ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

今度はスペインへ

2007-11-23 17:47:31 | フランスの生活
フランスに到着して以来、全然更新していなくてすみません。あっという間に2週間のフランス滞在も終わり、明日はいよいよスペインに向けて出発。

先週末は寒かった!外に吊るした我が家の温度計は土曜日の夜、最低気温零下8度を記録していた。2軒隣のブライアンとメリルの家はなぜかもっと寒くて(?)零下9.5度だったとのこと。今はちょっと暖かくなって、日中の最高気温は12度(イギリスにいた頃は、12度だと寒いと言っていた。もっとも、今はイギリスもかなり気温が下がったようである)。でも、今朝は再び霜が降りていた。

スペインのペドロランドは最高気温18度ということで、日光浴をするのが待ち遠しい。もっとも、その前にはピレネー山脈の裾野を越えないといけないので、暖かい格好をして出発しないと。今回は来た道を引き返して、ボルドーから大西洋岸沿いに南下し、スペインに到達したら、サン・セバスチャンから内陸部に入り、バレンシアで地中海沿岸に到達する予定。

今回もフランスのレストランのエントリーをしそこなった。スペインに戻ってからゆっくり記事を書きたいと思うが、当分はブロードバンドがないので、インターネット生活は貧困になりそう。先週の水曜日にフランスからインターネットでブロードバンドの注文を入れておいたのだけど、スペイン人のことだから、きっと現地に到着して、実際に電話を入れないと行動を起こさないだろうと思う。もしついた途端にブロードバンドが使えるようになっていたなんてことがあったら、大いにスペイン人を見直してしまうのだが。


おへその話

2007-11-07 12:25:55 | 異文化・風俗・習慣
ときどきやっとイギリスを出発する日が決まった。金曜日の夜のフェリーでフランスに渡る。今回も、ポーツマス=サンマロ経由。フランスの我が家への到着は土曜日の午後の予定で、2週間ちょっと滞在し、11月27日にはスペインに戻り、冬を越すつもりでいる。イギリスに戻ってくるのは3月末になるだろう。

へその真下から切られたおかげで、手術の直後はへその形が変わってしまった。入院中体を拭いてくれた看護婦さんに「これってあなたのおへそ?」と聞かれたくらいである(腹の真ん中に開いている穴がへそ以外の何物でありえるのか?)。それは、背中に向かって口を開けている深い深い穴であった。うちのだんないわく、鉛筆何本か入るよというほどで、恐ろしく思っていたのだったが、切開傷と周辺の筋肉(贅肉)が癒えるにつれ、小さくなり、穴も閉じて浅くなって、元の形に戻ってきた。

うちのだんなに日本の子供の間で最大の侮辱は「おまえの母さんデベソ」であると教えてあげたら、いたくおもしろがっていた。ジナディン・ジダンがワールドカップ決勝戦で頭突きを食らわしたのは、お母さんか姉妹を侮辱されたためと言われているが、デベソくらいだったらかわいいものである。イギリスには出臍を馬鹿にするような偏見はないらしい。

へそといえば、新しく父親になる男性が、奥さんが出産することになっている病院で父親にへその緒を切らせない規則になっているのに抵抗し、父親の権利を勝ち取るために運動しているという話が最近イギリスでニュースになった。新しく生まれてくる子供との心理的絆を強めるには、へその緒を自ら切ることが大切なのだと。が、この病院では以前は医療関係者以外にもへその緒を切ることを認めていたのだそうが、赤ん坊の祖母に当たる女性が誤って赤ん坊の足の指を切ってしまった事件以来、禁止することにしたということである。わたしが赤ん坊だったら、やっぱりへその緒を切るのは経験豊かな専門家に任せたい。足の指を切り取られなくても、一生デベソと言われて生きるのは嫌だし。

うちの母は兄弟3人のへその緒というのを大事に箪笥の引き出しにしまっていた(今でも持っていると思う)。赤い木箱の中に入っていたように記憶する。恐ろしいような気持ち悪いようなで、中を見たことはない。