ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

ラン・デ・ソンス (L'Un Des Sens)

2016-09-06 12:41:32 | 食べ物
イギリスからのお客様をお連れするレストランを発見すべく、わたしたちのレストラン探しは続くのだった。

というわけで、これはラルトンセ女主人ご推薦のレストラン、ラン・デ・ソンス。英語訳は、The One of the Ways (Senses)ということになるが、Sensには方向と感覚の両方の意味がある。感覚だったら、きっと5感のうちの味覚を指すのだろうけど、方向を意味するとしたら、こここそ、正しい方向という意味だろうか。

我が家から車で30分ほどのヴィルフランシュ・ド・ロンシャという村にある。それほど遠くはないのだが、なにしろ田舎道で、路面もデコボコのあまり快適でない道のりである。この日は金曜日で、8月中は、毎週金曜日、村の教会広場で、ディスコが開かれている。でも、広場に面した店内に入ると、ディスコの音楽はまったく聞こえない。奥には大きな窓があって、裏の谷間に広がる田園風景が一望できる。次回は、窓際の席を予約したい。

いくつかのコースがあって、前菜・メイン・デザートの3コースで32ユーロの「探検」コースを選んだ。ここもお通しあり。



前菜のロースト・ポークのトースト、リンゴのコンポートとたまねぎのジャム添え。絶品でした。




メインは、モンポン(近くの町)産のチョウザメとジャスミンライス。



こちらは、夫の選んだ鴨の胸肉のロースト。



デザートは、自家風イチゴのメルバ。白チーズのシャーベットとラズベリーソースとピスタシオ味の生クリーム添え。



木の実のケーキとミルクチョコレートムース。

どの料理も、すべておいしかった。アペリティフに注文した、生ビールが一杯(つまり250ミリリットルということだが)、5ユーロはとんでもなく高かったが、ワインは、15ユーロで、レストランとしては普通。

さすがに、ラルトンセ推薦だけあって、とてもオリジナルな料理で、別格だった。この前日に行ったオーベルジュ・デュ・ミュゼとは大きな違い。ミュゼも悪くなかったが、伝統的なペリゴール料理中心で、取り立てて特別なところがない。ここは、また来て、他の品も試してみたいと思った。







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2 コメント

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お久しぶりです! (kmy)
2016-09-08 16:55:43
こんにちは♪
美味しそうなお料理の記事2連続で目の保養になっています。
子どもが中高生になり、外食もご無沙汰です...田舎すぎてレストランもないのですが。ムール貝のムース美味しそうですね!玉ねぎ大好きなので玉ねぎジャムというのが気になります。

メルマガのユーロ離脱の記事も興味深く拝見しました。イギリスがどのように変化していくか気になります。
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ありがとうございました (みちえ)
2016-09-08 19:31:57
kimyさん、お久しぶりです!メルマガとブログを読んでくださり、ありがとうございます。

玉ねぎジャムは、たぶんキャラメル化したものだと思います。それとも、ジャムのように、砂糖を入れたのか?でも、玉ねぎって、炒めるだけでもかなり甘みが出ますよね。最近、イギリスでもキャラメル化した玉ねぎをハンバーガーの付け合わせにするとか、玉ねぎが大いに活躍しています。

お子さんたち、大きくなられましたね。お誕生日のケーキはいらないと娘さんが言い出すなんて、ほんと、大人になられたものです。月日が経つの早いものです。
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