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ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

父の日

2012年06月18日 | Weblog~雑記
                   ♪ひとつ上の姉の七五三。父と姉とぼく。
                    この直後、300円(当時としては高価!)のオモチャが欲しくて駄々をこねるもワガママが通じる父親ではなく、
                    あえなく涙した記憶があります(^^;)



6月18日はポール・マッカートニーの70歳の誕生日! Happy Birthday, Paul!
ポールはロッカーとして一生を終える(であろう)最初の世代なんですね(不慮の事故死や病死は除いて)。
ぼくが若い頃は50歳以上の中年・老年ロッカーなんて想像もできなかったけれど、今ではポールやエリック・クラプトン、ミック・ジャガー、ロジャー・ダルトリー、ジェフ・ベック、ロッド・スチュアートなどなど、ヤンチャな爺様(^^;)がたくさんです。
ぼくも死ぬまでやりたいように生きてゆきたいです。


そしてこの日(6月第3日曜)は父の日でもあります。
世界中で統一されていると思いきや、国によって父の日は違うんですね。
数日前からなぜか亡き父を思い出すこと多くなっていたので、今日はその話を書き留めておきたいと思います。


ぼくの父は20年以上も前に50歳台で亡くなりました。
父の仕事は法律関係で、事務所を構えてそれなりに仕事をしていたようです。表面的には法曹関係の端くれということで社会的信用もありましたが、どうやら思うように好き放題生きたようです。
酒飲みで(しかも飲まれるタイプ・・・汗)、気ままで強情で頑固な損得勘定のできない義理人情を重んじる古いタイプで、良くないところは遺産としてありがたく受け継いでいます(^^;)
ただ、ぼくもそれなりに人生経験を重ねて来た今では、なんというか、尊敬しています。


事務所開業当時はまったくお客がこなかったけれど、仕事ぶりが認められて次第に繁盛、ぼくがまだ幼稚園に行っていたころは事務員さんが5~6人もいて、よく遊んでもらっていた記憶があります。それがなんでこんなに没落、いやいやビンボー事務所に?、などという、ムスコでもなければ聞けないようなシツレイきわまりない質問に、
「あのな~、とーさんの友達がな、『助けてくれ』っていうから連帯保証人になんたんじゃ。そしたらそいつの借金を肩代わりしないといけないハメになってな~ハッハッハ(月給2~3万の時代に7ケタ肩代わりして貯金がスッカラカンになったそうです・・・) なんでかって?だって助けてくれって言ってきたから。。。」
ハッハッハじゃねえよ、オヤジ。。。法律屋が「連帯保証人」になっただって??? いくら困ってるからっていって、人が良すぎやろ~ でもまあそういうところ、キライじゃないです。


ぼくは、わが家はそんなに裕福ではないことを自覚していました。こどもごころにも「もうちょっとお小遣いが欲しいな~」と思っていたのですが、ある時父に「なんでウチはビンボーなん?もっとお客さんから料金を貰ったらいいのに」と尋ねたことがあります。その時の答えが「うちにはいろいろ事情があって困っている人がたくさん来るだろう?そんな人からお金は取れないよ」。
自分が恥ずかしくなった一瞬でした。


お酒が好きで、酔い方はハッキリ言ってロクなもんじゃなかったけど、父の知人がこんなことを教えてくれました。
「君のお父さんは飲むのが本当に好きで、飲めるとなったらいろんなところへ行っていた。羽振りの良い時代は、ある時は高級なお店かと思えば、つぎは、いわゆる『』と言われているところの中のこぎたないお店。どこへでも行っていた。でも、飲む相手やお店に序列を付けたことはなかったよ」
息子としては、酔ってクダを巻かれることはイヤだったんだけどな~。でもさすが柔道も剣道も有段だけあって、一度竹刀を持った酔った父にバットを持って飛びかかっていったことがあったけど、あっさり負けました(^^;)


ひとつ違いの姉が小学校に入学した時に学習机を買って貰ったんです。ところが、「机を買う時は姉弟一緒に買ってやる」と言った父の言葉を覚えていたぼくは怒り心頭に達し(^^;)、即座に家出を決行(←ちなみにこの短気なとこも父譲りです)。
近くの公園などをウロウロしていたんですが、当然行くところもなく、お腹もすくし、あたりは真っ暗で不安になるしで、とりあえずノコノコ家へ帰ったんですね。でも玄関を入る勇気がないもんだから、裏口の壁にもたれて所在なさげにしていたら、父が出てきてすごい剣幕で裏の物置きに引っ張って行かれ、柱にロープで縛りつけられました。
強情にふくれっ面しているぼくに父は、「なんでこんな遅くまで外をほっつき歩いていた!!!」と怒鳴りつけます。ぼくは、「お姉ちゃんに机を買う時はぼくも一緒に、と約束したのに」と言いながら、なぜか悔しくてたまらなくなって、途中から大泣きしたことを覚えています。
ぼくの言い分を聞いた父は、黙ってロープをほどいてくれました。
翌日幼稚園から帰ったら、新しいぼくの机がありました。
このことは一生忘れないでしょう。


父の葬儀後、母(父の再婚相手です)から「実は、あなたたちにもうひとり姉がいる」と打ち明けられてビックリ!嫌悪感を抱くより「ふ~ん、オヤジもなかなか・・・」と思ってしまったのですが、事情を聞いてさらに「ふ~ん・・・」
「ずっと昔、妊娠中に婚約者に逃げられた女性の面倒を見て、出産後は自分の子でもないのに認知までしていた。理由は、その女性が困っているから、ということだけ」「その女性は今は別な方と結婚していてうちとは没交渉だけど、その子にも当然遺産の相続権はあるから、もし急にうちに遺産の件で来た時に驚かせてはいけないから今言っとくわ」
ほんとに損も得も関係ないんだな、オヤジは。でもその生き方、キライではないです(^^)


晩年は深酒がたたって体はボロボロ。仕事も気が向かないとしなかった。
法律の世界で今の資格を取った時の成績が中国五県の上位5位、というのがひそかな自慢で、のちに「君のお父さんの仕事ぶりは、お父さんの職種の中ではトップクラスだった。あれだけ仕事のできる人はいなかった」とある方に教えていただきました。
仕事ができることをひけらかすようなことは一度だってなかったけれど、誇り高い人なのは知ってたよ。家ではチャランポランな姿しか見えてなかったけど、父ちゃん。すごい!(^^)


いつも、「同じ年齢の時の父はどうだっただろう」なんてことを思うんですが、一度として「オヤジを超えた!」と思えたことはないです。
規格外れの父でしたが、やっぱりその存在は、ぼくにとっては大きいですね。
欠点は見事に受け継いでしまっていますが、男としてカッコイイところ、これをなんとか受け継ぐことができるように、なれるかな。。。


やっぱりオヤジはぼくの誇りです。





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明けましておめでとうございます

2012年01月01日 | Weblog~雑記
【Live Information】 



 謹賀新年


 昨年の大晦日から、部屋には小曽根真やマイルス・デイヴィスが流れています。


 毎年いろんなことが起こります。
 今年も、きっと笑顔の日ばかりではないでしょう。涙が止まらないこともあると思います。
 しかし、立ち止まること、もがき苦しむことは悪いことではないのです。そういうことがあるから成長できるのです。周りを思いやることができるのです。


 日々の出来事が自分の未熟さを教えてくれる気がします。
 今年も変わらず、静かに日々全力を尽くすのみです。
 今年も、「やりたいことはやり、会いたい人には会い、行きたいところへは行く」ことを心がけ、残りの人生を悔いのないものにしたいですね。


 考えてみれば、ステージに戻ってまだ10ヶ月。でもこの10ヶ月間の密度は濃いものでした。
 今年もさらに伸びなければ、と前向きな重圧を感じることができています。
 今年の年末も達成感を味わえるよう、ベストを尽くします。


 この文章を目にとめて下さった皆様にも充実の日々が訪れますように。



 2012年1月1日





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いま自分にできること

2011年03月13日 | Weblog~雑記
 
 東日本の方々には、ただ「もう少し頑張って」としか言えない。
 いてもたってもいられない。不安や悲しみ、怒りなどの入り混じった、言葉にできない複雑な感情でいっぱいだ。ただ、絶望だけはするまい、と決めた。
 自分ができることを探して、少しでも力になりたい。
 いまできること・・・物的支援はもちろんだが、冷静さを保つこと、助け合うこと、想像力を働かせること、などだと思う。こんな時だからいつもと変わらない自分を保っていたい。
 知り合いが、明日から消防の一員として東北へ向かう。自分のぶんまで奮闘してきて欲しい。

