ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

ロビンの行方

2007-03-28 15:43:50 | イギリスの生活
のち先週は雨の多い寒い1週間だったが、今週は月・火・水と晴天が続き、気温も18度まで上がった。が、これも長くは続かず、今日(水曜日)の夕方から雨になり、気温も下がると言うことだ。こう頻繁に気温が上がったり下がったりしたのでは、自然に依存している昆虫や動物たちには気の毒なことだ。

先週は外に出ることがほとんどなかったのだが、ロビン(コマドリ)がどうしているだろうかと思って夫に聞いてみると、巣は空っぽだと言う。そんなに早く巣立って行ったのねと感動していると、きっと猫かマグパイ(カササギ)に殺されたのだろうと言う。自然は残酷だ。これに懲りずに、母鳥がまた巣に戻ってきてくれるといいのだが。


ロビンの巣、みつけた!

2007-03-19 15:38:45 | イギリスの生活
ときどきで、現在は
先週一週間、イギリス南東部は暖かい晴天に恵まれた。最高気温は20度近くまで上がる。が、一転して今週は寒い。昨日は5分ほど雹(ひょう)が降った。今日の最高気温は8度で、先週より10度も低い。先週は日中は暖房を切ることができて、ガス代を節約することができたが、今週はそうはいかないようだ。今日も風が強く、朝から天気が変わりやすかったが、今は雪が降っている。

暖冬の今年は、Red Admiral(ヨーロッパアカタテハ)などの蝶が早くも見かけられたそうだが、今週の冬の戻りで、姿を消すだろうと言われている。

土曜日にロビン(ヨーロッパコマドリとも言うそうだ)の巣を見つけた。低いワイヤーフェンスだけで仕切られたお隣の庭の木の中にあった。すぐ手前のとげのある木の枝を横にのけて、中をのぞき込むと、小さな4つの卵が入っている。

前夜からの強風の被害はなかったかと、次の日、もう1度巣をのぞいてみると、卵がかえっていた。口をいっぱいに開けて上を向いているので、4つの口しか見えない。親鳥が近くの木にとまって見張っているので、早々に引き上げた。雛たちの成長が楽しみだ。

こんなことが許されるのか?

2007-03-02 16:57:05 | スペインの摩訶不思議なローカルニュース
のちこのところ、更新が滞っていてたいへん申し訳ありません。わたしの親戚や友人の方々がわたしがどこにいるのかをチェックするためにもこのブログをご覧くださっているようなので、一応近況報告をしておきます。2月9日に到着して以来、イギリスに滞在しています。が、予定がまったく狂ってしまい、いつまでイギリスに滞在するか、いつフランスに向けて出発するか、まったくわかりません。7月か8月から2ヶ月程度、10月末までの間はイギリスにいるだろうということだけは、ほぼ確かなようです。

イギリスの今年の冬は記録が始まって以来、もっとも暖かい冬だそうである。土手一面に咲いた水仙の黄色が目に鮮やかだ。暖かいのはありがたいが(わたしは寒いのが嫌い)、とにかく雨が多い。昨日に続いて今日も珍しく晴れたが、昨日の天気予報によると今日は雨のはずだった。天気予報が毎日変わるのも最近の傾向。が、今晩からまた雨降りになるらしい。雨が多いおかげで、貯水池は満水になり、昨日からホースの使用が解禁となった。これでホースを使って洗車をしたり、庭の水やりをしたりできるわけである(この時期、この天気では水遣りはまったく必要ないが)。一方ペドロランドのほうは、現在天気に恵まれているようで、インターネットの天気予報を見ると、連日晴天で最高気温は20度を越え、明日は26度にまで上がるようである。

そのスペインからおととい電話があった。近所に住むイギリス人の友人からである。この1ヶ月間郵便の配達がまったくないと言う。ペドロランドの住民全員の郵便受けが空なのだそうだ。そこで、住民管理委員会の副会長が郵便局と市役所に行ってみたところ、住所が指定したものでないため、地元の郵便局が配達を拒否しているということがわかった。

そういわれてみれば、クリスマスの直前に郵便局からの通知が来ていたのに思い当たる。現在いろいろな住所が使われているが、今後は下記の住所を使うように、これ以外の住所が封筒に書かれていた場合、今後は配達をしないぞという内容がスペイン語とちょっとおかしな英語とで書かれていた。

わたしがスペインを出発した2月3日までは正常に(つまり1週間に1度ということ)郵便は配達されていたから、郵便局が配達をやめたのはきっとその後のことに違いない。郵便局指定の住所とは現在使っている住所に通りの名前とアーバナイゼーション(住宅地)の番号を加えたものである。現在使っている住所は道路に名前がつけられる以前のもので、確か管理会社に指示されたものだったと思う。このほかにも、電話会社は最寄の交換局の名前を使った住所で請求書を(たまに)送ってくるし、市役所は全然根拠のわからない住所を使っている。つまり、差出人がそれぞれ好きな住所を使っているというのが現状であった。それでも、過去6年間、郵便局はどんな住所でも一応届けていたのである(中には届かなかった小包もあるが、それは住所のせいではなかった)。が、突然郵便局は自分の好きな住所でない限り、配達をしないと決めたわけである。

で、その配達を拒否された郵便物はどうなったのかと言うと、郵便局が焼き捨てたそうだ。住民管理委員会の副会長が郵便局に問い合わせた結果の答えである。先進国では信じられないことだが、スペインだったらさもありなんと思った。欧州裁判所に持ち込んだら、絶対に人権侵害となるだろう。

というわけで、もし2月に何かお送りださっていたら、それは焼き捨てられている可能性が大です。また、わたしのスペインの住所をお持ちのかた、お手元の住所はもう使えませんので、もし何かお送りくださるときには、郵便局公認の住所をお問いあわせくださるとありがたいです。