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中川保子さん追悼コンサート

2012-04-14 21:46:01 | Gon's_Diary
 ピッコロ演劇学校時代から音楽劇を一緒にやってきた中川保子さんが亡くなってはや一年。こんにゃく座の座付き作曲家だった林光(はやしひかる)という作曲家に惚れ込んで、東京から関西に林光を輸入していた彼女。僕も役者という立場で、言葉を大切に歌える林光の音楽達がけっこう好きになった。今日はそんな中川さんの追悼コンサート。
 一瞬のいまを ~中川保子追悼コンサート~である。
 前の晩遅くまでプロジェクターで開演から終演まで打ち続けるスライドネタを直し。大阪駅でヘルプをお願いした神ちゃんと待ち合わせ。保子さんの生い立ちを紹介するセリフを聞いてもらいながらフェニックスホールへ向かう。バスの中で覚え直したばかりなのに2度つっかっかる。まだ使えないなぁ。それでも美人と並んで歩くのは楽しい。
 劇場入りしたら最後自分のことはいっさい後回し。マリンバが来る。照明の仕込みがある。音楽稽古や総勢60名の出演者が入れ替わり立ち替わり登退場する。ピアニストだけでも7人いる、戎さんが「セロテープなぁい?」ってワガママ言う。絵本や曲名を書いたスライドのキッカケが曲によって微妙に違うなどなど。舞台監督っていうかステージマネージャーというか、そんなお仕事。ホント神ちゃん頼んでてよかった。一人じゃ出来まへん。出入りだけのキッカケ稽古があったコンサートは初めてかな。それでも皆さん協力してくれたので和やかに進む。あっというまに開場、開演。
 始まってすぐ劇場事務所のチーフに呼ばれる。「パンフレット残部から計算して、まだ座れるはずなのにどこにも空き席がありません。出演者の方で勝手に客席に座っている方がいるんじゃありませんか?」見ると前売りを買ったお客さんが3人、ロビーで困った顔している。客席に行くと当日ピアニストの寺嶋陸也さんが座っているの発見。お客さん入れますからって出てもらう。すんません。あと2人。でもどこにも空き無し。出演者でもある南港合唱団のブロックに3席空きがあるからと無理矢理座ってもらう。これでいよいよ空き席は1席。
 原因は前売り券を買った人の何%が来られるかという数字の読み違い。普通90%も来られたら上出来なところ、今回については98%の人が来られたそうでKPP(客ぱんぱん)状態になっていたのですね。ま、楽屋もぱんぱんなので似たようなもの。個人的には男ばかりで歌った、波動砲のように大迫力の『石ころの歌』がツボ。賑やかな追悼コンサートになりました。
 幸いにしてそれ以上遅刻のお客さんはあらわれず、カーテンコールのバナナン軍進軍歌は客席からも加わり総勢70~80人の大合唱。涙ぐんでいるお客さんもちらほらで、良いコンサートになりました。ね。
 終わってからふと気付いたことなんですが、最終的に余った席、覚えてます? そう1席ですよね。中川さん、座ってたんじゃないかなって。そうならホント、ジャスト満席のミラクルコンサート。あ、林光さんの席、有りませんでしたね。すいません。

 リンク 茶木さんのHP?へもどうぞ。
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