 
 根拠のないニュース、悪意のある情報などが錯綜しています。とくに被害予想や災害募金などに関する情報には、ソースをしっかり確認してから、冷静に対応しましょう。
 救援物資は、神戸や新潟の場合、必要とされているものが伝わらなかったので、大量のデッドストックが生まれ、それがスムースな救援業務の進行を阻んだという例もあります。輸送や保管状況なども考慮して、何が合理的で最優先の救援物資なのかいま一度確認しましょう。




゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。


【転載です】

☆仲良しのジェイさんのブログから

拡散の協力をお願いします。
知り合いにできるだけお伝えください。

■災害用伝言ダイヤルと伝言板

利用エリアに制限あり

・利用方法は「171」をかけるとガイダンスが流れる。
・そのあと「1」をかけ電話番号を入れる
・一つの伝言あたり30秒の録音ができる。
・その音声の伝言は48時間保存されます。

■それを外から聞きたいときは
・「171」をかけたあとに「2」をかける
・被災地の方の電話番号を入れれば音声の再生が可能になります。
・つながらないと思ったら「171」をかければガイダンスが流れるので使用法を忘れてしまっても大丈夫。

地震が起こったら、必ず窓を開けてください。そして、家にいる人は、今、お風呂に水をためてください。まだ、電気が通じる人は、ご飯を炊いてください。阪神淡路大震災の経験から、皆さんに伝えます。
停電をした地域は、必ずブレーカーを全て落としてください。
火災の原因になります。

通信各社の災害用伝言板は以下の通り。

NTTドコモのiモード災害用伝言板サービス
 

PCからメッセージを確認する場合はhttp://dengon.docomo.ne.jp/top.cgi

▼KDDIの災害用伝言板サービス
EZWEBトップメニューかauoneトップから災害用伝言板へ。

安否情報の確認はhttp://dengon.ezweb.ne.jp/

ソフトバンクモバイルの災害伝言板

Yahoo!ケータイの災害用伝言板メニューかMy Softbankからアクセス。

安否情報の確認はhttp://dengon.softbank.ne.jp/

NTT東日本

 災害用伝言ダイヤル「171」と災害用ブロードバンド伝言板「web171」。

ウィルコムの災害用伝言板
 
ウィルコム端末からのアクセスはhttp://dengon.clubh.ne.jp/

 他社携帯やPCからのアクセスはhttp://dengon.willcom-inc.com/

イー・モバイルの災害用伝言板

 アクセスは、ブックマーク(お気に入り)→EMnetサービス→災害用伝言板→災害用伝言板トップページ。

安否確認はhttp://dengon.emnet.ne.jp/





☆マイミク「あくび」さんのツイッターより
日本赤十字社のサーバーが込み合っている様なのでゆうちょ口座のみ転載→
口座記号番号 00140-8-507/口座加入者名 日本赤十字社 東北関東大震災義援金/窓口での取扱に限り振替手数料免除。通信欄に名前・住所・電話番号記載のこと。受け取った半券は要保管。以上。

日本赤十字社の公式ホーム・ページ→http://www.jrc.or.jp/






☆かつてご一緒させて頂いた、関西のジャズ・シンガー、戸田裕美さんのブログより
 (有末純子さんより情報提供あり)

何かできないかと模索している中、セッション募金ライブをJR甲子園口駅前の2つのライブハウスでさせていただける事になりました。
何卒ご協力いただけましたらありがたくお力おかしくださいお友達やホームページなどへの告知をお願いしたくお客様からは募金箱への義援金 またアルバムお持ちの方は販売の一部を募金していただけましたらありがたいです。
下記にて夜7時半~11時までで来ていただけるお時間におこし頂けましたら,またミュージシャンの方々は演奏ご一緒していただけましたらありがたいです。

決定
*3月29日火曜日
アンクルジャム  
0798645405
JR甲子園口南改札口出て三菱東京UFJ銀行の角をアーケードのある駅前商店街に入りそのまま南へ歩いていただけましたら右手に看板がみえます。
ドラムセット、エレピ、アンプ類、マイク、ミキサー、ギターもお借りできるかと等あります。

日にちが逆になりましたが
*3月17日木曜日
ダートマスクラブ  
0798664911
甲子園口北口徒歩一分TSUTAYAとサンクスさんのあいだの路上入り真っ直ぐ進み八剣伝さん過ぎてその隣ビル地下一階 白いドアです。
ギター、エレピ、エレベ、マイク、パーカッション 音響 サイレントベースあります。こちらはお客様からチャージ1500円頂き全て募金に 両ライブハウスドリンク代フード代だけミュージシャン含めお支払ください。

また御無理なときは,お知り合いの方への告知、またブログの片隅にでものせていただけましたらありがたいです

よろしくお願い申し上げます。
戸田裕美



☆ぼくの住む自治体(県)から出た通達

《注意!》大震災に伴うチェーンメールの流通について先の東日本を襲った巨大地震に伴う被害・影響は甚大であるところですが、それに伴い、次のようなチェーンメールが確認されました。
・電力需要逼迫による節電を依頼する内容
※善意で転送されている可能性もあるので、詳細は書きません。
しかしながら、このようなメールを次々に流通させることは、十分ご存知だとは思いますが、正確でない可能性のある情報を拡散したり、回線やサーバ等の負荷を増大させ、本当に必要な方どおしのメール交換の妨げとなる可能性があります。
皆さま方の被災地の方へ少しでもご支援をなさりたいお気持ちはじゅうじゅう承知しておりますが、チェーンメールに関しては、かえって逆効果となります点をご理解の上、くれぐれも転送しないようご協力をよろしくお願いします。
※これだけでなく、インターネット等でのデマ情報等、様々な内容のものが出てくると予想されますが、すべて同様です。必要に応じて、信頼ある複数の情報源(政府発表資料やマスコミ報道等)をご確認の上、冷静に対処してください。







゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
(転載終わり)



併せて、仲良しであるみぃみさんのブログ

義援金・募金・寄付できるサイトまとめもご覧ください。



あけましておめでとうございます

2011年01月01日 | Weblog~雑記
 謹 賀 新 年

 
 やってきました、2011年、うさぎ年。
 月2~3度のペースになってしまいましたが、しぶとく続いておりますこのブログ、今年もヒッソリとネットの片隅で更新を続けるつもりです。
 

 今年の抱負、、、う~む、変わりばえしませんが、「日々静かに全力を尽くす」、これで行きたいと思います。


 「門松は 冥土の旅の 一里塚
       めでたくもあり めでたくもなし」
               (一休宗純 『狂雲集』より)
 10~20代の頃は一年の重みを分かっていなかったので適当に過ごした年もあったけれど、これからはそれを取り返すくらいの濃厚な日々を送りたいです。自分の最期の時にまた一年近づいたのだから。
 年頭早々縁起でもないようだけど、ひとつの決意表明、ということで(^^)。


 年末の三日間は、車をぶつけられたり(全面的に相手に非がありますが・・・事故はメンドクサイです)、赤穂市(赤穂城・大石神社)に遊びに行ったり、ベースを練習しまくったり、DVDを観まくったり(ジャッキー・チェン「ダブル・ミッション」、北野武「アウトレイジ」、仲里依紗「時をかける少女」、メラニー・ロラン「オーケストラ!」などなどなど)。


 そういえば、「年末」といえば映画版「赤穂浪士」の再放送だったのに、ここ何年かはさっぱりTVで観られませんね~。昔の東映とか、大映の作品がやはり重厚で面白かったんですが。。。最近の時代劇は、セリフ回しひとつとっても軽すぎるし、現代劇臭が抜けないので、つまらないです。
 「赤穂浪士」ものの本は、大佛次郎や海音寺潮五郎などを読みましたが、散りばめられているエピソードには泣かせられるものも多く、今読み返しても惹きつけられます。


 「全員悪人」のキャッチコピーでヒットした、北野武監督・主演の「アウトレイジ」。そこそこ面白かったけど、ジャッキー・チェンの「新宿インシデント」の方が過激で凶暴だったな~。ただ、椎名桔平の演技は印象に残っています。


 とまあ、こんな具合で一年の幕が上がりました。とりあえず来年の正月に向けて突進します!(^^)
 皆さまも健康で充実した日々を送られますように。
 この記事を見かけた人に幸あれ!(#^.^#)


 2011年1月1日



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10月の海

2010年10月17日 | Weblog~雑記
 △秋の波打ち際のハチ君の背中。哀愁漂う4ヶ月♂。


 一年が5月と10月ばっかりだったらいいのに。
 と、思わずにいられない今日この頃です。実際は、四季があるからこそ、他の季節になってみていろんな季節の良さが分かるんでしょうけどね。
 今朝も清々しい秋晴れで、ワンコと散歩してきました。


 先週は、車で1時間ほどのところにある、「渋川海岸」でノンビリしてきました。
 ワンコづれで過ごす秋の午後、リラックスできました。
 好天、しかも3連休中だったのに渋滞もなく、海辺も思ったほど人出はなく。(ヒトデもなかった・・・^^;)
 なにせ人混みが苦手なもので、内心大勢の人間の出現を想像して恐れていたんですが(地元では結構なデートスポットだったりする)、ほどよい人口密度(笑)で、家族づれ・カップル・友人グループなどがくつろいでました。
 海上では水上オートバイが2,3台走っているだけで、セーリングもダイバースーツの人影もなし。
 騒がしい集団もおらず、連休の午後を気楽に過ごしてきました。


     
     遠くに見えるのは瀬戸大橋


 途中のコンビニで買いこんだ食べ物と飲みものを海辺で楽しみ、お出かけの友であるiPod(現在628曲入り)を聴きながら波打ち際をブラブラと。途中、ワンコ好きの人たちだと思うんだけど、笑顔を向けていただいたり、「カワイイ~」とか声をかけていただいたんですが、そういうのってやっぱり嬉しいもんですね。無事に親バカになりつつあります(汗)


     
     海を見ながら何を思う、ハチ。(腹減ったか?)


