貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

執着の得失?蕉道「おくのほそ道」パートⅡ

2017-08-21 09:38:36 | 日記
執着の得失?蕉道「おくのほそ道」パートⅡ

芭蕉俳句の散歩道

平成29年8月21日(月)

 昨夜も雨の襲来。今朝は蒸し暑い。

 先日、刈り取ったタンポポは翌朝生き返る。

ということを記した。

 「どうして、全生命をかけて子孫を残す

ことに執着するのか。」

 玉村さんの言をかりると・・・・。 

 冷蔵庫の中の青菜が黄色くなって萎れて

いくこと、林檎などの果物が腐ったり、

傷んだ林檎がひとつあると、一緒のかご

の林檎も早く傷んだりすることは、皆

エチレンというという植物ホルモンが原因

という。

 エチレンというホルモンは、植物が風に

揺れる時にも出るらしい。

 エチレンは、よく知っているポリエチレン

や塩化ビニルをつくるエチレンと同じもの。

 19世紀末にヨーロッパの都市に用いられ

ていたガス灯が破損してガスが漏れた時、

付近の街路樹が異常な形態を示したらしい。

 その原因の追究から多くの高等植物は

自分自身でエチレンを発生していることが

分かり、植物ホルモンの一種であることが

認められたそうだ。

 エチレンは、生長を促進し、老化を早め

ている張本人ということが解明されたという。

 ということから、植物は切られたり、風に

揺さぶられたりすると、わが身の危険という

だけではなく、子孫を残すという種の生命の

危機を感じ、とにかく早く生殖できる状態に

到達することへと急ぐのだ。

 ある種の生き急ぎの感だが、凄まじい

ことだ。

 私もそうなのかなと不可思議さを残しながら

蕉道へとのめり込む。

芭蕉俳句の散歩道



深川の芭蕉庵を手放して



「草の戸も 住替わる代ぞ ひなの家」

これが、散歩道



次は、降船 千住にて



そして、日光へ



那須高原



福島へ



 ちょっと一休み!