令和4年1月5日(水)
金沢を出て、すぐの作品。
小松では、その土地の名前が
愛らしくていいと一句詠む。
しほらしき
しほらしき
名や小松吹(ふく)
萩薄(すすき)
なんと可愛らしい名前だろう。
なんと可愛らしい名前だろう。
小松とは、小松の木に吹く風が
萩と薄をそよがせて、
旅人を慰めてくれる。
小松の多太の神社に、
小松の多太の神社に、
平維盛に従った齋藤別当実盛の甲
がある。
敵となった義仲に、
老人と見られぬよう、
白髪を墨で染めて出陣し、
奮戦したが討ち死にの末路である。
むざんやな
むざんやな
甲の下の
きりぎりす