 よく、「ペットは飼い主に似る」なんて言いますよね。あれ、本当だと思うんです。
 甘やかされたら我儘になるし、怒られるばかりだと怒りっぽくなったりいじけたり。放置されると寂しくなって、構ってもらおうとわざと吠えたり噛んだり。人間だって同じですよね。
 ぼくは、ハチ君を家族だと思っていますが、それは決して人間扱いするということではないのです。ぼくたちはあくまでヒトとイヌとして共生していければいいなあ。お互い、「ヒト」と「イヌ」の違いを尊重しながら仲良くできれば、と思っています。
 今は、まだお互いを知る段階なので、ハチ君が怒ったり噛んできたり(本気ではないのは分かる)することもあります。でも、そういう時って必ず理由があります。構ってほしかったり、お腹がすいていたり、遊びたくってしかたがなかったり。もっとヤツの言い分を分かってやれるようになりたいです。
(ちなみにハチ君は、よく仰向けになってお腹を見せてくれます ヤッホー♪)


 -犬との10の約束(作者不詳)-

1. 私の一生は10~15年くらいしかありません。ほんのわずかな時間でも貴方と離れていることは辛いのです。私を家族に迎える前に、どうかそのことを考えて下さい。

2. あなたが私に望むことを理解できるようになるまで、少し時間をください。

3. 私を信頼してください。私にとって、それがいちばん大事なことなのです。

4. 私を長時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで下さい。貴方には仕事や楽しみがありますし、友達だっているでしょう。でも、私には貴方だけしかいないのです。

5. 時々は私に話しかけてください。あなたの言うことはわからなくても、私に話しかけるあなたの声はわかるのです。

6. あなたが私にどんな風に接しているか、私は決して忘れないということに気づいてください。

7. 私を叩く前に思い出して下さい。私には貴方の手の骨を簡単に噛み砕くことができる歯があるけれど私は決して噛まないようにしていることを。

8. 私のことを言う事を聞かないだとか、頑固だとか、怠け者だとか叱る前に、まずは自分に問い掛けてみてください。きちんと食事を与えてましたか?太陽の下に長く放置しておきませんでしたか?もしかすると、年をとってどこか弱っているのかもしれません。

9. 私が年をとってもどうか世話をして下さい。貴方も同じように年をとるのです。

10. 最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送って下さい。「見ているのが辛いから」とか「私の居ないところで逝かせてあげて」なんて言わないで欲しいのです。貴方が側にいてくれるだけで、私にはどんなことでも安らかに受け入れられます。そして......どうか忘れないで下さい。私が貴方を愛していることを。


 「犬と私の10の約束」(出演:田中麗奈 豊川悦司 etc)、きのう久々に観ました。これに出てくる約束は、上記とは多少異なりますが、ほぼ同一です。ネット上ではこの原文が見られるはずです。
 やっぱり「10」には、、、泣けます。


     
     


 映画といえば、最近観たのは、「ウルトラ I Love You」(あ~、サンドラ・ブロックかわいい~)、「ボーダー」(ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの共演)、「のんちゃんのり弁」、「続・荒野の用心棒」(懐かしい!)、「スライディング・ドア」などなどです。某TSUTAYAに出没しております(汗)
 手に入れたディスクは、音楽がオアシスの2枚組ベスト「タイム・フライズ…1994-2009」、DVDが中川家の「兄弟喧嘩」「二人兄弟」。ふたりのシチュエーションものまねにハマってます(^^;)。とくに弟の礼二の「大阪のオバハンのまね」が地味に好きですね~


     



 近頃野球を見なくなりました。
 スター選手がどんどんメジャーへ流出し、(不完全な)フリーエージェント制で特定チームにばかり戦力が偏り、クライマックス・シリーズというよく分からないシステムでペナント・レースが無意味なものに思えるようになり、、、
 タイガースの動向は気になるものの、丹念に新聞でテーブル・スコアを読むことがなくなり、試合のTV観戦もしなくなり、、、
 なんだか、「お金を出しても観たい」という気分になれないんです。プレイそのものよりも、野球を取り巻くシステムの変化にがっかりしているというか。
 もしかして自分が変わったのかな・・・。


 いろいろと考え事もしています。秋になってブルーになっているんだろうか。考え事って、わりとロクなものじゃないですね。
 例えば、自分について。
 存在の意味なんかたいしたことじゃないと思っています。肝心なのは、生きている以上、この人生をどう編曲するか、ですよね。せっかく生きているんだから、どうせなら面白く(楽しく愉快に、ということではなく)したい。そのためには自分自身のできることを増やしたり、いろんな価値観を受け入れる素直さを持ちながらも選んだ道を貫く頑固さも持っていたいです。また、できなくても良いから、せめて「想像しようとする姿勢」「こうありたいと思う理念」は持ち続けたい。
 ただ、自分の必要性には自信がありません。「自分の存在って周りにとってはマイナスなのかも」、と思うこともしばしばで・・・。


 それから、「人の気持ち」を分かるということ。大事なのは「自分が他者の痛みを分かろうとする姿勢(例え分かることができなくとも)を持つこと」なのであって、他者に「自分の気持ちを分かれ」と要求するのは、何かが間違っているような気がします。


 「自分の居場所はどこなんだろう」と悲しくなることも。。。
 仕事? 別にぼくの替わりはいくらでもいます。ぼく程度の力のある人なんかいくらでもいるし、上には上がいるものですからね~
 プライベート、、、う~ん、、、うまく言えないけど、必要以上に長生きはしたくない、って言うのが本音かな。「自分の自信のなさ」とも関係がある気がします。
 ここ何年か、身近で、しかも「早すぎるよ!」っていう人が毎年必ず亡くなっています。こういうお別れ、辛いです。それに、こんなことばっかり続いていたんでは自分の時に見送ってくれる仲良しがいなくなっちゃうな~(もともと友達は少ないほうなんで・・・^^;)、なんて思ったら寂しくてたまらなくなったり。こんなこと思ってしまうのにはそれなりの理由があるんですけどね。。。
 ただ、その日がいつ来てもいいように、できることはやり尽くし続けたいです。いざその日が来た時に、悔いよりも、「ああ、自分はやりきったぞ」と笑顔で旅立てるように。
 「あなたが生まれた時にあなたは泣いていたが、周りは笑っていた。最後の時には、周りは泣いているが、あなたは笑顔でいられる、そんな人生を歩みなさい」みたいな言葉を聞いたことがあります。
 もうそろそろ最後の日が訪れることの覚悟を決め、その準備をはじめてもいいんじゃないかな。そんなことを、考えています。
 全力では生きたいけれど、最後の日が例えば明日来ても構わない、そんな矛盾した気持ちを持っています。


 なんだか感傷的ですね(^^;)
 もしかすると、来年の今ごろには別なことを考えていたりするかもね。
 次回は、happyな記事に、なるといいな。うん。


-付録・ハチ君近影-

     
     今朝の寝顔

     
     りりしい?

