ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

サン・ジャン・ド・コル (4)

2009-05-22 17:49:04 | 旅行
もう1つの見所の教会は11世紀末の建立。幸いこれは、イギリス人の手を逃れたようである。

というわけで、緑のペリゴールへの日帰り旅行はおしまい。ペリゴール地方は、色別に4つに分かれていて、北部に当たるこの辺りはペリゴール・ヴェールと呼ばれる。森や牧草地が広がることからこの名前が付いたらしい。ちなみに我が家は、白に含まれるようだ(紫にもとても近いけど)。灰色・白の石灰岩からその名前の由来とのこと。

サン・ジャン・ド・コル (3)

2009-05-22 17:32:57 | 旅行
家々は美しいのだが、まるで映画スタジオのように生気がなくて、人工的な感じ。たぶん、小さな村にしては、妙に広い道のせいだろう。昔は、ここはノントロンからティヴィエに向かう幹線道路に当たり、乗合馬車や馬が行きかったそうだ。だから、現在のひっそりとした村には似つかわしくないほど道路が広いのかもしれない。

サン・ジャン・ド・コル (2)

2009-05-22 17:31:51 | 旅行
教会前のバーにて、冷たいビールで一息。ラ・ペルラ(スペイン語で「真珠」)という名のタパス・バーである。客は、赤ん坊連れのフランス人夫婦、3人組のオランダ人観光客にわたしたち夫婦だけ。外のテーブルに着いても、ウエイターが注文を取りに飛んでくるわけでもなく、実にのんびりしていた。

観光協会の事務所に頼めば、城の門を空けてくれるそうなのだが、その事務所は閉まっているので、塀の外から眺めるだけ。夏の観光シーズンになれば、この事務所は開くのだろうか?

サン・ジャン・ド・コル (1)

2009-05-22 17:29:39 | 旅行
ブラントームで昼食を取った後、そこから10キロほど北東に向かったサン・ジャン・ド・コル(St Jean de Cole)という村に足を伸ばす。Coleは川の名前らしい。去年訪れたオーブテールと同様、この村も「フランスでもっとも美しい村の一つ」に選ばれているようである。人口は340人だそうだ。

ここの見所はその町並み(「フランスでもっともすばらしい屋根」の栄冠にも輝いたとのこと。航空写真がないのが残念。)のほかに、城と教会である。城はもともと12世紀に建てられたが、百年戦争中にイギリス人に焼かれて、現在の建物は15世紀に再建されたものだそうである(と、村の英語サイトに書いてあった。どんな気持ちでこの文をイギリス人に向けて書いたのであろう?)。

鴨の赤身肉

2009-05-20 13:36:51 | 食べ物
写真はメインコース。付け合せは、フライドポテト、インゲン豆、ズッキーニのグラタンから一品で、(このほかにも、ソースはどれがいいかなど、注文時の補足質問が多かった)わたしはズッキーニのグラタンを選んだ。イギリスやオランダだったら、ポテトと野菜だっただろう。ポテトはイギリスやオランダでは主食だからだ。フランスではポテトも野菜のうちらしい。出てきたグラタンは、むしろオムレツに近かった。見た目はいいのだが、ナツメグの味が強すぎ。

鴨の焼き具合を聞かれたので、ミディアムにした。3年前にこの近くのホテルに泊まったとき、そこのレストランでウェルダンを注文したら、ウェイターに思い切り軽蔑した顔をされたので、その教訓から。が、出てきたミディアムは、もしレアにしていたら、生だったに違いないと思うほど。

チーズはチーズボードでなくて、サラダとともに一人ずつ皿に盛られていたが、3種類あって充実。デザートはチョコレートムース、クレームブリュレ、リンゴのタルト、レモンのタルト、チョコレートケーキから一品。チョコレートムースが一番軽そうと思って選んだのが間違い!かなりボリュームがあった。全体として、20ユーロの価値は十分ある。

ペリゴール風サラダ

2009-05-20 13:35:31 | 食べ物
この日は午前10時半に家を出発したのであるが、昼食をしっかりとる目的で、朝食は取らずに出た。

川をはさんで、寺院(現在は市役所のようだ)を見渡す小さな広場に並んだテーブルに着き、20ユーロの日替わり定食を注文する。前菜は、フォアグラ・ペリゴール風サラダ・ヤギのチーズのサラダという、どれもペリゴール地方の名物の中から一品、メインコースは、鴨の胸肉・ステーキ・鱒のうちから一品、チーズとデザートにワインがグラスで付く。

実はこの広場には3つのレストランがテーブルを出していたのだった。広場奥のテーブルに座っているのは飲み物を飲む人ばかりで、手前のテーブルにはナイフとフォークがセットされている。そこで、食事をするつもりだったわたしたちは、単純に手前のテーブルを選んで座った。トイレに行こうと、広場奥にあるレストランの室内に向かうと、「マダム、トイレに行くんですか?トイレはこっち」と広場中に響き渡る音量で、ウェイターが呼びかける。わたしの座ったテーブルは広場脇の小さなバーに属するもので、わたしが向かっていたのはよそのレストランであった。フランスの広場に置かれたテーブルに着くときは、それがどのバーに属するものか、気をつけましょう。

写真はペリゴール風サラダ。上にのっているが、フォアグラのメダイヨン。たいへんこってりとしている。周りにちりばめられているのが、砂肝。わたしはかなり好きなのだが、きっとイギリス人には恐れられていることだろう。温かい。冷たいサラダの中に温かいものを入れるという発想はイギリス人にはない。やはりペリゴール地方名産のクルミがたっぷり入っている。ヤギのチーズも好きなのだが、このサラダは去年ペリグーで食べたので、今回はペリゴール風サラダを試してみる。


ブラントーム(3)

2009-05-20 13:33:37 | 旅行
本格的な夏のツーリストシーズンになったら、さぞかし混むのだろうなという感じ。この日もフランス人生徒の遠足やら、イギリス人の観光客などが見られたが、わりとのんびりしていた。町は思ったよりずっと小さい。あっという間に中心地を一回りしてしまった。

ブラントーム(1)

2009-05-20 13:32:05 | 旅行
昨日の天気はのち

フランスに来て1ヶ月ちょっと。昨日は我が家から50キロほど離れたブラントーム(Brantome、oの上に三角屋根がつきます)までドライブをした。ブラントームは別名「ペリゴール地方のベニス」と呼ばれ、町の中心をドロンヌ川が囲む。