令和4年1月19日(水)
加賀と越前の境の吉崎の入り江、
北潟湖の対岸にある
「汐越の松」を舟に乗って訪ね、
見て、西行の歌(これは間違いで、
蓮如上人の作。
当時、西行作だという誤伝が伝わっていた。)
の素晴らしい表現を認めた。
終宵(よもすがら)
終宵(よもすがら)
嵐に波を運ばせて
月を垂れたる
汐越の松
夜通し、嵐の波しぶきを浴びた松は、
夜通し、嵐の波しぶきを浴びた松は、
枝を飾る水滴ごとに目を映して美しい。
この一首で汐越えの松は
完璧に表現されている。
さすが西行だと、芭蕉は感激して
いるが・・・。