 
 

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夏とワンコと美術館と

2010年08月16日 | Weblog~雑記
△夏はアイスに限ります 今日も冷凍庫に補充しました。近頃のお気に入りはこんなとこ。「白くま」もおいしいですね~。子供の頃は好きなだけアイスを食べるなんて夢みたいな話だったけど、自分で稼げるようになった今は一日に二個食べることも それに、アイスで下げた体温を元に戻す時にカロリーを消費するからダイエット効果があるんだそうですね 明日からは三個ずつ食べようかしらん 

  
 お盆休みも終わり、「今日から仕事」なんていう人も多い今日16日ですが、ワタクシは家でノンビリしております。
 職場では「夏季休暇を6日、プラスできれば有給休暇を6日消化しなさい」なんていうお達しが出ているのですが、ぼくは夏季休暇を6週間に分散して取っているので、当分週休3日ペースでボチボチやっています。合間に有給も消化しなくては、なんですけど、そのへんは適当に、体と仕事のペースと相談しながら気分で休暇を取りたいと思っています。
 さてさて、この記事のタイトルが三題噺みたいになっちゃいましたけど、とくに仕掛けがあるわけではなく、なんてことのないここのところの出来事の羅列です(^^;)


 まず8月1日の日曜日。この日は若い女性とデートしてきました。なんと15歳(!)、中学3年生の娘っこです(Д)゜ ゜ メダマドコー
 ・・・といっても血の繫がりのある子でして、「夏休み中に模試があるから会場の下見に連れて行って~」とのお願いが発端になり、「それならついでに美術館に付き合え」「え~そんなとこつまんないからやだ!」「ついでに誕生祝いも買うたるぞ」「う~ん、ならいっか・・・」というやりとりの末、街中に連れ立って出て行ったワケです。


 模試には交通機関を利用して行くとのことなので、乗り方の学習を兼ねてバスで中心街へ。おりしも夏の岡山名物「桃太郎まつり」の2日目で、バスステーションから降りて商店街を歩いて行くと、ちょうど「うらじゃ踊り」の真っ最中。顔にペイントを施し、チーム(いわゆる「連」ですね)ごとにお揃いのコスチュームで決め、威勢よく踊っていました。
 ちなみに「うらじゃ」というのは、「鬼(うら)だ(じゃ)」という岡山弁です。岡山には桃太郎を始めとする鬼伝説がいくつかあるのです。
 ノリノリの連、照れくさそうにやってる連、ダルそうな連、さまざまでした。「ダルいなら出てくんなヽ(`Д´)ノ 」とか思ってしまいましたが、中3娘もノリノリ連の出す楽しいふいんき(←なぜか変換できない)と、そうでない連の温度差が伝わったみたいで、彼らの放出するエネルギーの質の違いが面白かったようでした。


     
    商店街で披露される「うらじゃ」踊り


 模試会場を見たあと、ぼくのリクエストの岡山県立美術館へ、「パスキンとエコール・ド・パリ展」を観に行ってきました。
 「エコール・ド・パリ」とは、20世紀前半(とくに1920年代)に国籍・流派を超えてパリで活動していた画家たちのことです。新たな画風が生まれたというよりも、何て言うか、昭和30年代の新進マンガ家たちがトキワ荘に集まったのに似た、熱い志を持った画家たちが切磋琢磨したムーヴメント、とでも言ったらいいのでしょうか。
 「エコール・ド・パリ」に名を連ねる画家には、ルソー、ユトリロ、ローランサン、モディリアーニ、シャガール、藤田嗣治などがいます。いずれも現在ではよく知られていますよね。


     
     「パスキンとエコール・ド・パリ展」


 パスキンは、その「エコール・ド・パリ」の一員です。
 色彩画も多く遺しているのですが、展示されていたのはモノトーンのものが多く、しかもデッサンっぽいとでもいったらいいのか、「みっちり書き込む」というより「感じたものをそのまま描きとめておいた」みたいな、ラフな画風の作品がたくさんありました。
 でも、なんというか、未完の可能性とでもいうのかな(あれはあれで完成作なんでしょうけど)、例えば後年のポップアートにつながる要素を感じたり、抽象画へ向かいそうな勢いのある絵があったりと、さまざまなベクトルが感じられて面白かったです。写実主義の「絵とはこうあらねばならない」という既成概念をぶち壊し、表現にどんどん自由度を増していく様子が窺えるようで、観ていて共感を覚えました。
 最初嫌がっていた中3娘も「ぼくにはこの絵はこう見えるんだよ」なんて話しながら観ていくと興味が湧いてきたみたいでした。もともとマンガチックなイラストのうまい中3娘、たぶん学校行事で強制的に絵を鑑賞させられたのがよっぽどイヤだったのでしょう。


     
     パスキンの作品。こんな雰囲気の絵が多数展示されてました。


 続いて、すぐ近くのオリエント美術館で「シャルジャ、砂漠と海の文明交流 -アラビアの歴史遺産と文化-」を観てきました。
 ここはアラブ(旧ペルシア)で発掘されたさまざまな遺物が展示されていて、ちょうど良い機会だし、歴史は好きだし、ということで寄ってみました。
 当時の貨幣・食器・装飾品などなどがたくさんありましたが、とりわけあの「目には目を」で有名なハムラビ法典が楔形文字で刻まれた金属器にはしばし見入ってしまいました。
 いずれにしろ、音楽にせよ、絵画にせよ、美術品にせよ、ナマで味わうのはほんっと格別ですよ(^^)


     
     「シャルジャ、砂漠と海の文明交流 -アラビアの歴史遺産と文化-」


     
     ちなみに、白色部分で「砂漠」と書いてあるところがアラブ首長国連邦。     
 
 
 帰り道、まだ「うらじゃ」で熱気ムンムンの商店街を抜け、中3娘の誕生日プレゼント(スニーカー)を買い、お茶しながら知っている芸術家さんたちの奇行を話してやりながら、彼らが命がけで創作活動に没頭していることを知ったうえでお前も全力で勉強と遊びに没頭せよ、とイキナリ説教オヤジと化し、それからデパ地下でちょっと豪勢なお惣菜を買い漁り、オッサンと中3娘は仲良く家路に着いたのでありました(^^;)


                              


 ところでぼくは取り立てて動物好きでも犬好きでもありません。といって嫌いなわけでもなく、町内を歩いていれば近所のワンコたちはフツーに愛想よくしてくれるし、通りすがりのニャンコに「ニャ~」と呼びかければまあ立ちどまって振り返ってくれるってとこです。
 さて先月、用事があってとあるペットショップに寄ったのです。用事を済ませて何の気なしに店内を見て歩いていると、ドッグコーナーがあったんです。そこで、出会ったのです。
 

 目と目が合って、しばらく見つめ合っていました。
 自然に考えていましたよ。「あ~、この子がうちに来てくれないかな~」って。
 彼は柴のオスで生後二ヶ月。柴って8割がたは茶色ですが、この子は耳の先が茶色な以外は全身白。とってもヤンチャで愛嬌のあるヤツです。


     
     うちに来たヤンチャ小僧


 彼に会うためだけに何度かそのペットショップに通いました。まさかこれが世に言う「あきたこまち」、いや違う、「こしひかり」、いや違う、「ひとめぼれ」・・・(#^.^#)
 最初に抱っこさせて貰った時の彼のはしゃぎっぷり!
 犬を飼ったこともないし、いずれやって来るお別れの辛さもあるしで迷ってたんですが、この喜びようを見て決めました!「お前はうちへ来るんだよ」


 名前は「ハチ」(通称。本名「八兵衛」)に決まりました。由来?「ハチ」月にやって来たからかな(^^)。 「うっかり」な子にならないように気をつけねば・・・(^^;)
 今は「ボスは誰か」を教えている最中です。
 家へ帰ればシッポフリフリで喜んでくれるし、あちこち(顔含む)舐めまわしてくれるし(服従していることの表れらしい)、とっても懐いてくれてるんですが、しつけを間違えると「何でも言うことを聞くヤツ」だと認定されるそうなので、「頼れて優しいけどコワいトーチャン」を目指したいと思います。


     
     くつろぐハチ君


 まさに「家族がふえた」ことを実感しています。ハチ君、来てくれてありがとう!。゜(*゜´∀`゜)゜ノ彡☆
 


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2010年05月31日 | Weblog~雑記
今日は天気が良かったので牛窓というところに出向き、瀬戸内海を見に行ってきました。これは小高い山のうえにあるオリーブ園からの眺めです。


 怒涛のように過ぎてゆく日々、家でPCを開くこともままならず。。。
 気づけば5月も終わりに近づき、ブログの更新もストップしたまま(汗)
 ブログ開始から1500日が経ち、先日はブログ5周年を迎えてしまいました。が、ここのところの更新頻度から見て、6年目を迎えた、というよりも、知らない間に5年が過ぎてしまった、という感じです。。。
 この一年は空白ばかりで・・・。この調子ではいついきなり最終回を迎えることやら(^^;)

 家でもPCを開くといえば、ワードかウィンドウズ・メディア・プレイヤーを使うくらいで、ブログにまで手がまわらない始末。効率よく動けないことの証明ですね。お恥ずかしや・・・。

