貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

北枝との別れの辛さの一句!

2022-01-20 15:34:52 | 日記
令和4年1月20日(木)
 八月十日、丸岡(松岡の誤り。福井県)
の天龍寺の長老である和尚は、
以前から親しかったので訪ねる。
 そこへ、金沢の北枝という者が
見送るつもりだったのが、
ずっと慕いついて来た。
 所々に風景を詠み込んだ作意など
話してくれてためになった。
 別れ際に一句。
物書て 
   扇引さく 
       名残哉
 秋になれば扇は無用である。
 芭蕉は扇に別れの句を書いて、
引き裂き、
北枝と辛い別れをする。