ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

マツケムシ退治

2009-04-27 12:42:00 | フランスの生活
今日の天気はときどき

わたしの移動の速度にブログの更新が追いついていなくて、すみません。

4月17日にスペインからフランスに移動する。ぎりぎりまで移動の日を決めることができなかった。この日の夜にはチャンピオンズ・リーグのアーセナル対ヴィジャレアル戦があって、この試合を近くのバーでみんなで見てからお別れ会をしようというリッキーの提案の誘惑をきっぱりと振り切ることができなかったからである。いい試合を見逃したのは残念だったが、この試合を見ていたら、きっとその夜は飲めや歌えやの大騒ぎ、十分な睡眠時間を取ることもできずに、翌日12時間の車の旅はさぞかしつらいものになっていただろう。

車を買い替えた甲斐があり、今回の移動は久々にドラマなしの順調な旅。車に信頼がおけるというのはいいものだ。

お隣のブライアンが前もって庭の手入れをしておいてくれたおかげで、フランスの家の芝はそれほど伸びていなかった。でも、前庭の松の木にマツケムシの巣が4つもできていた。英語ではprocession caterpillarと呼ばれ、スペインやフランスでは子供やペットに害を与えるものとして、春先に非常に警戒されている。ブライアンがお隣のパトリスに相談したところ、ご近所のロジェが来て、枝を切り取り始末してくれることになった。ロジェは樹木外科術専門家だそうだ。

マツケムシ退治には、ロジェとロジェの13歳になる息子のトマとパトリス、それにブライアンが集まった。ロジェがはしごを使って、巣のできた枝を切り落とし、予め火をつけておいたゴミ焼却器に投げ込む。実に手際のいい作業で、15分ほどで4つともすべて始末し終えた。お礼はアペリティフでいいということだったので、ウィスキーをロジェとパトリスに振舞う。フランスに到着して早々、ちょっとしたご近所のイベントであった。




デラウェア・パビリオン

2009-04-02 13:29:45 | 旅行
イギリス編の残り。写真はイースト・サッセクス州の海沿いの町ベックスヒルにあるデラウェア・パビリオン(De La Warr Pavillion)。アールデコ風の建築物で、今にもエルキュール・ポアロがヘースティングスと一緒に、優雅ならせん階段を下りてきそう。1935年に建てられ、2002年に宝くじ資金の援助で修復後リオープンされたとのこと。

この日は、車を物色するため、海沿いの町ヘースティングの近くの中古車ディーラーに行ったのだが、、ついでにベックスヒルまで足を伸ばしてみた。フィッシュ・アンド・チップスの昼食を取って家に帰る。

スペインへ到着

2009-04-01 18:12:51 | スペインの生活
今日のペドロランドの天気は

月曜日の午後6時にスペインの我が家に到着した。土曜日の夜、ビルバオ発のフェリーが悪天候のためポーツマス到着が遅れた影響を受けて、わたしたちのビルバオ行きのフェリーの出発も4時間遅れたものの、出発後はお天気にも恵まれて遅れを取り戻し、定刻どおり午前8時に北スペインのビルバオに到着した。日曜日の夜に夏時間が始まり、1時間失ったことを考えれば、定刻の到着はすばらしい。通常の航行時間を5時間短縮したことになる。

今回は取り立てて波乱も無く、無事に家に到着することができた。車を買い換えた甲斐があったというものである。ここ3年間、毎回移動のたびに途中で車が故障し、故障救援サービスのお世話になるのには、うんざりしていたところである。

イギリスで買ってきた車はディーゼル車で、燃費もよく、スペインではディーゼルのほうが安いこともあり(イギリスでは逆)、スペイン横断にかかった燃料費は35ユーロ(約4,500円)ほどだった。前の車から比べるとたいへんな節約である。

途中、マドリードの南東で昼食の休憩。ガソリンスタンドの隣のバー・レストランでタパスを食べる。豚肉のトマトソース煮込み、スパニッシュ・オムレツとロシア風サラダを頼んだが、どれもおいしかった。ロシア風サラダには、スモークサーモンの断片まで入っている。豪華版だ。スペインでおいしいパンに出会う機会は少ないが(好みの問題かもしれないが、スペインのパンは水気が少ない)、ここは付け合せのパンもおいしい。ちょうど午後2時のスペインの昼食どきで、仕事着の男性たちがぞろぞろと入ってきた。食堂では、日替わり定食も食べられる。トイレもきれいだし、次回のために場所を覚えておこう。

ペドロランドの隣人たちは真っ黒に日焼けしていたが、到着した日の天気は雨。日曜日から2日間雨が降り続けていると言う。どうやら、わたしたちがイギリスに行っていた最初の週は、イギリス同様、天気がよかったらしい。とても暑かったとのこと。

(写真はイギリスのトレーラーハウスのあるキャラバン場内。3つの川が集まっていることから、水鳥が多く見られる。)