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08/29 「チヂミ」と「パジョン」

2013年08月29日 | 食・レシピ

【チヂミ】
「チヂミ」は、韓国料理の一つである。チヂミの呼称は慶尚道で話される東南方言に由来するもので、韓国の標準語では「プッチムゲ」または「ション」とし、いずれも「平たく延ばして焼いたもの」という意味である。
特に朝鮮王朝の宮廷料理では「ジョンユファ、ジョンユオ」と呼んでいた。「韓国風お好み焼き」と呼ばれる場合もある。
地方によっては様々な「プッチムゲ」があるが、日本で一般的に知られる「チヂミ」は、薄く外側はパリッと、内側はモチッとした食感のものであり、タレに付けて食べる。
日本では大抵の韓国料理店で食べることができるほか、食品スーパー等て「チヂミの粉」が売られており、馴染みが深くなっている。
韓国では、雨の日になると「チヂミ」を食べるというのがあるが、それは、「チヂミ」を焼く音と雨の音が似ているためである。

『チヂミの作り方』
小麦粉・米粉・水・卵にタマネギ・ニラ・ニンジン・ネギなどの具を混ぜ合わせ、タネを作る。これにキムチを加えると「キムチチヂミ」、イカやカキなどの海産物を入れると「海鮮チヂミ」になる。お好み焼きよりも水を多めに加え、やや緩めに作るのが薄く焼くコツである。
熱したフライパンに多めのサラダ油を引き、タネを流し入れ強火で揚げるように焼き、焦げ目が付いたら弱火で火を通す。仕上げにフライパンの肌にさらに胡麻油を垂らし、香りを付けるとなか香ばしくなる。
タレは醤油・酢・胡麻油・コチュジャン・胡麻・刻みネギなどを好みで合わせて作る。

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【パジョン】
日本ではよく、チヂミとパジョンが混同されることがあるが、パジョンとはフッチムゲの一種である「ジョン」のうち、ネギ(パ)を使用したものである。「ジョン」にはこのほか、キムチを使用した「キムチジョン」、ジャガイモを使用した「カムジャジョン」、海産物を使用した「ヘルムジョン」などがある。
パはネギ、ジョンは鉄板に油を敷き薄く切った具材に小麦粉を付けて焼いたものの総称を意味する。
ジョン料理の中では代表的な存在であり、日本で「チヂミ」と呼ばれているものは「パジョン」であることが多い。
細ネギを使用し、小麦粉や米粉などを水で溶いたものとともに焼いて作る。具材としては細ネギとともにアサリ、カキ、エビ、イカなどの魚介類、牛肉などが用いられる。焼き上がったら食べやすい大きさに切り、タレにつけて食べる。
主に家庭料理として食べられるほか、屋台、民俗酒場などで酒肴としてだされることも多く、食堂などでは副菜として出されることもある。
慶尚南道釜山の東萊が特に有名で、東萊パジョンの名は全国に広く知られている。

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