道彦の散歩道

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08/28 「ちょぼ焼き」と「ラジオ焼き」

2013年08月28日 | 食・レシピ

【ちょぼ焼き】
「ちょぼ焼き」は、「ラジオ焼き」、「たこ焼き」の原型であり、地域によっては「一銭焼き」を一括りにした呼称として用いられている。そのルーツから、現在における「もんじゃ焼き」、「お好み焼き」、「たこ焼き」等と類似する。
水で溶いた小麦粉を半円に窪んだ物が並んだ金板に流し、そこにコンニャク、紅ショウガ、エンドウ豆、他に醤油を入れたネギや鰹節をまぶしたものを、上下2段になった箱形のカンテキ(七輪)で焼いたもの。
大正から昭和初期のおやつ的存在で、子供達が集まっては各家庭でつくっていた。
形の窪んだ所だけでなく、一面(べた)に小麦粉をひいて作ったのを「べた焼き」という言い方もある。
ちょぼとは、サイコロの目に似ているなどの印や、点などの小さな丸いものをちょぼやぽちと言う事からきたとされる。
熊本の「福田流ちょぼ焼き」は中身が焼きそばを使用するお好み焼きに似ており、この「ちょぼ焼き」とは異なる点が多い。

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【ラジオ焼き】
「ラジオ焼き」は、たこ焼きの元祖であり、スジ肉を具材として丸く焼いた粉物料理である。球状に窪んだ鉄板を使用して、小麦粉を主体とする生地と他の具材を入れて丸く焼き上げる。ちょぼ焼き板を使用してカンテキで焼く「ちょぼ焼き器」という調理器具も使用されていた。
子供のおやつの屋台を中心に、明治~大正で流行した。また、昭和8年頃、ちょぼ焼きにおでん種として用いられる醤油味の牛スジ肉を入れて売っていたともされ、当時まだ高価でハイカラの象徴だったラジオにあやかって「ラジオ焼き」と呼ばれるようになった。
後に明石焼きの具を真似てタコを入れたものが「たこ焼き」となり、これれが大坂で人気となったため、現在においてはたこ焼きの方がポピュラーとなっているが、たこ焼きの具が違うだけてで元祖料理であることから、ラジオ焼きは関西圏のたこ焼き屋のサブメニューとして供されていることが多い。

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