ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

オテル・カサ・アスコナ

2014-06-06 15:42:41 | 食べ物
スペインからフランスへの道中、パンプローナ郊外で一泊した。過去2年間、パンプローナ空港近くのビジネスホテルを利用したが、昨年、レストランの質の低下が著しかったので、今年は、別のホテルに泊まることにした。ホテル予約サイトで、Hotel Casa Azconaを選ぶ。

マナーハウスを改造したホテルということで、建物や部屋の写真もなかなか美しかったし、レストランの食事の評判もよかったのが、決定した理由。パンプローナ環状道路の外、わずか1キロほどで、フランスへの道筋を外れずに済むのも魅力だった。サンチャゴ・デ・コンポステーラ巡礼の道にも近い(実際には2キロも離れているそうで、決して巡礼路とは言えない)。

到着したときには、地元の人たちや、サイクリストでにぎわっていて、なかなかいい感じだったのだが、チェックインして落ち着いた後、テラスのバーに出てみると、宴の後という感じで、ゴミは散らかり放題、グラスやカップは放置されて、汚い。部屋は清潔で、内装も感じがよいのだが、とにかくうるさいホテルだった。この日は土曜日で、たぶん、地元の女の子たちの最初のコミュニオン(聖餐式)があったのではないかと思うのだが、レストランでは、団体の昼食が終わったばかり。その後、午後から深夜まで、ずっと家具を動かす音が絶えなかった。夫曰く、こんなに騒々しいホテルは初めてということだったが、このホテルよりうるさいホテルは、幽霊の出るアラルコンのパラドールだけだろう(ムーア人の王子様が激闘の末、討ち死にしたという中世のお城を改装したアラルコンのパラドールで、塔の最上階の客室に泊まったのだが、一晩中、階段を上り下りする足音と家具を動かす音が途絶えなかった。わたしたちの部屋の上には、事務所があるのみだったのに)。

期待していたレストランは、混乱状態。渡された英語のメニューを見ながら注文したが、ウェートレスは英語を解さない。心配したとおり、注文したものとは異なったものが出てきた。こんなことだったら、初めから、スペイン語のメニューで注文すればよかった。

ここは、セットメニューがなくて、前菜は10~16ユーロ、メインコースは、11~19ユーロと、スペインのレストランにしては高い。写真は、前菜のタコのガリシア風(やわらかくなるまでゆでたタコに、パプリカとオリーブオイルをかけたもの)。タコの下にはゆでたジャガイモが敷かれている。あまり味がなかった。この料理は初めてだったので、試しに注文してみたが、11ユーロも出したら、もっと感動的な味を期待するところだ。もう2度と食べてみることはないだろうと思う。

ウェートレスもウェーターも、まるで働き始めて間もないかのよう。食事中、三度、厨房で食器を割る音がレストランに響き渡った。勘定書きを頼んだが、あまりにも長くかかるので、レストランを出てきてしまった。慌てて追いかけてきたウェートレスに部屋番号だけ告げたが、いったい何を勘定書きに付けられていたのかは、永遠にわからない。

来年はまた新しいホテルを探さなくては。

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2 コメント

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Unknown (あいでんと)
2014-07-07 00:19:52
みちえさん、お世話になります。ここは不定期更新みたい?ですが、私的によくお邪魔しています。それにしても、2つ(以上)の国をまたにかけていらっしゃるのは驚きですね。
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ありがとうございます (みちえ)
2014-07-07 17:20:45
あいでんとさん、コメント、ありがとうございました。

更新が、たいへん不定期で申し訳ありません。あいでんとさんのように見てくださっている方がいらっしゃるとなると、もっとがんばって更新しなくては、いけませんね。ありがとうございます。
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