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HELPの日

2019-05-12 21:24:59 | お芝居演劇
朝イチから何人かのOBOGにメール。
 「おはようございます。緊急募集します。演出のちゅらが倒れました。稽古場に穴が開いてみんなでカバーしてるのですが、さすがに残りの現役も辛そうです。」僕から過去に県高で演出を担当したことのあるメンバーに緊急募集。応援に来られる人、稽古場までHELPにお越しくださいって要請です。

 少ない部員でカツカツ回している都合上、誰かが休めばそのバックアップを、他の誰かが自分の仕事を放置してやらねばならぬ羽目になる。「死ぬな休むな怪我するな、役者に代打無し」ってのは演出も含めてマジなのです。果たして何人のOBOGがバックアップを申し出てくれるか、半信半疑だったわけですが、ここからが凄かった。真っ先にリアクションをくれたのがタマゴ。予定満載で行かれへんねんけど、ウチからも何人かに情報回しといたってお返事。僕がメールをBBCで送ったもので、誰にメールを送ったか、タマゴは知らないはずなのだけど、ほぼ僕の送り先と一緒という奇跡。適材適所は共通認識。

 稽古開始は9:00。現役集めて今日もちゅらはダメかもしれんって話と、ひょっとしたら先輩が応援に来てくれるかもってミーティング。自分らで回す覚悟で始めていると、「遊びに来たよぉ~ん」って68回生のななみん登場。ゆるさが素敵な作・演エリート。現役とも初顔合わせに近いのに、代理鶴演出に寄り添う形でサポート開始。さすが。他にも昼前には千本ノック演出で有名な71回生コスモ。昼過ぎて69回生照明担当きゅーちゃんと、70回生作・演担当ちゃっぷが登場。稽古場は1日なんとかもったのでした。お陰で潤色作業もあと一息のp27まで完成。構成も固まってなんとか走り抜けられそうです。

 残った課題はちゅらの完全復帰。それは奴と僕らの仕事。いい舞台やりたいんでしょ? それだけが僕らの共通言語。いいお芝居をするために僕らは集うわけで、だから演劇部なわけで。見知らぬ先輩と後輩でも1日で寄り添える。これ、すなわちお芝居の力。「後輩、可愛かった」ってななみんの言葉は、けっしてウソじゃないと思うんだ。県高転勤7年目の歴史を、ちょっとだけ心強く感じられたHELPの日。
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