佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

蘇陽峽と唐笠松と通潤橋のある町 「山都」

2013-05-02 | 

今日も快晴!

高千穂を出て、国道218号線を西へ。

今日の目的地は通潤橋ですが、その前にまず立ち寄ったのはここ。

この道の行き止まり、白い屋根のあるところは、長崎鼻展望台です。

長崎鼻と言っても、もちろん鹿児島でも長崎でもなく、ここは熊本県山都町

その展望台から見える景色は・・・

ジャーン!蘇陽峽です。

深さ150m~200mの谷が14kmも続く峡谷です。

「九州のグランドキャニオン」と呼ばれているそうで、

そのイメージで来ると、ちょっとがっかりしますが、

でも、それなりに雄大な眺めでした。

昨日の「石垣の村」同様、観光客は人っ子一人いなくて・・

この絶景を私たち二人で満喫。贅沢な気分に浸りました。

秋の紅葉の頃、また来てみたいな~

 

次に立ち寄ったのは・・

小高い丘の上の一本松、「池尻の唐笠松」と言います。

こ~んなに大きいんですよ。

と言ってもわからないので・・

私が横に立ってみました。

でも、そこは傾斜地で、私がいるのは幹よりも15mほど手前の高い場所ですから、

あまり参考にならないかもしれませんね。

説明板によると、樹高=8m、樹冠=東西30m、南北20m

樹齢300年以上になるアカマツで、地元の皆さんが大切に手入れされてるそうです。

 

さて、いよいよ今日の目的地「通潤橋」に着きました。

国の重要文化財、日本最大級の石造りアーチ水道橋です。

どこが最大って?

このような警告板も設置されています。

危険なので注意せよ、一切責任は負えないと書かれています。

これが、その橋の上です。

ただの石畳の道のように見えますが、これを下から見ると、

こーんな感じ。橋の高さがわかります。

手すりもないあの石畳の端っこを歩くのは、相当の勇気が必要です。

この橋は水道橋、中には3本の通水管が埋設されています。

江戸時代、水不足に苦しんでいた白糸台地の住民を救うため造られました。

1854年、肥後の石工たちの技術を結集したもので、今でも周辺の田畑を潤しています。

真ん中に見える小さな穴は通水管の堆積物を取り除くために定期的に行われる水抜き穴です。

ここから放水すると、こんな光景が見られるそうで、それを期待していたのですが、今日は無し。

 

観光放水は土・日・祝日の正午からで、3月や田植え期には行わないそうです。

 

通潤橋を渡り、近くにある五老ヶ滝まで足を伸ばしました。

近くと言っても、滝つぼまで歩くにはかなり長い道のりで・・

夫は途中でギブアップ。

すれ違ったご夫婦も途中でUターンしてきたとのこと。

ここまで来て諦めるわけにはいかないと、一人黙々と降りていくと、

見えてきました!

う~ん、最高!マイナスイオンいっぱいです。

山都町の数ある滝の中でも最大規模、落差50mの滝です。

水しぶきをたっぷり浴びて元気回復、今来た道をえっちらおっちら登って行きました。

 

道の駅「通潤橋」で、遅いお昼ご飯を食べて一休み。

今回の旅はここでおしまい。

くまモンが「また来てね~」と、お見送りしてくれました。   

 

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