ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

青春の泥あそび

2021年05月04日 | 随想録

                                                         △近所の倉安川

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 週に一日は17:00には家に着きます。
 駐車スペースに停めようとするぼくの車を、庭にいる愛犬ハチくんがシッポを振り振り出迎えてくれます。
 車から降りて、
 「ハチくんただいま!遊んどったん? (^^)」
 と言いながら近寄ると、えらいイキオイでぼくの靴の先を2~3秒ほど「フンフンフンフン!」と嗅いで、納得してまたえらいイキオイであっちの方へ走り去ります。
 なんでそんなイキオイなのかはよくわからんけど。。。


 ついこの前、
 「せっかく明るいうちに帰れたんだから散歩へ行こうや!」
 というわけで、ハチくんと出かけたんです。
 うちのすぐ北側に倉安川という、江戸時代に造られた川があるんですが、その日はそこからキャッキャキャピキャピにぎやかな声が聞こえる。
 青春している女子学生の声ですよ。
 いつもなら学校帰りの子供の声がすると構ってほしくてワンワン吠えるハチくんですが、そのにぎやかな声に圧倒されたのか無言でジッと見ているだけ。
 たぶん高校生かな(中3くらいかも)、6~7人の女子が
 「キャ~~ッハッハッ♪」
 「イヤ~~♡」
 と大騒ぎの真っ最中です。
 見ると、ふたりほどまったくのはだしで川に入っている。
 泥の中にふくらはぎが埋まるくらいw
 その彼女たちが、様子を眺めながらブラブラ歩くぼくとハチくんに気づいて、川の向こう側から一斉に大きな声で
 「こんにちわぁ~!」
 と声をかけてきたんですね。
 ちょっとビックリですよ。
 顔を知っていても自分からは絶対あいさつしない人が珍しくないご時世なのに。。。



赤丸が女学生たちがはだしで入っていたところ


 「どしたの?何か落とした?」と聞いてみると、口々に
 「違うんで~す、これ罰ゲームなんです~www」
 「最初は落とし※◎☆#◆キャーハハハ」
 「アーッハッハッハ」
 キャピキャピキャーキャー♡♬★
 ・・・(^^;)


 「そしたらなにか落としたんと違うんだね、大丈夫ね」
 すると明るい声で一斉に
 「ハーイ大丈夫で~す!」
 「ありがとうございま~す!」


 とってもいい子たちじゃねーかよー(T▽T)
 世間様の荒波にひねくれてしまっているオジサンの心は、ほんのり温まったのでした。
 最後にひとりが、泥の中に埋まりながらw「ワンちゃんかわいいですね~!」って言ってくれて、嬉しさ50%増しですよ。
 「どうもありがとうございます。じゃあね、気をつけて帰るんよ」って言って、思わず会釈しちゃいましたよ。
 するとみんなそろって
 「失礼しま~す」だって。
 あ~、青春だなぁぁ。。。


 オジサン胸がキュンキュンしちゃったよ!
 めっちゃ感じのいい子たちだったよな、ハチくん!!


 ハチくんは電柱の根元をクンクンすることの方が忙しいようでした



ハチくん


 学校帰りに川で遊んでいた子たち!
 なんかありがとう!!
 (さすがに初対面のJKだかJCだかに向けて写真は撮れません。通報されても文句は言えないですからねwww)
 



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