ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

地震とイギリス人

2005-08-19 20:18:03 | イギリスの時事
月曜日にドイツから帰ってきてから(この旅行については後で写真を含めてアップする予定)、ずっと25度以上のいい天気が続いていたのだが、今日はついにその天気も崩れて雨降り。これで夏も終わりか??

日本の地震については、こちらのニュースでも話題になっていた。おととい(8月17日)のタブロイド紙を見たら、たまたまニューカッスルのラグビーチームが来日中で、ジョニー・ウィルキンソン(ラグビーのワールドカップでドロップキックを決めてイングランドを優勝に導いた国家的英雄。一時期一世を風靡した)も地震に動揺したというニュースが載っていた。彼らが滞在していた東京では、震度はどのくらいだか知らないのだが、"traumatised"(心に深い傷を負った)とか、えらく大げさな書き方だった。地震のたびにいちいちトラウマになっていたら、日本には住めないぞ。

もっとも、イギリスでは体感できる地震はめったにない。去年だったかおととしだったか、イングランド中央部のダドリーというところで、地震があって、大騒ぎであった。スペインのペドロランド近辺は元火山帯で、地震のあるところなのだが、やはり2~3年前にちょっとした地震があった。地震というものを知らないイギリス人やドイツ人は家から飛び出してきて、「今のはなんだったの?」と聞く。「地震よ」と言うと、えらく感動していた。

今年の1月29日に、ペドロランドから遠くないムルシアでもわりと大きい地震があった。地震が多いにもかかわらず、この地域では耐震構造とか建築面での予防策が全くなされていない。そこで、このときも物的被害が大きかったようである。でも、この地域を地震の多い地域として認めてしまうと(被災した家には補助金が下りるのだが)、北ヨーロッパの人たちがこわがって家を買わなくなるので、政府に認めさせないよう建設業者が圧力をかけているのだそうだ。利益が先か人命が先か。本当にスペインの建設業者はがめつい。

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