聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

事実だよ

2008-03-02 23:15:53 | 洋画シリアス
気が付けば今週の金曜までじゃ~。
急げ、急げと映画館にやって来ました

2000年アカデミー賞作品賞を受賞した
グラデイエーター以来のコンビかしら
リドリー・スコット監督&ラッセル・クロウ主演の作品



アメリカンギャングスター 


1968年、麻薬が蔓延していたアメリカ。
マフィアが大腕を振る中、
ハーレム地区のボスの運転手である
フランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)は学習していました。

この世知辛い世の中で、黒人が生き残るすべは、
麻薬の元締めになることだと…




一方、腐りきった警察に嫌気がさした
リッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)は
法律家を目指します。

そんな2人が絡み合うのは…





そう、麻薬でしょう。
はあ

舞台は物語と共に少し進むけどベトナム戦争時代。
悲惨な世の中をうらみ、
どうしようも無い環境で、
麻薬は蔓延した。
これは事実。


根本的にこれは、
警察官であるリッチーが色々な誘惑にめげず、
悪と戦うと言うのが大事な部分である訳だけど
ニューヨーク市警の4分の3が
麻薬に手を染めていたには驚き
事実だもんねぇ。。



2時間37分。
結構長いけど映画館で見た甲斐あり。

興味を持ったらお急ぎください

本当にやってないんだよお

2008-03-02 01:02:08 | 邦画ヒューマン
見ちゃいました、見ちゃいました。
CM入るから、あまり地上波で映画を見ることは無いんですけどね~。
ってテレビに出ている人間としてあるまじき発言か(笑)

キネマ旬報や先日の日本アカデミー賞をはじめ
数々の賞を総なめにした昨年の作品
待ちに待った周防 正行監督の10年ぶり作品です。


それでもボクはやってない 

文句なしに5つ。
 
面接会場にラッシュの電車の中で、
女子高生(柳生 みゆ)に痴漢と間違われてしまう金子 徹平(加瀬 亮)
事務室でゆっくり話を聞くからと言われてついて行ったにもかかわらず
あれよあれよという間に警察に連れて行かれ、起訴されてしまう。
彼は痴漢をしていないのに、彼に下された判決は…

とまあ、題名からも判断できるでしょうが、
痴漢冤罪を描いた社会派作品。

本当に難しい問題ですよね。
見ている途中で金子は無罪だって言うのが分かるから
裁判官や警察官に腹が立ったり、
理不尽な仕打ちにやるせなかったりするんだけど…

これが本当の出来事だったら?
彼がやったのか、やっていないのか分からなかったら?
女性と言う立場上、女子高生の感情移入してしまうかも。

実際これから裁判官制度が始まり、
一定の重大犯罪に限られはするけど
自分が有罪か無罪か判断する一人になる可能性もあるわけですよね。

重大犯罪であればあるほど冤罪はあってはならない。
もちろん、冤罪自体あってはいけないけど。

見終わった後にはやるせないと言うより、怖いなと思いました。
もし、彼が犯人ではないと分からないでストーリを書いたとしたら…

高校に通う途中よく痴漢にあってしまう女子高生。
先日、現行犯でなければ捕まえられないと言われ、
勇気を出して男を捕まえたが…
男はあくまで無罪を主張する。
果たして、男に出された判決とは?


な~んて全く違うストーリーになる訳です。
改めて、先入観って怖いですよね。

ちなみに加瀬 亮さんは本当に素晴らしい演技でした