 でもプライヴェートでは、20年近くごぶさたしていた恩師(担任で国語の先生。人としても教師としても素晴らしい方で、ぼくは大好きだったのでいつも先生の後ろにひっついてました)に会って不義理を詫びる機会ができたり、音楽上の先輩からこれまた久しぶりに連絡を頂き、音楽関係の質問を受けてあれこれレクチャーさせて頂いたりと、懐かしい顔を見ることが多いです。今更ながら「縁」を感じます。(「緑」ではなく、「縁」です(^^;)
 「その時の自分に応じた人間関係が生まれる」と思っているので、縁が切れていなかったことに感謝しつつ、今周囲で助けになってくださっている方すべてを大切にしていけたら、と思っています。

 逆に距離を遠ざけられた人もいて、すこし凹んでいたんですが、それは自分に人としての魅力がなかったということだと思っているので、気分を新たに少しでもいいから成長して行きたいと思っています。

 今日はビデオ+DVDデッキ(HDD付き)を買って少し浮かれています。これでデッドストックになっていたビデオが見れるってもんだし、ビデオをDVD-Rに落としたり、いろんなことができそうで楽しみです。これでまた時間が足りなくなるな・・・(^^;)

 あ、音楽は近頃はもっぱらiPodで聴いてます。
 それから、かつての演奏の音源を「欲しい」と言ってくださる奇特な方がいらっしゃるので、その需要に応じてCD-Rに編集する、という作業にハマってたりもします。改めて聴き直すと、かつての自分の精神状態がわかったり、欠点が見えたり、懐かしかったりで、かなり楽しいですね。また機会があったら恥など気にせずyou tubeにでもupしてみようかな(^^)。

 今日はたわいもない話でしたが、時間にゆとりができたらまたモゴモゴ語ってみたいと思います。
 ではでは、アディオス・アミーゴ! シー・ユー・アゲイン、バイバイ!(^^)/



これも牛窓。こちらは海岸です。磯釣りの人・カップル・地元の子供たち・親子連れなどで、まさに「休日」って感じ。アットホームな雰囲気の海辺でした。


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春の気配ですね~(^^)

2010年03月14日 | Weblog~雑記
今年は寅年。タイガース創立75周年でもあります。球春近し。


明けましておめでとうございます


(今頃・・・大汗)


 福岡では今日早くも桜が咲いたとか・・・。いつの間にか時は流れてしまってたんですね~


 ここんとこずっとマイPCが重くて重くて・・・。
 「エラー678」が出まくりで、何とか自力で対処しましたが(実は未だに「エラー678」がなんだったのかよく分かってない…汗)、相変わらず起動するのに10分以上かかったり、すぐフリーズしたり。
 なもんでイライラがつのり、マイPCはほぼ放置しておりました(wordくらいしか使ってなかった)。
 職場にも自分用のPCはあるのですが、「業務に無関係のサイトは見ないように」とのお達しが出ているので、仕事以外には使わないようにしています。そのかわり携帯からあちこち覗いてました。


 体調は、、、う~ん、先週かかりつけのドクターから「黄信号だね~」と言われてしまいました(汗)。いろいろあったので、「心身ともに疲れがたまっているから今はムリするな、ムリしてその反動で長い間休むより力をセーブしてエネルギーを小出しにしておいた方がいいよ」とのことですので、暫くはオソルオソル頑張りたいと思います。でも年度末だし、片付けておきたいことがいろいろあるんですよね~。


 年末からこっち、家にいろんな新しいものがやってきました。
 まずは車。
 実は暮れに事故をしてしまいました。残念なことに保険会社から「全損」の判定が出たので、13年乗った愛車チェイサーと泣く泣くお別れいたしました。でもそれだけの事故なのにケガどころか事故の衝撃などみじんも受けなかったので、ぼくは無傷。懇意にしている営業の方は「車が守ってくれたのかもしれないですね」って言っておりました。
 で、全損になったことで却ってまとまった額の保険がおりたこと(13年落ちの車を下取りに出してもいくらもならないことを考えると・・・。皆さん、保険にはきっちり入っておきましょう)と、運よく満期になる定期があったことで、前述の営業さんにお願いして大急ぎで次の車を探して頂きました。おかげでとっても気に入った車が我が家にやってきてくれました。


 やれやれ、と思っていたある日、今度はテレビに異変が・・・(T-T)。
 いきなり画面が砂嵐と化し、どこをどうつついても元に戻らず。チャンネルをどこに回しても(あ・・・今はチャンネルは回さないんだった)砂嵐。。。どうせ地デジ化しなくちゃならないし、えーいこの際だっっっ!、ということで、電器店に薄型テレビを連れてきて頂きました。ブルーレイ&DVDのHDD付きのやつです♪。やっぱり映像キレイですね~(*´∀`*)
 右上の「アナログ」の字が徐々に徐々に大きくなっていって、最後には画面を覆いつくす、という噂におびえていた(笑)ので、これで一安心です。


 そして今度はMDウォークマンの液晶がダメになりました。
 MDをPCに取り込むのに重宝していたのに・・・。
 これを機会に遅ればせながらiPodを買ってしまいました。こちらは付属品込みで2万円ほどで済んだので、まあ比較的財布への打撃は少なかったかな。
 買ってから当分はiPodへ音楽を取り込みまくりで忙しかったです(^^;)。今まではいつもMDウォークマンとMDを何枚か持ち歩いていたのですが、それに比べればラクチン!(・∀・)。
 でも、使ってみて思ったのですが、好きな曲だけしか入れていないため、アルバムを通じて音楽を聴くことが減ったような気がします。アルバムそのものがひとつの作品に仕上がっていることって多いので、そういう聴き方も大事にしなければ、ですね。


 あとは地盤がゆるんで家が傾いていることが分かったので、補修工事をしてもらったり、とか。。。
 基礎周りに数箇所穴を掘り、ジャッキアップするという2ヵ月がかりの工事でしたが、これも無事終了。さすがは天下のセ○スイハウス、きちんとした、気持ちのこもった対応をして頂きました。
 まあ、家が傾いていたといっても、ドリフのコントみたいなことになったわけじゃないんですけどね(^^;)。


 そんなこんなで何かと物入りなので、最近は新しいCDを買うこともなく、おとなしく過ごしていたのですが、先日大量のDVDが我が家にやってきましたよ(^^)。
 先輩にして深い友人でもあるAさんがビデオテープから起こしてくれたんです。
 お気に入りの音楽映像や、自分のライヴ映像を録画してあるビデオが何本かあるのですが、これが劣化してはたいへんだ、ということで、そちら方面のスキルが凄く高いAさんにDVDへのコピーをお願いしてたんですよ。Aさんはこころよく引き受けてくださったうえに、オマケとしていろんな音楽DVDや映画DVDまで付け下さって・・・。当分ニヤニヤ(・∀・)しながらかつての自分の演奏などを眺めておりました。我ながら「ほほぅ」という場面もあれば、穴があったら入って掘って掘って掘りまくってブラジル方面に逃げ出したいくらいな恥ずかしいプレイもありますが、ま、今まで生きてきた証しのひとつ、ということで、大事に隠しておきたいと思います。


 かつての自分の演奏、で思い出しましたけれど、今年に入って大阪の上本町にある某お店の方から連絡を頂きました。
 「事後承諾で申し訳ないけれど、MINAGIさんの参加している音ネタをYou Tubeにアップさせてもらったの。ゴメンなさいね」
 いやいやいや、全然申し訳なくないです。むしろありがたいです。嬉しくて舞い上がりますよ~゜+。:.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+゜ ありがとうございます、Mさん。
 実は以前にも記事にしたことがある、ぼくのボスの故・有末佳弘さんのお通夜の席で、Mさんに、2003年に行われたあるライヴ音源のコピーを頼まれていたのですが、それをようやくCD-Rに落として送ることができたんです。
 その音源というのが、有末さんのピアノと、一昨年だったか、これも若くしてお亡くなりになった日本を代表するジャズ・シンガー越智順子さんとのコラボなんです。つまり、おふたりの追悼の意味でその音源のみをアップした、という訳だったそうです(ちなみにそのライヴの動画は残っていないので、そのかわりにその時のライヴのフライヤーの静止画が映像にアップされています)


     
     

 そのライヴにはぼくも参加させて頂いたのですが、そのうち1曲だけぼくと有末さんのデュオで演奏しました。タイトルは「地震」。阪神淡路大震災の時の震度計の針の動きをモチーフにして作った有末さんオリジナルの曲で、この越智&有末ライヴの時に「インスト(インストゥルメンタル=歌抜きの演奏)でこれ演ろか」ということで、ぶっつけで演奏した思い出の曲です。ほとんどが即興、しかもフリー・ジャズに近かったりするので、気楽に聴くには価するものではないかもしれませんが、これも自分が生きた証しのひとつなので、記念に下に貼っておきます。興味と好奇心のあるお方はどうぞアクセスしてみてください。You Tubeがある限りは世の中に存在してくれることでしょう。不評ならとっとと削除したいと思います(^^;)。
 この越智&有末ライヴでは、「あの」越智順子さんの伴奏を自分がするんや~(汗)ということで、へんな方向に舞い上がってしまい、今聴きなおしてみると冷や汗が出るような具合になってしまっていますが、それも今となってはいい思い出です。


