ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

ガソリン危機再び

2005-09-14 21:24:56 | イギリスの時事
今週初めからガソリンのパニック買いが始まっている。今日(9月14日)から3日間、運送業者を中心に、ガソリン税の税率引き下げを求めて、石油精製所付近を中心に各地で、道路封鎖や抗議行動をすることになっている。そのため、ガソリンスタンドで売られるガソリンが品薄になるという予想から、人々はガソリンを買い急いでいるわけである。

同じ状況は5年前にも見られた。「牛乳配達夫襲撃事件」なんていうウェスタンまがいの、無法地帯を思わせる事件まで起こったほどだ。今回はそこまではいかないかもしれないが、夫の報告によると近くのガソリンスタンドの1つではすでにガソリンが売れ切れになっているそうだ。果たして今回も、各地で、食料品など一般物資の品切れが起こるほどの規模になるか?

ちなみに、ケント県のガソリンの平均価格は現在、1リットル95.9ペンス(192.7円)ほど。高いところでは、ついに1ポンドの壁を越えて、1.07ポンド(215円)というところも現れている。この価格の70%がガソリン税である。

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2 コメント

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高いですね。 (kmy)
2005-09-17 16:50:37
日本でもガソリンの高値が続いていて、心配な状況です。メルマガのバックナンバーと同様に、車がないと何もできない田舎住まいなので影響は大きいです。我が家の周りは給湯も灯油で、という家庭も多いですし。とはいえ、イギリスの値段にはもっと驚きました。

ガソリン買いをすることはないのですが、こういう状況は気になりますね。

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今度はガソリンの価格破壊競争 (みちえ)
2005-09-18 20:32:45
kmyさん、こんにちは。バックナンバーもご覧になってくださって、どうもありがとうございました。イギリスのガソリン価格は、やっぱり日本よりずっと高いですか。



結局、抗議活動は今回はそれほど盛り上がりませんでしたが、デモ最終日の金曜日には、エッソがガソリンの値段をリッター当たり4ペンス(8円)下げるという発表をしたのに続き、シェルも同様の表明を土曜日にして、今度はガソリンの価格破壊競争となりました。消費者にはうれしいことです。
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