ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

働く機械シリーズ (4)

2017-09-22 17:15:08 | フランスの生活


久々の働く機械シリーズ。今回は、巨大な舗装車。

うちの前で道路工事が再開した。全然問題のなかった我が家の前の袋小路だったが、8月中旬に、道路工事準備用の大型車両が清掃にやってきて、路面を破壊していった。その後、砂利を敷きにきたりして、道路の穴を埋めていったものの、先週一週間続いた雨のせいか、また道に大きな穴が現れたところだった。



まるで、道路舗装のコンバイン。様々な機能が付いている。車両の後ろに立った人が材料の割合を調整し、車両前方のホッパーから必要な材料がベルトコンベヤーで車両後ろに運ばれ、後ろから道路にミックスが自動的に撒かれる。途中で砂利が足りなくなると、別のトラックがやって来て、前にドッキングし、舗装車の前についたホッパーに直接、砂利を補給する。

どうやらこれで、我が家前の道路工事も完了のようだ。ここより修理が必要なのは、穴ぼこだらけの村の中央を走る幹線道路なのだが、我が家の前の村道とは管轄が異なるということで、幹線道路のほうは一向によくならない。


クロウタドリの雛

2014-07-08 13:27:22 | フランスの生活
我が家の庭の茂みの中にクロウタドリが巣を作った。連日、母鳥と父鳥が交代でやって来ては、雛に餌を与えていたが、このところ姿をみかけない。

巣の中をのぞいてみたら、すっかり雛の影もなくなっていた。この写真を撮ってから1週間ほど後のことである。クロウタドリは、卵からかえって2週間ほどで巣立つそうなので、皆無事に成鳥して、巣立って行ったのならいいのだが…。

フランスに到着

2014-06-06 14:41:41 | フランスの生活
ご無沙汰しました。

7ヶ月のスペイン滞在を終えて、6月1日にフランスに到着した。通常は、5月初めにはフランス生活を始めているのだが、今年は、アーセナルのFAカップ優勝をサポーターズ仲間と一緒に祝うべく、スペイン出発を2週間ほど延ばした。そこへもって、車の調子が悪くなって、修理に出したため、さらに10日間の延期。というわけで、通常より1ヶ月遅いフランス到着となった。

恐れていたとおり、庭はジャングルのよう。到着後5日目の今日、やっと裏庭の半分の草刈りが終わったところだが、8月中旬にイギリスに行くまで、しばらく時間がある。ゆっくり、腰を据えて、庭仕事に精を出すことにしよう。

パン袋

2013-07-09 13:20:33 | フランスの生活
日本滞在中に友人から、「フランスでは、小さな紙をフランスパンの真ん中辺りに巻いて結び、そこを持つって本当?」と聞かれた。

これは本当。隣の市のすごく人気のあるパン屋では、この方式である。我が家が普段利用している隣の町のパン屋では、袋に入れてくれる。この袋が時々変わり(また、品切れになって、何にも入れてくれないこともある。その場合は、パンをそのまま持ち運ぶ。)、時には、スポンサー入りの袋になったりする。先日は、建材販売店の広告、昨年の夏は、分譲住宅の宣伝が袋に印刷されているということもあった。

以前、このパン屋で、フランスパン用のマイバッグを持っている人を見かけた。白い木綿地の細長い手提げ袋。もしこんな袋が売られているのを見たら、買うんだがな。

ちなみに、2011年6月17日の記事で書いたパンの正式名称は、サルマンティン(Sarmentine)と言います。

フランスに到着

2013-05-10 16:55:43 | フランスの生活


先週の木曜日にスペインの我が家を出発し、途中パンプローナに一泊して、金曜日の午後にフランスの家に到着した。実に6ヶ月半ぶりのフランス。

2週間のフランス滞在の目的は、庭の手入れ。というわけで、早速芝刈り機を物置から取り出したものの、エンジンがかかった後、数秒で止まってしまう。火曜日に(隣町は、銀行はもちろん、ほとんどの店が月曜日定休である)、芝刈り機を修理に持って行くと、3週間予定がふさがっていて、すぐに修理に取り掛かれないと言う。その後、別の町の店にも持っていったが、ここも2週間待ちということだった。

