「襟裳岬」と言う歌は、ヨシゾーがまだ小学生低学年の頃に作詞 岡本おさみ、作曲 吉田拓郎いうフォークコンビが作った作品で、森進一が歌ってヒットした曲である。
この歌は、厳しい冬の寒さを歌った曲で、”何も無い春”という歌詞が印象深く、襟裳岬の厳しい自然を全国に印象付けた歌だったのだ!
しかし、今年は9月になったと言うのに異常なほどの猛暑。この異常気象は例外なく”厳しい寒さの襟裳”にも影響を与え、襟裳の海がまるで海水浴が出来るのでは無いかと言うほど暖かかったのだ。
〔平成22年9月10日 23:00~〕
現在、米の収穫時期を迎え24時間操業と大忙しのアフロ作治くん。9月は休み無しという状況にも関わらず、日中勤務と夜間勤務の僅かな時間に襟裳に行くと騒ぎ出した。
ヨシゾーも来週大会なのと、ここ最近魚らしい魚を釣って無いので快諾!
こうして、季節の変わり目で風邪を引き、喉が痛く鼻水を垂らしているいバカと、勤務の隙間を縫って寝ないで仕事をしようとしているアホの二人組みは襟裳に向けて出発したのであった!
〔平成22年9月11日 3:00~〕
かなり順調に車を進め、予定より早く釣り場に到着。この日は逆潮で朝方に150cm近い潮位となり、どう考えても岩場の先端を目指した釣りは不可能。なので、海面より高い場所でクレーン釣りが可能なオンコノ沢か宝浜を様子見。
しかし、どうしたことか宝浜付近だけ濃霧。真っ暗なのにヘッドランプの光が周辺に届かず、状況が把握できないので超お気楽釣行が可能なオンコノ沢でクレーン釣りをすることに。
旧道の上から7:00まで竿を出すもヨシゾーは当り無し、アフロ作治はハゴトコ1匹のみ。全く魚の気配が感じられないのでアフロ作治はふて寝しています。
ヨシゾーも寝ていたら、左右の手の甲に7~8箇所、顔に2箇所も蚊に食われました(涙)
おまけに、ジャンバーなど必要ないくらい暖かく、長袖シャツだけで汗かいてまいした。
とても9月の襟裳の気温ではありません。
で、そろそろ潮も引いてきた頃だろうと移動を決意。
〔平成22年9月11日 8:00~〕
このクソ暑さに完全にウサギを諦めたヨシゾーはタカノハ狙いに的を絞ります。そして、ヨシゾー的にはタカノハの実績が高い岬トンネルへ!
おまけに、普段は波が高く竿が出せない西側の砂浜がいい感じ!
奥に小さく見えるのはウサギ狙いのアフロ作治。ヨシゾーは岩礁帯と砂浜の境に三脚をセットし、二兎を追いました(笑)
すると、竿を出して2~3回餌交換したら遂に今回初の当り!
ファーストヒットです!
何とかギリギリキープサイズのタカノハちゃんがカツオをがぷり咥えてあがってきたのです。
”よっしゃ~!”
めちゃくちゃ気合が入るもその後がなかなか続きません。
投げる場所もあちらこちら変えたり、竿1本だけ持って岩の上から根際を攻めますが、やはりこの暑さで魚影が薄い。
そのうち潮が引きはじめ、少し沖に岩が見え隠れするようになったので、ゴロネット1本針の遠投仕様で、この岩の横に仕掛けをぶち込むと!
”ドッカ~ン!”
ジージスⅡ35号が三脚の上で大暴れ!
すかさず竿に飛びつき、沖から何度も海草に絡まりながら波打ち際まで抵抗して上がってきたのはなんと、メスのウサギちゃんではありませんか?
少しスレンダーな感じですが、なんとかウサギさんらしいウサギさんもゲット!
これが、タカノハだったらもっと嬉しかったんですが、それよりこの暑い海の沿岸にウサギちゃんが居ることが判っただけでも収穫でした!
〔平成22年9月11日 10:00~〕
アフロ作治の夜勤を考えるとそろそろタイムリミット。
ま、かなり眠くて死にそうだったのと、前半戦の当り無しで一時はボーズを覚悟した割には、タカノハ1枚とウサギが釣れたので大満足です。
そして、もう一人のアフロ作治はと言うと、しっかり丸まる太った45cmほどのオスウサギを足元から1本抜きあげ、溝狙いで35cmほどのウサギちゃんを1本を釣ってました。
〔平成22年9月11日 ~15:00〕
何とか無事帰宅。なんか?行く前より風が悪化してます。
鼻水・鼻づまり・喉の痛み・・・・・・・。
おまけに、体中が痛い・・・・・・・・・。
なんか、魚の割りには代償が大きかったような・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
でも、このクソ暑いのに少ないけど魚が居ることが判っただけでも収穫でした!
さ、今日は一日中寝てよう(笑)
「体が・・・・・・・。」
今日は死んでます(^ー゜)