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大入りのゲネ

2015-11-03 22:38:52 | お芝居演劇
 僕にとって県立伊丹高校3年目のコンクール。同じ年に入学してきた1年生が3年生になり引退し、OBOGとして後輩を見守る立場になるぐらいの時間が経った。顧問の引退はまた別な時間軸で刻まれるわけだが、それぐらいの時間が経つとゲネがどう変わるものなのかのレポート。
 赴任1年目のゲネは寂しかった。「先輩に連絡していっぱい意見もらって良くするんだよ」って教えたところ、ぽかんとしたリアクション。言われるままに連絡を取ったのだが、観客はたったお一人様。客席も準備してたのになんか寂しいよねって1年目の『素晴らしい世界。』 2年目には3人の先輩と僕が呼んだ伊丹西のOBなんてイレギュラーなメンバーを交え7人のお客様。ま、これで前年比7倍だからずいぶん成長したなんて言ってた『春の向こうがわ』 そして今年。誰が来てくれるのか直前まで分からなかったのだけど、フタを開けてみると合計18人ものお客さんが来てくれた『アネモネ』 県立伊丹高演劇部の成長を直接数値化しているようでとてもありがたい出来事だった。
 ゲネって出来るだけ公演日通りに行うのがお約束。照明機材は無いけれど、役者は公演日通りに気合いが入ってないといけないし、緊張してないといけないのだ。そのための観客、そのためのゲネ。舞台監督まのの、「稽古日数公演日まで2日、ゲネまで1日です」ってカウントダウンがみんなに緊張感を与えてくれた。
 ランタイムはずいぶん心配した割りにいい感じの55分台。終わってからお客様全員からひと言ずつ応援メッセージをもらった。僕が全体を見渡したマクロなダメに集中する間、個々の先輩は自分の気付けるミクロなダメを後輩に直接伝えていた。舞監のシゲから位置決めの段取りの作り方をまのに。音響のキャンディーからフェーダーで舞台を支える技をチャラに、おじょは演技の広げ方を役者たちに。僕のイメージするチームにまた、一歩近づいたと感じた瞬間。
 お芝居を観ればまだまだもの足りない部分も多いのだが、急速に立ち上がっていく追い風の中、チームは音を立ててその形を変えつつあるのも事実。間に合うのかなぁ~なんて、ここは暢気に見守ることに決めた。
 稽古日数あと1日、公演日まで2日です。
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