やっと原稿を書き上げました。
5000字なので大したことはないのですが、
初めて依頼された方にはちょっと緊張もしますし・・
いつものことですが、不器用な私は、宿題が片付くまでは他のことはほったらかし。
メールも最小限の返信しかしないし、
ブログを書く余裕もありません。
そんな中で、19日に頂いたメールの中で、心がピクリと反応した詩がありました。
それは仏教詩人坂村真民(さかむらしんみん)さんの詩でした。
滋賀県知事嘉田さんの未来政治塾に参加した方が、
福井県小浜市で原発反対運動を40年続けておられる中嶌哲演さんの朗読を聴いて、
その詩がが心に残って…紹介されたものです。
あとからくる者のために
あとからくる者のために
苦労をするのだ
我慢をするのだ
田を耕し
種を用意しておくのだ
あとからくる者のために
しんみんよお前は
詩を書いておくのだ
あとからくる者のために
山を川を海を
きれいにしておくのだ
ああ あとからくる者のために
みなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくる
あの可愛い者たちのために
未来を受け継ぐ者たちのために
みな夫々自分で出来る何かをしてゆくのだ
19日(日)は、バイバイ原発の署名活動の日でしたが、
その日は二人だけで頑張りました。
みんな忙しいのと雨のせいもあるかな~
署名してくれる人たちも、以前よりかなり少なくなってきました。
もう原発への関心が薄れていることの証でしょうか。
それとも、これまで既にあちこちで署名してきた人の数が多くなったってこと?
そんな中でも、印象的だった二人の方がいました。
お一人は、年金生活の一人暮らしという女性。
淡いピンクのジャケットがとてもよく似合って、笑顔の素敵な方でした。
その方も、原発には大反対で、「さよなら原発1000万人署名」を友人と協力して50枚ほど集め、送ったと話してくれました。
50枚と言えば、500人分です。
何かの組織に入っている人でもなく、このように街頭で集めるわけでもなく、友人・知人のツテで集めるのは相当たいへんだったことでしょう。
敬服しました。
もう一人の方はやはり年金世代とお見受けした男性です。
事故のことを考えれば原発は怖いが、やはり電気が必要なので要らないとは言えない、すごく迷っている、と正直に話してくださいました。
昔はタンカーに乗って油を中東から運ぶ仕事をなさっていたそうで、
その仕事への誇り、自分たちが日本経済の発展に貢献したとの思いも強く、
しかし、産油国の多くは政情が不安定で、
石油の取れない日本は、やはり原発に頼らざるを得ないのではないか
と思っているようでした。
Hさんや私がいろいろ話しても、最後まで迷い続け、
やはり署名はしてもらえませんでした。
男性にとってはそんなに経済が大事なのか…と、私はやや疲労感を感じていましたが、
Hさんは、
「よかったねー、考えてくれるだけでも嬉しいねー」と、とても前向き。
せっかちな自分を反省させられました。