 久しぶりの記事更新なのに自分語りばっかりになっちゃいましたね~(汗)
 こういう感じで取りあえず今日もなんとか生きております。
 ひとまず年度末の異動(可能性高し)に向けて、できるだけのことはやり遂げたいと思います。立つ鳥後を濁さず、ですね。まあ、その反動で、家に居る時はクタ~~~としてしまってるんですけども・・・(^^;)
 というわけで、今年もよろしくお願いいたします(遅)。_| ̄|⑱チラッ




「地震」 ピアノ…有末佳弘 ベース…MINAGI
ヘッドホンかイヤホンを使った方がはるかに鮮明に聴けますよ♪ 曲終了後の越智さんのMCも併せてどうぞ(^^) 



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一日早い「文化の日」

2009年11月08日 | Weblog~雑記
 
 気がつけばもう11月ですか~
 前回の記事からすでに5ヶ月も経っている・・・(汗)
 携帯電話から手軽にネットの世界を覗いてはいたんですが、そのせいかPCを開ける時間そのものが減ってしまっていました。気力もあまりなかったし・・・。
 エネルギーを記事のアップに回すこともなんとなくしんどかったりしてたんですが、自分が周りの人に支えられていることを実感できることがあったりして、そのおかげか、体調も少し良くなってきた気がします。


 秋は一番好きな季節です。気候も穏やかで過ごしやすく、空気を吸うだけで清清しかったりしますよね。
 気分的にも落ち着いてきたそんな時、大の仲良しのなおちゃんから「マイケル・ジャクソンの『This is it』観に行かない?」というお誘いを頂きました。
 実はぼくはマイケルの曲をじっくり聴いたことはなかったんです。ヒットしてるから一応押さえておく、みたいなスタンスでしか接してなかったんですね。でもマイケルが亡くなったニュースはやはりショックだったし、彼のことは非常に優れたタレントだとは思ってたから、彼の映画があるなら「ぜひ動くマイケルを観てみたい」と思って、大喜びでお誘いを受けました。


 夕方に大阪駅で待ち合わせ。そこから歩いて5分ほどで目的の「梅田ブルク7」へ到着。
 上映期間限定の話題作でもあるし、飛び石連休のさなかでもあるので、席が確保できるかどうか不安でしたが、ゆったり座れて満足でした。


 もうご覧になった方も多いと思いますが、「This is it」はマイケルのツアーのリハーサル風景を凝縮したドキュメンタリー映画です。
 「リハって早く言えば練習でしょ?練習風景なんか観て楽しいの?」と思う方もいらっしゃると思います。実際、リハではステージの流れだけを確認するタイプのミュージシャンもいるのですが、マイケルは違いました。リハの段階から全力を尽くして、全身で表現しているのです。ここに彼の生き様の一部を見た気がしました。
 ぼくが耳にしていた曲も多く、それはつまりマイケルもステージでかつて幾度となく歌った曲ばかりということなのでしょう。でも「慣れからくる手抜き」は全く見られなかったですね~。つねに最善を尽くして、観る者聴く者を異次元に連れて行こうとしてくれる、そんなマイケルの命がけの熱い想いがひしひしと伝わってきました。


 マイケルの根底にあるのは「愛」だなぁ。。。
 愛が詰まってないと、あんなハートフルなステージにはならないよね~
 スタッフを愛し、オーディエンスを愛し、音楽を愛し、自然を愛し、地球を愛し・・・。そんなマイケルを愛し、心からリスペクトしているバック・ダンサーやミュージシャン、照明さん・音響さん・衣装さんなどのスタッフたち。
 彼らがファミリーとなり、一体と化して、心をこめて作り上げようとしている壮大な世界、それが感動的にならないわけがないです。こんなことをしみじみ思わされました。


 上映時間は111分。あっという間の111分でした。
 今更ですが、マイケルってほんっと「稀代のスーパー・スターにして最高のエンターテイナー」です!
 観終わったあと、なおちゃんと「良かったね~」と話し合いながら、余韻に浸りました。なおちゃんも「芸術人間」なので、感激もひとしおだったみたい。
 迫力に引き込まれ、感銘を受けたあとだったので、すぐにはいろんな言葉が出てこなかったんですが、「マイケルは流行のポップ・スター」というぼくの認識は見事に覆されて、尊敬の念さえ沸き起こってました。


 マイケルの映画を観たあとはジャズです。
 大阪市北区にあるライヴ・ハウス「ミスター・ケリーズ」に、西山瞳トリオを聴きに行ってきましたよ。


     
     ミスター・ケリーズ     


     
     西山 瞳(pf)


 最近の日本のジャズ・ピアノ界は「美人・ハイテク・ジャズ・ピアニスト」が次々と頭角を現しているのですが、西山嬢もそんなブームの中に身を置いているひとりです。
 あちこちで名前をお見かけするので、ぜひ一度聴いてみたいと思っていたんですが、ちょうどこの夜「ケリーズ」に出演することを知り、すぐ予約を入れてたんです。
 メンバーは、ベースが佐藤"ハチ"恭彦さん、ドラムスが小前賢吾さん。とくに佐藤さんはあちこちで引っ張りだこの多忙なベーシスト、ぜひ一度生で聴いてみたいと思っていたので、このブッキングは願ったりかなったりです。


 演奏は19時半からと21時15分からの2セット。密度の濃いステージでしたよ。
 ぼくは、漠然と「ヒートアップして弾きまくる」姿を想像して、楽しみに開演を待ってました。


 実際の西山嬢のピアノは「ヨーロピアン」な感じでした。テクニカル、と言うよりは、「瀟洒で知的」とでも言ったらいいのでしょうか。本人もMCでビル・エヴァンスの名を出してたけど、やっぱり影響受けてるのかな。面白かったのは、リリカルながらも常にどこか飄々とした雰囲気が漂っていたこと。内面では熱くなっているんでしょうけれど、ずーっとそんな雰囲気なんです。といって決して冷ややかなピアノではなく、西山嬢の温かい「歌」が店内に響き渡っていましたよ。さながらキャンバスに絵を描く過程を見せてもらっているようでした。


 面白い、と言えばドラムスの小前さんのプレイ。つねに小前さんが何かを仕掛けて、曲をどんどん発展させようとしているみたいでした。生きたリズムを三人で共有しているのが前提なので、単調にリズムを刻む場面ってあまりなかったですね。その分、それぞれが自己表現スペースを作って、思い思いに表現を重ねているように聴こえました。そこが自由度の高いジャズの面白さのひとつなんですよね。
 佐藤さんのベースは、とっても巧み。しなやかさの裏に堅実さが備わっているような。でも低音部を支える、というよりは(もちろんそういう役目も担っていますが)三人の出す音を溶け合わせる感じでしたね。ビートを出しつつもさりげなく自己主張してたりして、懐の広いベーシストだと思いました。


          


 楽しい時間ってあっという間に終わっちゃいます。
 2セットじっくりジャズを堪能できました。しかもそのサウンドが生きていて、聴いているぼくたちの気分さえも心地良く支配するんです。そこにおいしい料理とお酒が入って、演奏後のおしゃべりもとっても楽しいものでした。
 なおちゃんも「音楽大好き」で、しかもいろんなアンテナを張っていて、知的好奇心旺盛なので、話題が尽きません。結局、閉店時間を過ぎるまで話し込んでしまいました。


 マイケルの映画とジャズの生演奏、波長の合う大切な人とのアツい会話、まさに「一日早い文化の日」にふさわしい時間でした。
 ぼくは「おひとり様」でライヴハウスに出没することも多いのですが、なおちゃんみたいな「楽しむことを知っている人」と一緒に音に浸るのもとても刺激的でした。月並みな表現ですが、とても密度の濃い、楽しい時間でした。


 やはり「ナマ」で見聞きするのは良いですね~
 自分が音と映像と会話で磨かれたような気がします。
 気力がある時はまた出かけるぞ~(^^)
 皆さまもどうぞ「芸術の秋」を存分に堪能してくださいまし!



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祝4周年!

