ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

ペドロランドのカーニバル

2009-02-24 17:07:55 | 異文化・風俗・習慣
今日のペドロランドはのち

今日はキリスト教の暦ではざんげ火曜日。伝統的には、明日からの四旬節に先立ち、ご馳走の食いだめをする日である。ラテン系の国ではカーニバル(謝肉祭)をするのであるが、イギリスではパンケーキを食べたり、フライパンでパンケーキをひっくり返しながら競争をする日。やはりイギリスは質素である。

ペドロランド周辺でも最近はカーニバルが盛んになってきた。近くの町では先々週末から1週間以上に渡って、パレードなどの催しがあった。

先週の金曜日、午前10時半頃、音楽が聞こえてくるので、どこかの家で朝っぱらからパーティーでもやっているのかと思ったら、音が近づいてくる。そこで、カーニバルと気がついた。近所の小学校の行事のようである。

残念ながらマーケット通りまで行ったときには、すでに高学年によるメインの行列は過ぎ去っていて、学校に戻った後のようだった。かろうじて低学年による行進に間に合ったが、衣装は絶対に高学年のほうが豪華だったと思う。たぶん、衣装は夏の『キリスト教徒とムーア人』祭用のもののようだ。中にはレゲエのお兄さんとか(教職員なんだろうか?)まったくの普通の服の子供もいた。前もって宣伝してくれたら、最初から見られたのに。沿道に繰り出した人たちはほとんどが父兄のようだ。この物騒なご時世、いかがわしい人たちが集まって来ないように宣伝を避けたのだろうか?でも、さすがにスペインではビデオやカメラは解禁で、ちょっとほっとした。

我が家のミカン

2009-02-22 13:45:59 | スペインの生活
10月にスペインに戻ってきたときから、庭にオレンジがなっている。これまでも我が家のミカンの木に実がなったことはあったのだが、いつもわれわれがスペインを留守にしている春から夏にかけてのことだった。それを食べたことのあるご近所の人によると、甘くておいしいのだそうだが、これまで実がなっているのを見たことがなかった。というわけで、食べたのは今回が初めて。皮が厚くて中身は小さいのだが、甘くて汁気もたっぷり。化学肥料を使っていないのは保証付きである。10月から今にいたるまで、実がなりつづけている。

お隣のオランダ人、アリーとトーシュの家のレモンの木にも今年はじめて身がついた。留守のあいだに所望したところ、実に香りがよい。形も完璧なレモン型で、言うこと無し。が、お向かいのスウェーデン人、カール・アクセルの家のレモンは大ぶりで、まるでかぼちゃのような形をしている。同じレモンでも、ずいぶん違うものだ。

ブッダ・タンドーリ

2009-02-18 11:59:57 | 食べ物
今日のペドロランドは18度

バレンタインデーには、あちこちのレストランで特別メニューを企画し、音楽などエンターテーメントを準備していたのだが、この日はインド料理を食べに行くことにした。2日前にテレビでイギリスの80年代のドラマ番組を再放送していたのだが、その中でドイツのデュッセルドルフの工事現場に出稼ぎに行っているイギリス人職人たちが故郷・イギリスを懐かしみ、地元のインド料理店に行くシーンがあった。これを見ていたら、むしょうにインド料理を食べたくなってしまったのである。

行ったのは、実はネパール人経営の店で、その名も「ブッダ・タンドーリ」。この日は、ピンクのカクテル・前菜盛り合わせ・チキンまたはラムのカレー・アイスクリームから成るバレンタインデー特別メニューが用意されていたのだが、わたしの心はすでにアラカルトメニューの中のネパールカレーに決まっていた。ちなみに、このレストランではエンターテーメントはなかったのだが、それでも店内は立ち替わり入れ替わり客が入っていた。

注文したのは、ネパール風グリーンバレー(緑の谷)チキンカレー(写真左上)。料理もサービスもいいのだが、店内が暗すぎるのが玉に瑕。食事をするときには、自分が何を食べているのかちゃんと見たいものだ。もちろん、色や見栄えも味のうちだろうし。実際には、カレーは、気持ちグリーンがかった色をしているように思える。写真右はサグアルー(ほうれん草とジャガイモ)。これもとてもクリーミーであった。

ラス・ミモサスの変身

2009-02-11 15:51:55 | フランスの生活
今日のペドロランドは雲ひとつない青空。ぽかぽか22度、でも強風

ベニドルム旅行は、午前11時に近くのバー、ラス・ミモサス(われわれはホアキンのバーと呼んでいる)集合であった。このバーへはいつも夜か、土・日の昼間にイギリスのサッカーの試合がテレビ放映されているときにしか行かないのだが、平日の朝10時に来てみると、普段とはガラリと変わり、スペイン人のバルに変身していた。

カウンターやテーブルに座ったスペイン人作業員たちがコーヒーやコカコーラやビールを飲んでいる。フランスパンのサンドイッチを食べている人もいた。普段、イギリスのニュースやサッカーの試合が映っているテレビ画面には、スペインの朝のワイドショー番組が流れている。アルゼンチン人のモニカがカウンターでスペイン人男性たちの相手をしていた。

わたしたちはイングリッシュ・ブレックファーストを注文したのだが、目玉焼き2つ・ソーセージ2本、ベーコン2枚、ベークドビーンズとトースト2枚にオレンジジュースとコーヒーがついて4ユーロ99センチモ(583円)なり。かなりのボリュームに圧倒された。ソーセージはスペインのソーセージにしては癖がなくておいしかったし、ベーコンはイギリスのバックベーコンで、厚くて大きかった。

スペイン人たちはタバコの灰も吸殻もゴミはみな床の上に落とす。イギリス人の夫はなんと汚い連中とさげずんでいたが、それが習慣なのだからしかたがない。わたしも最初に旅行でスペインに来たときには、おつまみのオリーブの種をぺっぺと床にはき捨てるスペイン人にはショックを受けたものだ。スペイン人たちが去った後、モニカが丁寧に床を掃き掃除していた。先日の夜、やはりこのバーで、エルサルバドール人のウェートレス・アウラがおつまみにオリーブを持ってきたとき、一緒に種を捨てるための小皿もくれたのには感心した。イギリス人用の配慮なのだろうか。

写真は、ラス・ミモサスのタパス用ショーケース。注文すると皿に1人分取り分けて、電子レンジで温めた上、小さなバスケットに入ったフランスパンのスライスをつけてくれる(これは別の日の夜に撮ったもの)。


ベニドルムへの2泊3日

2009-02-09 17:31:23 | スペインの生活
今日のペドロランドは

イギリスは先週18年ぶりの大雪に見舞われ(18年前の大雪はよく覚えているが、今回ほどの混乱ではなかったように記憶している)、月曜日はわたしのようにスペインから遠隔勤務している者ですら被害を被った。バスや地下鉄が止まり、通勤不可能になった人たちが在宅勤務に切り替えたため、普段は在宅勤務者用であるネットワークが利用者過剰でパンクしてしまったのである。それが先週月曜日のこと。

そんなストレスともおさらばで、火曜日から2泊3日でベニドルムに出かけた。友人リッキーの50歳の誕生日を祝うため、友人・家族総勢17人で繰り出したのである。ベニドルムはイギリス人やオランダ人に人気のあるリゾート地で、ペドロランドからは車で1時間半ほどのところ。

写真は海の近くの緑地帯で、金属の羊飼い(?)と羊の銅像が設置されているのだが、なかなかかわいかった。