母が姉たちと共に佐世保にやってきたのは3月20日だったから、
あれからちょうど1ヶ月が過ぎたんだなあ…
地震や原発事故がなかったら、癌闘病中の母が来ることはなかったので、
「お母さんも犠牲者のようなものですね」
という人もいる。
この1ヶ月、原発に関する情報をたくさん頂いても、ほとんど素通りしたり、
目を通しても頭に入って行かなかった。
いま溜まったメールを読んでいると、自分が浦島太郎のように思われる。
最近のメールから、少し転載させて頂きます。
福島の原発事故と避難のこと / ナターシャ・グジー (Nataliya Gudziy)
チェリノブイリ原発事故の被災者だったナターシャさんだからわかる被災者の心情、
特に子どもたちの心。
あの透明な歌声と同じように、まっすぐでピュアな方ですね…
チェルノブイリといえば、このような情報も届いています。
チェルノブイリ原発事故による死者数はIAEA発表では4000人とされていますが、
この度ロシア等の研究者らがまとめた報告書では約100万人とされているそうです。
このケタの違いは何???
また、難しい原発の話を、正確にしかもわかりやすく伝えている本があります。
漫画家の山岸涼子さん作品「パエトーン」です。
http://usio.feliseed.net/paetone/
1988年の作品とは思えないほど、今読んでよくわかる漫画です。
潮出版社が無料でWEB上で公開しています。
「原子力発電」の必要性や安全性については賛否様々なご意見があると思いますが、本作品をひとつの問題提起と捉え、将来的なエネルギー問題を議論してゆく上での一助としていただければ幸いです。
と書かれていました。
このように、漫画や小説や音楽などで原発反対を訴える人は珍しくありませんが、
なんと、金融機関のトップが原発は要らない、撤退せよと公言していると知り、
ほんとに驚きました。
それは、城南信用金庫の理事長の吉原毅さん。
原発に頼らない安心して住める社会へ!がモットー。
そのためには、電気の利用料を今後3年間で3割削減すると言う。
その勇気、行動力には大いに拍手を送りたい!
http://www.youtube.com/watch?v=CeUoVA1Cn-A
市民運動も盛り上がってきてますね。
広島では、4月24日と26日に以下のような大イベントをやるそうです。
原発なしで暮らしたい100万人アクションinヒロシマ
http://nonukesaction.jugem.jp/
福岡では、20日から九電本店前で座り込みが始まっています。
http://nonukes.exblog.jp/13421990/
私は今、何もできないけれど、
せめて、これまで頂いたたくさんの情報を読み返してみたい。
だいぶ錆びついた頭だけれど、わかるものから少しずつ・・・