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モンテ・ヘルマン監督『ヘルブレイン 血塗られた頭脳』

2022-09-01 13:26:35 | 日記
 モンテ・ヘルマン監督の1989年のビデオ作品『ヘルブレイン 血塗られた頭脳』をDVDで観ました。
 サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「今日はクリスマス・イヴ。盲目の若い超能力者ローラ・アンダーソンは病院でニューベリー博士の実験に参加している。脳波を図った状態で見た悪夢について博士に報告する。ローラには見えないが、ガラスの向こうの隣の部屋では、頭皮と頭蓋骨のないむき出しの脳に透明なヘルメットをかぶせたリッキー・コールドウェルが昏睡状態にあった。
 ニューベリー博士はローラをリッキーに「接触」させようとし、ローラは悪夢の中でリッキーの不幸な過去を体験していた。ローラ自身も両親が死んだ飛行機事故で彼女一人が生き延びた罪悪感や他の人と違い超能力者であるという悩みを抱えていて、他人に攻撃的になる傾向がある。
 兄クリス、彼の新しい恋人で客室乗務員のジェリーと共にクリスマスを過ごすために、祖母のオレンジ農園があるパイルーに向かうその日もジェリーに意地悪する。
 一方、リッキーの部屋にサンタクロースの扮装の男が忍び込み、患者が昏睡状態なのをいいことに酒を飲み始めるが、突然目覚めたリッキーはサンタクロースから渡されたプレゼントの箱の赤い色に触発され、サンタクロースを惨殺する。両親をサンタクロースに惨殺されたリッキーは、赤色に反応して殺人を繰り返すのだった。
 病院の受付の女性も殺し、リッキーは病院の外へ出る。ヒッチハイクで停めた車のドライバーやガソリンスタンドの男を殺しながら、彼に「接触」したローラと同じ目的地パイルーを目指して進み、ローラたちより先にローラの祖母の家に着いた。
 おばあちゃんは不幸な障害者の客を家に招き入れるが、クリスマスプレゼントの赤い包装にリッキーは反応してしまう。ローラたちが到着すると家には誰もいない。ローラは胸騒ぎをおぼえる。
 コノリー警部補が病院の殺人事件の捜査にあたる。6年前にサンタクロース殺しの犯人であるリッキーの頭が撃たれて半分吹っ飛んでいるのを見ている彼は、リッキーは死んでいるものと思っていたが、ニューベリー博士は脳が手術によって再生されたこと、博士がローラの超能力を使ってリッキーの記憶を取り戻させようとしていたことを説明する。
 病院の監視ビデオにはリッキーの「ローラ」というつぶやきが記録されていた。ローラがクリスマスを過ごすと博士に言っていたパイルーに博士と警部補は自動車で向かう。
 おばあちゃんは家の周囲にもいない。そしてクリスの自動車が勝手に動かされ横転されて見つかる。電話線も切られていた。ローラは自分が悪夢の中でその記憶を追体験した少年の仕業だと確信する。
 そのとき、ドアを突き破った腕がジェリーの首をしめ、クリスがナイフで腕を刺して助ける。3人は外に逃げるが、リッキーは木の上からクリスに飛びかかり、ジェリーとローラはクリスを置いて家に戻るしかなかった。
 リッキーをその場で殺すこともありうると言うコノリー警部補が小便のために自動車を降りると、リッキーを生かしたいニューベリー博士は警部補を置き去りにしてローラの祖母の農園に行く。残された警部補もリッキーによって惨殺され、リッキーに近づいて握手しようとするニューベリー博士もリッキーに体を刺されてしまった。
 ローラはジェリーに意地悪していたことを謝るが、2階のベッドの下にあるという銃を捜しにいったジェリーはベッドの下に腕を伸ばすと、その腕を取られて、ベッドの下に引きずりこまれてしまう。動かないジェリーの死体に2階のベッドで触れたローラは地下室に逃れるが、ローラに聞こえてくるのは、あなたの不思議な力を恐れずに人々のために使いなさいというおばちゃんの声。ローラは気配のする方に歩むが、そこにはおばあちゃんの死体が吊るされていた。
 とうとうリッキーがローラに近づくが、死んだと思われていたクリスが入ってきてリッキーを銃で撃つ。吹っ飛ばされたリッキーだったが、それでもまた起き上がり、銃を奪ってそれでクリスの首を圧迫して気絶させる。そして最後に、ローラに止めをさそうと迫るリッキーの胸に、ローラが手にする折れた棒が突き刺さった。
 コノリー警部補が農園に着き、ニューベリー博士が息を引き取るのを確認し、家の外でローラを保護する。救急車は瀕死の重傷者だったジェリーを運び出した。最後に警部補の車の中からローラは警部補に「メリークリスマス」と呼びかけると、正装したリッキーのイメージが闇に浮かび上がり「ハッピーニューイヤー」と観客に語りかけるのだった」。

 ハラハラドキドキの1時間30分でした。


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