2009年05月27日 | Weblog~雑記
 
 5月になってからまたもや記事の更新頻度が下がってきてたんですけれど、どうにかこうにか5月26日を迎えることができました。
 そう、この日をもって即ちブログを開設してから丸4周年が経ち、5年目に突入するんですね~ これもひとえに訪ねてくださる皆様のお陰です。どうもありがとうございます(^^)


 記事を書く気力がなくなってちょいちょい間が途切れることはありましたが、その間もひたすら音楽だけは聴いてました。
 また、自分が感じたことを記事にするだけではなくて、親しくさせていただいているブログにお邪魔してコメントのやりとりをするのも大きな楽しみのひとつですよね~


 拙い記事の連続ですが、毎日のようにここを開いて下さっている皆様には感謝感激雨あられ、です~
 ぜひ今後も変わらず遊びに寄って欲しいと思います。あ、もちろんこちらからもお邪魔させて頂きますのでどうぞよろしくお願いいたします~(^^)


 ひとまずは来年のこの時期に「祝!5周年」の挨拶記事を書くのが大きな目標となっております。今後とも皆様あっての当ブログですので、どうぞ今まで通りにご贔屓によろしくお願いいたします~(^^)



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CDが届いたよ(^^)

2009年04月23日 | Weblog~雑記
 
 月曜日の昼、九州から一通のメールが届きました。仲良しの「月子」さんからです。
 内容は、なんとぼくの敬愛するベーシスト、金澤英明さんがサード・アルバムをリリースしたよ、というお知らせでした。それは初耳だ!その日の仕事が終わるまでの長かったこと!家へ着くなり、矢も盾もたまらず、忽ちAmazonのページを開いてみます。そこからクリック、クリック、クリックの連続でたちまちアルバムをゲットォォォ!


 そして何の気なしに広告を見ると、あの上原ひろみ嬢が新アルバムを発売、とあるじゃないですか! メンバーはスタンリー・クラーク(b)に、レニー・ホワイト(drs)という豪華ラインナップです(クレジットは『スタンリー・クラーク・トリオ』)。そこから再びクリック、クリック、クリックの連続でたちまちアルバムをゲットォォォ!


 そのノドから手が出るほど欲しいCD、昨夕無事にメール便にて我が家に到着いたしました~
 早速梱包を解いて、2枚のCDのジャケットを眺めます。あ~、早く聴きたいな~
 でもガマン!平日の慌しい夜にジックリジャズなんか聴けません。家へ帰って、PC開けて、そうこうするうちに晩ご飯、お風呂、歯磨きなどなど、気がつけば9時10時を回っていることもしばしばなのです。
 だから金曜日に帰って、「明日は休み~」という安心感の元にのんびりじっくり堪能したいと思っております。


 新品のCDって、封を切るまでが楽しいんですよね~ その楽しさ・待ち遠しさを明日一日じっくり味わって(まるでMですね・・・汗)、帰宅するや否や食事と入浴をとっとと済ませて、冷たい飲み物でも側に置いてじっくりたっぷり聴くつもりです。


 ちなみに金澤さんのアルバムはコントラバス2本とピアノの変則的トリオ、上原ひろみ嬢はオーソドックスなピアノ・トリオです。どちらもムチャムチャ楽しみです~
 曲名を見ると、金澤盤はおそらく大半がオリジナルです。どのような金澤ワールドが広がるのか今からとてもワクワクしてます。ひろみ嬢はわりとストレート・アヘットなジャズ作品らしくスタンダードの「いつか王子様が」とかマイルスの「ソーラー」、エリントンの曲、スタンリー・クラークの曲、ひろみ嬢のオリジナルなど、プログレ系ジャズ主体だったひろみ嬢がストレートなジャズにシフトしているようです。2枚とも食指がそそられます!


 でも明日の晩までおあずけ(^^)。そして明日の夜はシャワーのように音の洪水を頭から浴びる予定なのです。きっと楽しくて心が開放されて、ミュージシャンの真髄に触れることのできる、幸せな時間が訪れるはずです~
 ゆえにCDの感想は金曜日以降、ということで。。。


 知らせてくれた月子さん、どうもありがとう~



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平和な日曜日

2009年04月12日 | Weblog~雑記

 
 朝目覚めると、予報通り今日も快晴。
 暖かだけれど、どことなくひんやりした朝の空気を吸いながら新聞を取り出します。
 スポーツ欄に目を通すと、わがタイガースはまたもや敗戦・・・。そうそう、昨夜は1対4になったところで中継を観るのをやめたんだった。
 金本アニキは絶好調だけれど、そのほかの選手にさっぱり元気がない。もちろん精一杯やっているんだろうけど。。。アニキひとりにオンブに抱っこの状態では、この先が思いやられるなぁ。なかなか若手が育ってこない現状に問題があるのは目に見えている。


 なんてことを考えながらパンとコーヒーで朝食を済ませました。
 せっかくのいい天気、今日は何をしよう。といっても、ここ2週間ほどは年度末・年度始めで何かとバタバタしていたから、家でゆっくりしていたいのが本音です。パソコンの電源を入れて、とりあえずのBGMを何にしようか考えます。
 最近、mukunohigeさんのブログで、アンディ・サマーズ(ポリス)のサイン会に行って一緒に写真を撮ってもらったことが記事になってたんですが、それに刺激されてポリスを聴いてみたくなりました。そこで取り出したのが「The Very Best Of Sting & The Police」です。


     


 ギター、ベース&ヴォーカル、ドラムスの3ピース編成ですが、なかなかに練り込まれた、といってもキツキツに作り込まれたわけではなくて、音と音の間に余裕が見られるような、オトナの雰囲気のするロックです。「メッセージ・イン・ア・ボトル」とか「マジック」みたいなアップ・テンポの曲もありますが、それさえゆとりを感じます。ただガムシャラなだけなんじゃないんですよね。
 後期アニマルズのギタリスト、アンディ・サマーズに、英国プログレッシヴ・ロックのカーヴド・エアのドラマーだったスチュアート・コープランドのいわば歴戦のツワモノが手を組んでいるからこその余裕もあるんでしょうか。
 やや高めの声質で表情豊かに歌ってみせるスティングのヴォーカルはもちろん、エッジの効いたギター、バック・ビートが感じられるグルーヴィーなドラム、シンプルながら存在感のあるベースがきれいに溶け合ってますね。


 そうそう、買ってあったDVD「ワンス・アンド・フォーエヴァー」も観なくては。これはベトナム戦争序盤のイア・ドラン渓谷の戦いをメル・ギブソン主演で描いたものです。原作者の一人、ハル・ムーアは、主人公として実際にこの戦闘に従事していました。もう一人の作者ジョー・ギャロウェイはUPIのジャーナリストとしてこの戦いに参加しました。


     


 迫力ある戦闘シーンからは戦争の恐ろしさが充分伝わってきます。ムーア中佐とベトナム軍のアン中佐の知力を尽くした指揮ぶりもみどころのひとつでしょう。しかし、ベトナム側の視線も取り上げられていたり、家で愛する者の帰りを待ちわびる家族の姿などもふんだんに盛り込まれていて、単なるアメリカの勧善懲悪的な戦争映画とは一線を画しています。
 これは原作を読んだんですが、いわゆる戦場での英雄的な働きを描いているのではなく、想像を絶する激烈な戦闘の中におかれた兵士たちの恐怖がありありと描かれていました。いわば人間ドラマともいえるシリアスな社会派作品でしたよ。


 それから聴いたのが、オアシスです。
 今までリリースされた全アルバムから、シングル曲やお気に入り曲をセレクトした、自己編集ベスト・アルバム(MD)なんです。
 ダークでノリの良いギター・サウンドと、ジョン・レノンを彷彿とさせながらもどこかパンクっぽいヤンチャなヴォーカルがカッコいいなあ。時折り聴こえてくるオルガンやメロトロンがなかなか良いアクセントになってますね。


 そして今日もう一枚じっくり聴いたのは、チック・コリア(ピアノ)とゲイリー・バートン(ヴィブラフォン)のデュオ・アルバム「クリスタル・サイエンス」です。


     


 文字通りクリスタルな響きのするサウンドはどこか涼しげです。しかしながら両者のインタープレイは熱気をはらんでいて、ふたりだけで演奏しているとは思えない音の厚みを感じさせてくれます。チックとゲイリーがしのぎを削る、というよりは、ふたりがしっかりと手を組んで、同じ方向へ進んでいこうとしているような気がします。


 机の上にはまだ封を切っていないCDがあります。ウェイン・ショーターの「スーパー・ノヴァ」、マイルス・デイヴィスの「パンゲア」、ジョー・ヘンダーソンの「ページ・ワン」、の3枚です。今夜からはこれらをじっくり聴いてみたいと思います。こういうささやかな楽しみが自分を待っているというのは気持ちの良いものですよね。


 結局今日の日中はパソコンとCDとDVDで過ごしてしまいました。昼寝も少ししたし、何もなかったけれど平和な日曜日でした。(^^)



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初恋の人からの手紙

2009年03月21日 | Weblog~雑記
 
記事の更新が滞っている最中に初恋の人からMINAGIさんへお手紙が届きました。

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MINAGI、ひさしぶり。
もうミニスカートを見ると「けしからん」と言うクセは治りましたか?毎日のように怒っていたMINAGIをなつかしく思います。

MINAGIに私が「何かドキドキしないのよね。最初からだけど」と冷たく言ってお別れすることになったあの日から、もう31年が経ったのですね。月日が流れるのは早いものです。

お手紙を書いたのは、とくに用事があるわけではないんです。ただふと思い出して懐かしかったので、思いつくままに手紙に書こうと思いました。ふふ。驚いたかな?