きっと、天気がよくなり、芝刈り機を今年初めて動かそうとしたもの、作動しないことに気がついたという人が多いのだろう。来週にはイギリスに出発し、1ヶ月間フランスには戻ってこない予定である。このまま1ヶ月も放っておいたら、帰ってきたときがこわい。それこそ、芝刈り機では歯が立たないほどのジャングルになっている可能性がある。

というわけで、思い切って、安めの(と言っても、ガソリン式の芝刈り機は電動のものよりずっと高い)芝刈り機を買うことにした。予定外の出費に涙。故障している芝刈り機は、イギリスから戻ってきたときに、ゆっくり修理に出す予定。

イギリスからフランスへ

2012-09-11 13:38:03 | フランスの生活
今日のフランス・ドルドーニュ地方の天気はのち

ご無沙汰して申し訳ありません。8月22日から9月8日までイギリスに行っていました。本当は、もっとイギリスに滞在したかったのだけど、フランスでの来客に挟まれて、2週間ちょっとという短い滞在を余儀なくされてしまった。来年の夏はもっと長くイギリスに滞在したい。

写真は、フェリーのデッキから臨んだポーツマス港の夕日。今回は、小さなボートをトレーラーに積み、トレーラーを牽引しての旅でちょっと心配したが、(なにしろ、このトレーラーは3年以上使わずにいて、その間浸水したりしたこともあったので)無事にフランスに到着した。

2週間ちょっとぶりのフランスはからからに乾いていた。庭の芝生はすっかり茶色になっている。過去100年で最高の降水量を記録したイギリスの夏とは大きな違いである。もっとも、イギリスもわたしたちがいた間は、比較的お天気に恵まれていたが。フランスと比較して、ずっと涼しく、フランスで眠れない暑い夜を過ごしていたわたしたちにとっては、格好の避暑地となった。

フランスは、9月に入ってもまだ暑い。イギリスから来たお客さんたちにとっては、願ってもない夏休みである。この後、わたしたちは10月中旬までフランスに滞在し、スペインに越冬のため移動する予定。

フランスでの最初の6週間

2012-06-12 16:30:28 | フランスの生活
今日のフランス・ドルドーニュ地方の天気はときどき

フランスに到着して6週間。その後、お天気はよくなり、気温も上がったが、今はまた天気が崩れている。でも、夏が近づいているのは確か。薪を燃やして暖を取る夜はなくなった。

今年は昨年よりずっと雨が多い。お向かいのアニークの予言どおり、今年のサクランボの収穫は不作だ。例年今頃までには、異なった品種の3本の桜の木のうち一番遅いものにすら、すでにサクランボが実っているはずなのだが、今年は到着時にたくさんの小さな実がなっているのを見たきり、赤く色づいたサクランボを見ることもないまま、この時期になってしまった。たぶん、実が熟する前にみんな落ちてしまったのだろう。

さらに残念なのは、レストラン、ル・シャレーがどうやら閉店してしまったらしいこと。いまだに玄関ドアには、「年次休暇中」の張り紙が貼られているが、6週間も休みを取っているはずがない。店主兼シェフのオリビエは、とてもいい人だったし、価格も手ごろで、食事もおいしかったのに残念なことだ。ル・シャレーは我が家から4キロほど離れた町にあるが、わが村の唯一のレストラン「サン・マルシャル」もつぶれてしまったようだ。たまにドアが開いていて、人がで入りしているのを見かけるが、営業している風はない。以前から、フランスの田舎のこの辺りは、夜開いているレストランを探すのが難しいほど、夜外食する人は少なかったが、労働者相手の日替わりランチをメインにするレストランが、次々につぶれてしまったのを見ると、フランスの田舎にも不況の波が押し寄せてきているのを痛感する。我が家から車で15分ほどのボープイエにある、アイルランド人のデニスの経営するレストラン「ル・プートル」も、沿道の宣伝看板が取り除かれていたことからすると、やっぱり閉店してしまった可能性が大きい。この分だと、夜開いているレストランだけでなく、営業しているレストランを見つけること自体、難しそうだ。というわけで、この6週間、一度も外食をしていないわたしだった。こんなことは、スペインではありえない!

