その匂いにうっとりと身をゆだねた。
この庭ですごしてきた数々のエピソードを思い出した。
わたしが作りあげた狭いけれども想いがいっぱい満ち満ちた庭。
この庭では子供たちの声がまだひびいているような幸せ。
春の宵のひととき。

    

    

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春雨によみがえった庭/満開のクリスマスローズ

2014-03-18 16:57:59 | クリスマスローズ
4月其日
ついこの間までは、雪の残っていた庭。
凍てついて、白っぽく乾いてかさかさしていた庭。
このところの暖かさですっかり様変わりした。
黒い土がむきだしになって、優しい感じのする庭にもどってきた。
ああ、春がやっとわが庭にもやってきた。うれしい。
むきだしになった関東ローム層の赤みをおびた黒土に雨がしみこんでいく。
春雨がしとしととふっている。土が雨をふくんで、こころなしか。
パンケーキのようにふくらんでいくように感じられる。
わたしの胸もこれから咲き出すバラを思いときめいている。

   

   

   

   

   

   

   

   

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したたる樹液に春を見る

2014-03-13 20:06:40 | 身辺雑記
 
2014/03/12 水曜日
今日は4月の陽気になるとテレビで報じていた。
明日は雨らしい。

剪定の最適期を過ぎてしまったモミジ。
大きくなりすぎて樹形も悪くずっと気になっていた。
はしごをかけて深岩石の塀に登り、樹形をみながら枝を切り落とした。
枝からタラタラと樹液が流れでた。
樹液で黒々とした木肌。
芽吹きにむけ、樹木が水を吸い上げていた。
樹液が顔に飛ぶ…冷たい。
夫とブラッキーも庭にでてきた。

見かねて夫が手伝ってくれた。
いつもは、枝一本切ってやめてしまう夫。
のこぎりを見ると気持ち悪くなるという。
今回は切り倒した太い木を細かく切ってくれて本当に助かった。

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青い涙 オオイヌノフグリ

2014-03-09 21:40:23 | 身辺雑記
今日は風もおさまった。
散歩にでた。
堤に「オオイヌノフグリ」の可憐な花が咲きだした。
小さな青い早春の涙のようなこの花に、なんとふさわしくない名なのだろう。
寒さにも負けず咲いた。
寒風にさらされてふるいあがり、おもわず落ちた早すぎた青い涙のようなこの花に向かって例によってカシャ。

    

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春よこい

2014-03-08 10:51:37 | 身辺雑記
  「あらまあ」と勝手口をでて驚いた。
  雨水を溜めて置く大型ポリバケツに厚氷がはっていた。
  この寒さ、ただごとではない。
  冬将軍が、最後のアガキ。
  春にわが陣営をあけわたしてなるものかと抵抗しているみたい。
  「降参しなさいよ」また来年会いましょうといったところで、季節の移ろいは自然のおもむくまま――。
  クリスマスローズがいまを盛りと咲き誇っている。
  散歩に出た河畔。
  水かさもまして、冬の渇水期はおわったみたい。
  水ぬるむといった感じ。
  遠望する山々の木々も萌黄色。
  家にもどれば房総の友達からとどいた春の花。
  部屋いっぱいにストックの芳香が漂っている。
  ああ、やっぱり春はそこまできているのだわ。
  一日一日の日の移ろいがまちがいなく春にむかって流れていく。

        

        

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春雨の朝の庭

2014-03-01 12:49:40 | 身辺雑記
  モミジの細い枝に小さな水玉がついていた。
  春雨の朝。
  ダイヤモンドのようにきらめく水玉。
  水玉が重さで地上に落ちる、まるで小さな白い花びらが風に吹かれて舞っているようだ。
  幽玄の世界に浸っていると、いつのまにか夫がきて庭を眺めていた。
  「このあたりに昔は門があったなぁ」
  嫁いできて門扉に手をかけたときの重みがよみがえってきた。
  モミジに向けてシャッターを切る。
  辺りが静かなので思いがけなく高くカシャッと響く音。
  「この飛び石は次女と並べた、長女はよく庭で草花の世話をしていた」
  夫の回想はまだ続いている。

    

    

  春はそこまで
  
  椿  侘びすけ   
    

     ワリンガーベル   
    

  沈丁花 
    

  折れたクレマチスを玄関に飾る         
          

              
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