佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

石木ダム 検討の場 最終回!

2011-05-09 | 石木ダム

「石木ダム建設事業の関係地方自治体からなる検討の場」の第3回目です。

この長ったらしい会議名の横断幕を見るのも、3回目にして最後です。

今日が最終回でした。

(詳細は、ブログ「石木川まもり隊」http://blog.goo.ne.jp/hotaru392011/d/20110511 )

 

関係地方自治体・・・つまり、長崎県土木部長、佐世保市長、川棚町長、波佐見町長、

皆様方は何を検討したというのでしょう?

 

3回とも長々と県河川課の説明を聴き、佐世保市長の補足説明を聴いただけではありませんか。

佐世保市長は一番たくさん質問をしていましたが、

その内容は、県や佐世保市の主張をより正当化するためのものでした。

川棚町長の質問には、時々期待させるものがありましたが、ただ質問するだけ…

県が答えてそれで終わり…

えー!今の答えで納得ですか?再質問はしないんですか?

な~んだ。県に言い訳をする機会を与えるためだったんですね~

と、だんだん思えてきました。

 

あまりの茶番劇に、我慢できなくなった I さんは傍聴席から抗議の声をあげました。

「そんなにダムを造りたかったら佐世保に造れ!」「私たちは絶対に造らせない!」

 

「お静かにしてください。傍聴席からの発言は禁止されています。退場をお願いすることがあります」

と、司会者は何度も注意しましたが、I さんの抗議は止みません。

確かにルール違反です。

でも、I さんの怒りは十二分に分かるから、傍聴席の誰一人止めません。

むしろ同調した声が上がります。

 

司会者は何度も注意しますが、決して退場は命じませんでした。

できなかったんですね・・

でも、I さんは自ら席を立って出ていきました。

これ以上ここにいたら、椅子でも投げてしまいそうだ…と言って。

 

I さんが退場すると、報道席に座っていた記者さんたちが一斉に後を追いました。

カメラも付いて行きました。

誰も注目していない中で、佐世保市長は延々と、平成6年の渇水の苦労を語り続けました。

 

あまりにも虚しくて、

佐世保市民として恥ずかしくて、

私も思わずルール違反してしまいました。

「佐世保だけじゃないでしょう?!」

 

あの時の渇水で苦しんだのは佐世保だけではなかったでしょう?

程度の差はあるけれど、あの年の断水の苦労は、西日本各地の多くの市民が経験したことでしょう?

その経験を他市は教訓として活かしたのに、何もしなかった佐世保市の無策が問われてるんですよ?

私たちは貴方がそれを言うたびに恥ずかしくてたまりません。

貴方は恥ずかしくないんですか?佐世保市の首長として!

 

そんな思いが込み上げて、思わず発した一言でした。

あとはずっと我慢して聴いていましたが、

最後に県は、実に手前勝手な都合のいい総合評価を示して、石木ダム案が最良と結論付け、

検討メンバーからの異論も出ず、

司会者から会議の終了が告げられたときは、もう遠慮せずに声を発しました。

 

もう、終わりですか?

「検討の場」は、これで終わりですか?

これが長崎県の「検証」ですか!

 

 

コメント (7)
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