ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

クリちゃん

2020年09月09日 | 随想録

【Live Information】



クリちゃんこと栗本亮平くんは、岡山のミュージシャンを陰で支える名エンジニアです。
たくさんのミュージシャンがクリちゃんのお世話になっています。
先日、ひさしぶりにクリちゃんと一緒にお仕事をする機会をいただきました。





来年行われる予定のミュージカルのためのレコーディングです。
本番の伴奏にもベース奏者として参加することになっています。


しかし相変わらずの凄腕!
とにかく仕事が早い。助言も的確。
そしてミュージシャンをいい気分にさせるリアクション上手!
こちらとしては、いやがうえにもその気になっちゃいます。



今回はエレクトリック・ベースのみを使用しての録音でした。






この日は、キーボード奏者の入江美佐子さんとのスタジオ入りです。ミサちゃんはとっても頼りになるピアニストなのです。


そのクリちゃんのTシャツが!
なななななななななんと、あのマハヴィシュヌ・オーケストラのアルバム「内に秘めた炎」のジャケットのプリントですと!



 
 
「マハヴィシュヌ・オーケストラ」とは、1970年代前半に結成されたジョン・マクラフリン(guitar)率いるジャズ・ロック・バンドです。
フュージョン黎明期の、泣く子も黙るどころか、泣く子もハイテンションになる、伝説的バンドなのです。
これが食いつかずにおられましょうか!!
 
 
思えば高校時代、倉敷のレコード店「グリーン・ハウス」で店主の中村さんだったか店主の弟さん(ギタリストのフェリーペさん)だったかに教えてもらって一時期よく聴いていたものです。
いろんな意味で涙が夕陽に滲みます。
 
 
Tシャツは、ぼくはアンダーとしてしか着ないんだけど、こんなのなら欲しいわ~



注文を付けまくってクリちゃんを困らせているようにも見えますが、マハヴィシュヌ・オーケストラの話で盛り上がっているところです。





この日は、5曲を3時間半かけてなんとか録音。
しかし、録音してみると、いかに自分が普段いい加減なことを弾いているかがまる分かりです。
当たり前のことではありますが、こんな時は日ごろの自分の実力しか出ないことを改めて痛感しました。



左は、ミュージカル女優の清水ゆきちゃん。レコーディングにもつきっきりで世話を焼いてくれます。LOVE


プレイ・バックを聴くと、やっぱり「あそこを手直ししたい」「ここもやり直したい」という気持ちになります。
時間がかかっても、その気持ちにすべて応えてくれるクリちゃんは、やっぱりミュージシャンに寄り添ってくれるステキなエンジニアです。
それでも、終始緊張感に包まれての作業は実に楽しかったです。
緊張しすぎでとっても疲れましたが、その疲労感が心地よいのです。



左から入江美佐子さん、スタッフのゴローさん、クリちゃん、ワタクシ。



いつもこんな緊張感、疲労感、充足感を味わっていたいなあ。




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