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原一男監督『水俣曼荼羅』

2022-03-27 20:12:00 | ノンジャンル
 原一男監督・共同製作・共同撮影の2020年作品『水俣曼荼羅』を「あつぎのえいがかんkiki」で観ました。6時間12分という長編のドキュメンタリーです。

 映画のチラシから文章を転載すると、
「『ゆきゆきて、神軍』の原一男が20年もの歳月をかけ作り上げた、372分の叙事詩『水俣曼荼羅』がついに、公開される。
世界的ドキュメンタリスト・原一男が最新作で描いて見せたのは、あの水俣だった。
日本四大公害病のひとつ、水俣病。
いまもなおこの場所には、病が濃い陰を落としている。
不自由なからだのまま大人になった胎児性、あるいは小児性の患者さんたち。
末梢神経ではなく脳に病因がある、そう証明しようとする大学病院の医師。
病をめぐって様々な感情が交錯する。
国と県を相手取っての患者への補償を求める裁判は、いまなお係争中だ。
そして、終わりの見えない裁判闘争と平行して、何人もの患者さんが亡くなっていく。
しかし同時に、患者さんとその家族が暮らす水俣は、喜び・笑いに溢れた世界でもある。
豊かな海の恵みをもたらす水俣湾を中心に、幾重もの人生・物語がスクリーンの上を流れていく。
そんな水俣の日々の営みを原は20年間、じっと記録してきた。
「水俣を忘れてはいけない」という想いで、━━壮大かつ長大なロマン『水俣曼荼羅』、原一男のあらたな代表作が生まれた。」

 フレデリック・ワイズマンの作品と同じく、カメラはほとんど動くことなく、ほとんどが室内劇なのですが、たまに室外を映すショットが息苦しさから解放される映画でした。休憩を2回含む6時間の映画でしたが、あっという間の6時間でした。