ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

クリスマス・キャロル

2012-12-16 16:16:54 | スペインの生活
ご無沙汰しました。10月中旬にフランスを離れ、現在スペインに滞在しています。

先週の金曜日に、イギリス人を主な対象としたクリスマス・キャロルを歌う催しが近くの町・トーレビエッハの教会前広場で行われた。教会広場には、12月初めから、ベレン(キリスト誕生前後の聖書の話をミニチュアの模型で語ったもの)が飾られている。10年ほど前に見に行ったことがあるが、夜、明かりのついたところを見たのは初めてだった。

キャロル・サービスは今年で10年目になるらしいが、わたしにとっては初めての行事。楽器の演奏と伴に、地元のアマチュア合唱グループを中心に、集まった人たちみなで、クリスマスの歌を歌うのだが、たいへんな人出であった。午後5時45分に始まり、7時まで、スペイン語の歌2曲を含め、約15曲ほどをみんなで歌った。わたしも、「聖しこの夜」と「来たれ友よ」(この歌は、高校の時の音楽のテストの課題曲の一つだったので、歌詞をいまだに覚えている)を、日本語で歌った。「音楽は国境を越える」ではないが、昔覚えた歌が外国で役立つことがよくある。宴会芸にもってこいだ。

年に一度の晴れの舞台を存分に活かそうという司会者の独りよがりの話が長かったのにはいらだったが、それ以外はとても楽しいイベントであった。

司会者の話にうんざりして、終わりより早めに会場を出たのが正解。近くのドイツ料理の店"El Berliner"に飛び込むと、テーブルはほとんど予約済みで、空いているのは2つだけだった。

10ユーロ98セントの定食を注文する。ハーフボトルのワインと3コースにコーヒー付きで昼と同じこの値段は、絶対に安い。前菜やメインコースの選択肢も豊富だ。メインコースには、ドイツ生活の経験のあるグリさんからいろいろと伺っていたドイツ名物のカレーソーセージをぜひとも食べたかったのだが、残念ながら品切れとのこと。代わりに、鶏肉のゴルゴンゾーラソース添えを注文した。ソースもおいしかったし、鶏肉の炭火焼風味が格別であった。白ワインもフルーティーで、まさしくドイツ料理店に期待したとおり。次回は、絶対にドイツのカレーソーセージを食べたい。