働く機械シリーズ(3)

2012-05-04 15:35:43 | フランスの生活
お隣のパトリックの家でプール工事が始まった。と思ったら、午前中1時間半くらい作業しただけで、どうやら今日はもう終わりらしい。

これから騒音に悩まされることになるだろうが、どのようにプールが作られていくのか、他人の家のことと言えど、とても興味深い。2軒隣に住んでいたイギリス人のブライアンは、彼の家のプール構築の工程をすべてビデオに収めて、DVDを作成したくらいである。このペースで行くと、いったい何日くらいかかることだろうか。

スペインからフランスへ

2012-05-01 16:46:08 | フランスの生活
先週の水曜日に車でスペインの我が家を出発し、途中パンプローナ空港のすぐ近くのホテルで一泊した後、木曜日にフランスの家に到着した。

昨年の10月にフランスを発ったときには干上がっていた池に水が戻り、川の水位は上がっている。それもそのはず、ご近所の人の話によると、この3週間、雨が降りっぱなしだったそうだ。昨年の水不足は、これで十分解消されていることだろう。

この冬はとても寒くて、零下17度まで気温が下がったということである。おかげで、我が家の外の水道管が破裂して、庭に大きな水溜りができたと、お向かいのパトリスとアニークが言っていた。通常は水道の元栓を閉めてからスペインに移動するのだが、今回は車庫の改造工事のため、留守中に水を使う必要があったので、本管の栓を閉めていけなかったのが原因。これから届く水道料金の請書を見るのが、恐ろしい。

フランス到着後5日間、雨降りが続いた。おまけに寒い。最高気温は13度程度である。午後から暖炉で薪を燃やして暖を取った。昨日は、午後2時に外に出たら、吐く息が白かった。こんなことなら、もう少し長くスペインにいるべきであった。

今日からやっと天気がよくなった。気温も上がって、やっと春らしくなりそうだ。アニークのサクランボ予想によると、この冬は寒くて雨が多かったので、サクランボの収穫はあまりよくないだろうということだが、我が家の桜の木には、すでにたくさんの小さな実がつき始めている。


夏の終わり

2011-10-18 17:13:16 | フランスの生活
今日のフランス・ドルドーニュ地方の天気はのち

夏を思わせる明るい太陽で始まった朝だったが、日差しは、すでに秋を感じさせる。日向は暖かく、例年、フランスを発つ前には、通常数晩はすでに薪を燃やすようになっているのだが、今年はまだ暖炉で薪を燃やして暖を取る夜も始まっていない。

明日はいよいよフランスを出発し、越冬のため、スペインに向かう。例年どおり、スペインに到着するお客さんたちに急かされての出発だ。明日、夫の弟夫婦がスペインに到着するので、それに合わせてフランスを離れる。こちらの弟夫婦は、自分たちの家に泊まるので、それほど急いでスペインに戻る必要はないのだが、来週の月曜日には、別の弟が我が家に泊まりに来る。

午前中に今年最後の買い物に隣村のパン屋に行き、若いおかみさんに「また来年ね!」と別れを告げてきた。田舎道には、落ち葉の匂いが漂う。夫は、のどかな田舎の生活が名残惜しそうだ。フランスからスペインへ。単に異なる国に移動するだけではなく、まったく異なった生活への移行をも意味する。

明日は、今日とは打って変わって大雨の予想。通常なら車で12時間の旅程だが、渋滞などに遭わなければいいのだが。予定どおりスペインに到着できれば、夜は、サポーター仲間の集まる近所のバーで、チャンピオンズリーグの試合を見ることができそうだ。