昨日、寝る前に読む本を物色していたら、北日本魚類大図鑑 普及版(1995年初版、1997年普及版発刊)が目にとまった。しばらく、本棚の肥やしになっていたが、買った時は凄く嬉しかったのを思い出した。
この本の初版は1995年。外見は何処から見ても百科事典で、ハードカバーにケース付きという、何とも贅沢な作りであった。値段は忘れたが、メチャクチャ高くて買えなかった記憶がある。そして2年後にソフトカバーの普及版が発刊されて、本屋で見つけてた時は大喜びして即購入した。
本を手に取ると、ドンコ・クサウオ・ガンジ(フサギンポ)の事を思い出し、早速調べてみた。
エゾイソアイナメ(ドンコ)
【利用】北海道では食用にしないが、冬季は美味で干物や鍋物にされる。
エゾクサウオ
【利用】ほとんど利用されない。
フサギンポ(ガンジ)
【利用】食用にしない。
と記載されており、ドンコは”北海道では”って限定してますが、”食用にしない。”って言い切ってます!ただ、ガンジは食おうと思えば食えるんですね(笑)
しかし、エゾクサウオは”利用されない”って言っているので、食うこと以外にも利用方法が無いって事なんでしょう。一安心です(笑)
しかし、何ですかね~。14年前は”食用にしない”って言っているドンコは、今は北海道の釣り人には市民権を得ようとしているんですよ。これは誰でもパソコンで直ぐに情報が得られる情報化社会の副産物なのですかね?それとも、釣れる魚が少なくなってきたせいですかね?
たしかに、14年前なんて家にパソコンなんて無かったし、携帯も持ってなかったな。今ではキーボードを叩けば天気や波の具合まで判っちゃうし、ネットサーフィンすれば、今どこで何が釣れているか大体判っちゃう時代になった。
なんだか波と天気に翻弄されて、アッチにチョロチョロ、コッチにウロウロ。結局岩場では竿を出せず、港でチカを釣っていた頃の記憶が蘇ってきた(笑)14年前なんて、ついこの間のように感じるのですが?これって、ジジーになった証拠なんでしょうか?
ま、ドンコですらたった14年で市民権を得ちゃうんですから、このような魚類図鑑が20年後くらいに発刊さたら、クサウオもガンジも”美味”とか表現されちゃうんでしょうか(爆)
これからは、何でも好き嫌いしなで、釣った魚は有り難くいただく時代が来るんでしょう。
しかし、ドンコもクサウオもガンジも、”マイウ~”なんて時代が来ようとも、3歳から太平洋の海で鍛えられたヨシゾーには、何時までたっても外道に代わりは有りません。
”三つ子の魂百まで。”
って言いますから(爆)
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