令和4年11月15日(火)
<雄島篇№2>
「奥の細道」の標柱と句碑が立っており、
江戸時代へタイムスリップ!
句歌碑群あり。
その中で、芭蕉と曾良の句碑を選別する。
句歌碑群あり。
その中で、芭蕉と曾良の句碑を選別する。
芭蕉句碑
芭蕉の句は、
「朝よさを
誰まつしまぞ
片心」。
(桃舐集 元禄元年)
その意は、
「朝な夕なに、
(桃舐集 元禄元年)
その意は、
「朝な夕なに、
私は松島の旅に心惹かれている。
まるで、片思いしている相手を
待っているような気持ちだ。」
そして、
曽良の句は、
そして、
曽良の句は、
曽良の句碑
「松島や
鶴に身をかれ
ほととぎす」
「ここ松島につりあうには、
「ここ松島につりあうには、
鶴の衣に身をまとって
優美になっておいで、
ほととぎすよ。」
という意。
松島吟並序碑は、
寛政元年(1789)に雄島の最北端に
建てられた石碑で、高さは2メートル程。
瑞巌寺の「奥の細道」碑と
同じ松島湾の章段が刻まれている。
「そもそもことふりにたれと
松島は扶桑第一の好風にして
凡洞庭西湖を恥す
東南より海を入て江の中
三里浙江の潮をたたふ
島々の数を尽して欷つものは
天を指臥するものは波に
匍匐あるは二重にかさなり…
千早振神の昔大山すみのなせる業にや
造化の天工何れの人の筆をふるひ
詞を尽くさむ
「朝よさを
誰まつしまぞ
片心」
と、碑文の最後に、
芭蕉の句碑にある同じ句が添えられる。