ゴトウヒラタの戯言

RICOH CX6で撮影。十字架の島、上五島の蟲。

赤波江教会

2006年02月07日 22時46分46秒 | 教会、天主堂

 弾圧時代、旧若松町のキリシタンは、あまりの非道さに耐えかねて神道祭に改宗した者が多かった。

 旧有川町のキリシタンは、一旦は仏教や神道祭に改宗したが、禁教令の高札が外されるや否やドミンゴ森松次郎らの活躍の甲斐もあって皆がカトリックに帰依した。

 旧上五島町(旧旧青方村と旧旧浜ノ浦村)のキリシタンは、いわば上五島の大岡越前的な人物のお陰で拷問の被害にあわなかったと云い伝えられている。(キリシタンに関する書類・文献・証拠全て燃やしてしまったと言い伝えられているが、上郷地区の青砂ヶ浦と冷水はフライング気味に明治5年にキリシタンである事を表明してしまった為、多少痛い目にあっている。)

 しかし、北魚目では他宗教に改宗したという話を聞いたことが無いから不思議に思っていた。
 北魚目では大水を除く各集落に、長崎へ赴き学問・神学を修め洗礼を早々と受けて来た人達が伝道師として心のより所になっていたようである。


 赤波江(あかばえ)教会

 明治元年頃は赤波江はたった8戸の集落だった。
 

 赤波江キタが神学を学び洗礼を受けて地元に帰って来た時は、まだ17才のうら若き乙女。

 
 放って置けば、外海に今も尚残る隠れキリシタンのようにいつまでも隠れていたであろうと云われている大水の民が、カトリックに帰依できたたのは彼女のお陰である。


 
 明治17年(1884)創立
 現在の教会は昭和47年に完成した比較的新しいお御堂だが、僕が幼かった頃の雰囲気とはどこか違うなと思っていたら、玄関脇にあった窓がコンクリートで塗りつぶされている。
 改修工事が頻繁に行われているようだ。

 
 ・・・・・・・。

 

 

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新上五島町(長崎県)の教会

         赤波江教会
         
      
                
   
      
         
          
          
         
         鯛ノ浦天主堂
   
   


 廃墟になった教会

             
   



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