今振り返って考えてみると、あのころの私ってMINAGIに迷惑かけてばかりでしたよね。でも、いつもツンツンしてる私にMINAGIは「おまえの純粋さは分かっているから」なんて言ってくれて、少し引いたけど、なんだか心温まったのを覚えています。当時クラスメイトと浮気していた私はフクザツな気持ちではあったけれど、そんな風に言ってくれる人はいなかったから。

あのときMINAGIにとって初恋の相手が私かな?私にとっては8人目の彼氏だったかと思います。あ、そうそう、MINAGIは最初からキスが濃厚で少し気持ち悪かったなぁ(苦笑)。でも何かの雑誌で読んでキスの練習してきたって言うから、黙っているしかなかったんですけどね、私。

MINAGIは付き合った当初から思いやりに溢れていて、「一生おれについてきてもいいよ。女はおまえ一人でいいから」と言ってくれましたね。何様かと思いましたが、すごく嬉しくもありました。その後、結局何人にそのセリフを言ったんですか?それからのこと知りたいです。

総括するなら、MINAGIと付き合えたことは、とても感謝しています。特にMINAGIとの恋愛から学べた重要なことは、あまり人に期待しすぎてはいけないということでした。一人で生きられるようになることの大事さを教えてもらえたと思っています。ありがとう。

いろいろ書きましたが、私はMINAGIが大好きでした。これからもMINAGIらしさを大切に、あと当時本気でやっていたパントマイムの練習は続けて(笑)、いつか幸せになってください。

またいつか会いましょう。では。

P.S. MINAGIが誕生日にくれた下着、そろそろ捨てていいですか?


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これ、今ネットでちょっとしたブームになっているそうです。
ブログ友のカルロスさんのところで見つけて、おもしろそうなのでやってみました。

興味のある方はこちらから


しかし、ミニスカートを見ると「ヨシヨシ」とは思っても、「けしからん」などとは決して思わないワタクシなのですが・・・(汗)

そして「キスが農耕、いや濃厚」・・・。むむむ、それは時と場合によるのでは・・・(^^;) 最初から濃厚だったっけ。。。

パントマイムは、たしかに少し練習したことがあるよ(^^;) ちょっとしたネタになるかと思って・・・。今では「壁、壁」というのと、「歯磨き」、それに「階段の昇り下り」くらいしかできませんが。

しかし数十年前にプレゼントした下着を未だに持っていたとは・・・。なんて倹約家の女性なんでしょう(笑)


ちなみに今夜のBGMはハービー・ハンコックの「テイキン・オフ」、ホレス・パーランの「アス・スリー」、山中千尋の「ブラヴォーグ」などなどです。最近聴くのはジャズの方が多いかなぁ。



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謹賀新年

2009年01月01日 | Weblog~雑記
 
明けましておめでとうございます

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

          2009年 1月1日



年越し、そして新年最初に聴いたアーティストはマイルス・デイヴィスでした~
「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」「フォア&モア」あたりから「ビッチェズ・ブリュー」の頃までのものを中心に聴きふけっております。
今年は丑年ということもあって、振り返る牛のジャケットでお馴染みの、ピンク・フロイドの「原子心母」もステレオの脇で待機しておりまする(^^)


     


最近の記事の更新頻度は一頃に比べるとそう高くはありませんが、いろんな音楽との良い出会いを求めて、今年も変わらずたくさんCDを聴いてゆきたいと思っています。
このブログを覗いてくださる多くの方々、今年もどうぞよろしくお付き合い下さいませ。


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「命を削るピアニスト」の死

2008年12月06日 | Weblog~雑記
 
 12月4日の朝、一通のメールが届きました。
 『容態が急変し、今朝、夫が亡くなりました』
 亡くなったのは、ぼくが敬愛してやまないポピュラー・ピアニスト、有末佳弘さん(写真)。まだ50歳の若さでした。
 昨夜は兵庫県加古川市までお別れに行ってまいりました。


 有末さんは腎不全のため週3度の人工透析を受ける一級身体障害者です。また心臓が悪かったほか、緑内障による強度の弱視のため、目の前のものもボンヤリとしか見えませんでした。
 彼のすごいところは、そんな体でありながら「命を削るような」思いをして、聴く者の心に響き渡るピアノを弾き続けようとしたことです。


 有末さんとぼくとの出会いは1999年の12月です。ぼくの心のボスだった故・津田清さんが、「MINAGI、お前加古川の有末のところへ行け」と言って下さったのがそのきっかけでした。当時、音楽的に煮詰まって落ち込んでいたぼくを、愛弟子の有末さんに紹介して下さったわけです。有末さんはひところは関西ジャズ界のホープとして活躍されていたピアニストです。
 初めて彼のピアノの音を聴いた時、背筋に電気が走ったのを今でもありありと思い出します。上手いとか下手とかいう次元を通り越した、心に突き刺さってくるような、一風変わった、それでいて生々しい美しさに満ちた音でした。


 有末さんから教わったことはたくさんあります。
 「いつも『今夜が最後のステージだ』と思って演奏している」
 「命がけで音を出さなあかん」
 そしてこのブログの副題でもある「音楽はまさに人生そのものや」etc・・・
 ぼくは有末さんに、
 「有末さんの音は『鶴の恩返し』ですね」と言ったことがあります。つまり、鶴が自分の羽をむしって美しい織物を織り上げたように、有末さんも自分自身を切り刻み、削って音を出している、と思えたのです。すると有末さんは
 「それが分かってくれる人と一緒に演りたいんや」と言ってくれました。


 またその頃のぼくは、自分自身の音に自信が持てなくて、道が見えなくて、つまずいたり落ち込んだりしていたのですが、そんなぼくの音を聴いて、「完全に一段上の領域に行ってますよ」「今まで共演したベーシストの中で一番心地よい」「東京に行ってもMINAGI君なら食っていける」と励ましてくれたことも今となっては懐かしい思い出です。有末さんは、彼の生徒さん達にも「MINAGI君クラスのベーシストに伴奏してもらえるのを有難いことだと思え」と言ってくださっていたそうです。いや、ぼくのベースの技術の自慢をする気はないんです。まるで暗闇の中にひとり置いておかれていたような状態だったぼくの音をプロの耳で客観的に評価し、励まし、元気づけてくれた、ということを言いたいんです。


 ぼくのベースというのは、一言で言って「変わっている」そうです。ベースというのはコード進行やグルーヴ感、リズムなどを提示し、バンドサウンドの基礎となってある意味自分を抑えて冷静に音を出さねばならないのですが、ぼくの場合、音楽の美しさやカッコよさにすぐ反応してしまい、「自分自身」をあからさまに出してしまうところがあります。それを「オリジナリティーの塊」だとか、「MINAGI君のベースは、時にはピアノに聴こえ、また時にはホーンや打楽器にも聴こえる。独特の音をしている」と評価してくれたのも有末さんです。


 そんな有末さんのピアノの音こそ独特の音を奏でていました。だれの影響も受けていない、本当に独自に編み出した音楽、透明感のある美しい音色、激流のような躍動感に満ちたフレーズの数々・・・。ぼくは最初は有末さんの体のことを知らなかったのですが、目や心臓や腎臓などのハンディのほか、いろんなコンプレックスをピアノを武器に乗り越えてゆくさまは、ぼくを音楽的なだけでなく、人間的にも大きく魅了してゆきました。


 有末さんにとって津田清さんが永遠のボスであったと同じく、ぼくにとって有末さんは永遠のボスであり、かけがえのないピアニストです。そして有末さんと共演できたことはぼくの誇りでもあります。
 2000年から6年間ほどはほとんど「有末佳弘のベーシスト」として起用していただきました。ここ3年ほどはぼくも体調を崩してしまったことが原因で、少し遠ざかっていたことが今になって大きく悔やまれます。


 有末さん夫妻にはとてもお世話になりました。ぼくがその恩を返すことのないまま有末さんは旅立ってしまわれました。素晴らしいミュージシャン有末佳弘を失った喪失感や哀しみはぼくの心を占めています。
 有末さんの素晴らしさ、ぼくがどれだけ感謝しているか、などを書きたかったのですが、今日はうまく文章がまとまりません。なんだか散漫で冗長、そのくせ思っていることの百分の一も書けていないような気がします。でもぼくは、こんな駄ブログの片隅にでも有末佳弘という素晴らしいミュージシャンのことを書きとどめておきたいのです。



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