貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

おくのほそ道三百年祈念・歴代芭蕉一宿庵の石碑!

2022-11-27 09:45:26 | 日記
令和4年11月27日(日)
登米市: 水澤県廳記念館   
<入り口>
  
 戊辰戦争 (明治元年1868-1869)で
政府軍に敗れた仙台藩は、
領地を没収される。
 廃藩置県などの改革等の変遷も
影響を受ける。
 その中で、明治4年現在の宮城県の北部
と岩手県の南部を管轄する地域を
「登米県」と称し、
本町に登米県庁舎が設置されることになる。
 明治8年まで使用される。
 建物の玄関は堂々たる入母屋造の屋根
をかけ、破(は)風(ふ)には狐格子を
付した純粋な日本建築となっている。
<入母屋造りの屋根:洋風の平屋建て>

 しかし、
本棟は、洋風な木造平屋建てとなっており、
県内官公衙建築を代表する貴重な日本独自
の洋風建築だ。
<説明>

 元禄2年、
芭蕉翁「奥の細道」行脚の折、
戸伊摩(登米)に一宿せしを記念し、
宝暦の頃、
登米の俳人、金指紋兵衛が一宿庵を称えた。
 これは庵を建てたのではなく、
芭蕉翁の一宿の由縁を伝承する為の
庵号にして、現在二十代に至る。
<芭蕉一宿庵の石碑>

 町制施行百周年、
『奥の細道』紀行三百年にあたり、
歴代一宿庵の名を掲げ、
これを記す。